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3/4【全日本】北斗が優勝後のベルト挑戦希望、2ヵ月ぶり復帰・亮生「優勝で序列ひっくり返す」 『第5回あすなろ杯争奪リーグ戦』会見

 『第5回あすなろ杯争奪リーグ戦』へ向けた会見が4日、神奈川・横浜市の全日本道場で行われ、出場する大森北斗、青柳亮生、田村男児、ライジングHAYATOが出席。他の3人との「圧倒的な差」を強調した北斗が優勝後のベルト挑戦を見据えれば、2ヵ月ぶりの復帰戦となる亮生は「過去の戦績とかをみると圧倒的に僕が劣ってるので、ここで優勝することによってひっくり返せる」と序列逆転を誓った。

 この3月、若手の登竜門「あすなろ杯」が2000年以来20年ぶりに復活する。出場するのは北斗、亮生、田村の同期3人に、愛媛プロレスから参戦中のHAYATOを加えた4人。総当たり戦で栄冠を争い、3・23後楽園大会で優勝者が決まる。

 優勝候補に目されるのは同期の中で一歩リードした感のある北斗。昨年はジュニアタッグリーグ戦出場を果たし、デビュー1周年を迎えた11月には地元・北海道で試練の三番勝負(相手は大森隆男、岩本煌史、ヨシタツ)も経験。最近はメインイベントに出場する機会も増えてきて、2年目となる今年の躍進を予感させる。

 会見中は同列に見てくれるなと言わんばかりに終始、不機嫌そうな表情をみせた。「一歩リードというんですけど、自分的にはもう全然1億個ぐらい前にいってるつもり」と豪語する北斗にとってあすなろ杯優勝は既定路線。「まだまだ人からは一歩先にぐらいしか思われてないんで、この大会を通して圧倒的な差っていうのを証明して、あっさり終わらせたい」と宣言した。

 「新人賞だったり、プロレス界全体から一番の若手って認められること」が北斗が掲げる2020年の目標。そのためにも注視が集まるあすなろ杯は格好の舞台だ。「自分は生意気かもしれないですけど、もちろんベルトに挑戦したいというのがある」と優勝後の青写真をぶち上げた北斗は、「デビューしてから3年、4年で初挑戦。そんなの絶対待っていられない」とタイトル戦線への早期参入を見据えた。

 「左手第二第四中手骨骨折」により1月から欠場していた亮生は今大会が2ヵ月ぶりの復帰戦となる。気になる左腕の状態も万全を強調し、「何とかケガの前の状態まで今は戻せてきてるので、あと1週間ちょっと、もっと自分を高めて、ケガした前よりもパワーアップした状態で今回挑めると思う」と復調の手応えもある。北斗、田村との同期対決はこれまで分が悪かったものの、「ここで優勝することによってひっくり返せるなというふうに思ってます」と復帰早々の勲章獲りで序列を逆転させる構えをみせた。

 田村も今大会を飛躍のきっかけとするつもりだ。2・11後楽園大会で引退前の中西学と対戦する機会に恵まれ、「どんどん暴れるじゃないですけど、そういうレスラーがいいのかなって」と自身が目指す方向性が見つかりつつある。だからこそ今は野人ダンスを披露するなど模索している最中。もしかしたら今大会中に開眼することになるかもしれない。「もし優勝して、この次のレベルにいけると思うