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2/24【NOAH】丸藤復帰戦で桜庭と火花、望月とタッグV1戦へ弾み “魔流不死"にも言及

『PRO WRESTLING NOAH 20th ANNIVERSARY NOAH the CHRONICLE vol.1』愛知・名古屋国際会議場(2020年2月24日)
○望月成晃&丸藤正道&田中稔vs桜庭和志&NOSAWA論外&大原はじめ×

 約1ヵ月ぶりに復帰した丸藤が初対決となった桜庭と火花。パートナーの望月が快勝して、GHCタッグ王座防衛戦に弾みをつけると、丸藤の化身とおぼしき“魔流不死"について言及し、正体は自分の兄だと告白した。

右ヒザの関節遊離体摘出手術のために約1ヵ月間欠場していた丸藤が復帰。望月と保持するGHCタッグ王座の防衛戦がDRAGON GATEの3・5後楽園に控えており(挑戦者は吉田隆司&ディアマンテ)、それを見据えての一戦となったが、桜庭との初遭遇が実現した。

 丸藤と桜庭は先発で激突。スピーディなグラウンド戦を繰り広げる。桜庭はあえて丸藤の右ヒザに狙いを定めた。関節技を狙われた丸藤は即座にロープエスケープしたものの、桜庭はローキックで容赦なく追い討ちした。一旦は控えに回ったものの、再び2人は対峙。丸藤はお返しとばかりに逆水平を振り抜く。さすがの桜庭も苦もん。2人はコブラツイストでせめぎ合うと、丸藤は隙を突いて不知火の構えに。しかし、桜庭はヒザ十字固め、そして足4の字固めに捕獲して再びヒザを狙い撃ちにして、丸藤を苦しめた。

 接戦を制したのは丸藤のパートナーである望月だった。大原を横向きでコーナーに固定すると、そこに一角蹴り(脇腹への串刺しニー)を一閃。丸藤もドンピシャのタイミングで、同時にエプロンから虎王を突き刺して合体攻撃がさく裂する。大原もムイビエンを何度も仕掛けて粘りを見せたものの、望月は真・最強ハイキック(右ハイキック)、ランニングミドルキックで畳みかけ、最後はツイスターで3カウントを奪取した。

 試合が決した際も桜庭とチョップ合戦を繰り広げていた丸藤。この顔合わせの続きも気になるところだが、何はともあれ、復帰戦を勝利で飾り、GHCタッグ防衛戦に弾みをつけた。

 気になるのはヒザの回復具合だが、「手術する前より全然いいね。自分的に。本当に試合中に気にしながら試合してたんで。それをしなくていいっていうのは非常にいいし」と丸藤は断言。それどころか、「ヒザを手術して、ちょっと金属も入れてきたんで、俺のヒザはさらに…」と虎王の破壊力が増したことを示唆した。試合では一角蹴りとの同時弾が炸裂したが、望月は「あれはたぶん間違いないと思うんでね。ただ、ちょっと今度の相手はデカいんでね。あそこにセットするまでが大変かもしれないですけど。ヒザが決まれば、一撃KOだと思うんで」と手応えを感じた様子だった。

 3・8横浜文体には丸藤の化身とおぼしき“魔流不死"が初降臨し、グレート・ムタと合体する。丸藤はこの化身についても言及。「今日、控え室に来てたんだよ。今日、カブキさんが来てるでしょ? アドバイスをもらってたね」と明かした。対戦相手には望月も名を連ねているだけに、「僕は丸藤選手じゃないと思っているんで。そうなると、防衛戦が3日前なんで、絆とか、そういう問題が出てくるんで」とパートナーは不安顔だったが、丸藤は「これはリアルな話なんですけど、丸藤家って実は男4兄弟なんですよ。もう1人いたんだよ。お母さんとお父さんにこの間、言われたんだよ。あなたにはもう1人、実は…って。弟じゃなくて、お兄ちゃんが。それがあいつらしいよ」とあくまで別人だと強調していた。

【試合後の丸藤&望月】
▼望月「あれ、田中さんは?」

▼丸藤「田中さんは…」

▼望月「商売に行かれました?(笑) 休憩だから。まあでもね、ダブルヘッダーでね」

▼丸藤「さすがの動きですよ」

▼望月「一番に出てくれて、元気でしたね。まあ、今日、DRAGON GATEは神戸でやってますけど、3月5日の後楽園でGHCタッグも決まったんで、丸藤選手の復帰戦に駆けつけたというところでね。今日も僕的にはもうちょい桜庭さんと絡みたかったですけど、今日は桜庭さんと丸藤選手の…初対決ですか?」

▼丸藤「初対決ですね」

▼望月「そういうのもあり、復帰もありなんで。まあ、最後勝てたんで。丸藤さんのアシストで」

▼丸藤「やっぱりね、今日みたいに俺が1、モッチーさんが9で…俺が1だと、こういう良い結果が生まれるんで。ドラゲーさんでもタイトルマッチが……」

▼望月「でもね、ちゃんと次の防衛戦では最後は丸藤正道が勝つところをうちのファンに見せたい! 不知火を見せたい! ね? わからないけども、そういう風に持っていけるように頑張りたいと思いますんで、よろしくお願いします」

――動いてみて、ヒザの具合はどうだった?

▼丸藤「見ての通りに…ダメか? どうだった?」

――そこまで影響は感じなかったが

▼望月「でも、自分で言っちゃったからね」

▼丸藤「聞かれたからそうなっちゃって」

▼望月「ある意味、どっちか分からなかったけど」

▼丸藤「手術する前より全然いいね。自分的に。本当に試合中に気にしながら試合してたんで。それをしなくていいっていうのは非常にいいし。ヒザを手術して、ちょっと金属も入れてきたんで、俺のヒザはさらに…」

▼望月「これで虎王はやばいですね。一角蹴りとのダブル。あれはたぶん間違いないと思うんでね。ただ、ちょっと今度の相手はデカいんでね。あそこにセットするまでが大変かもしれないですけど。ヒザが決まれば、一撃KOだと思うんで。頑張りたいと思います」

――ノアの横浜文体では、丸藤選手の別の顔なのか、知り合いなのかわからないが、魔流不死という魔界の住人が降臨するが

▼丸藤「今日、控え室に来てたんだよ。今日、カブキさんが来てるでしょ? アドバイスをもらってたね」

▼望月「対戦相手なんだけど、どういうあれが…」

▼丸藤「言っておきます。モッチーさんには…」

▼望月「僕は丸藤選手じゃないと思っているんで。そうなると、防衛戦が3日前なんで、絆とか、そういう問題が出てくるんで。たぶん大丈夫だと思うんですけどね」

▼丸藤「別だと思います。あのね、これはリアルな話なんですけど、丸藤家って実は男4兄弟なんですよ。もう1人いたんだよ。お母さんとお父さんにこの間、言われたんだよ。あなたにはもう1人、実は…って。弟じゃなくて、お兄ちゃんが。それがあいつらしいよ。ま、そういうこっちゃ!」

【試合後の桜庭&論外】
▼桜庭「痛え!」

▼論外「久しぶりに熱くなったんじゃないですか、丸ちゃんと」

▼桜庭「ちょっと場外で『ウーロンハイどっち飲めるか勝負しない?』っていう」

▼論外「そっちっすか?(笑)」

▼桜庭「だから、『ウーロンハイどっち飲めるか勝負だ!』ってチョップ合戦したら痛かった…。マジ痛かった。クソ、もっと足狙いたかった」

▼論外「面白いですね、次。2人で望月&丸藤とぜひ近いうちに試合を組んで、またぜひ」

▼桜庭「次はもっと足を狙う」

▼論外「何ならタッグ挑戦してもいいんだぞ。タッグ挑戦だ」

――丸藤選手と肌を合わせてみてどうだった?

▼桜庭「いやもう、痛い。痛い。痛いだけ」

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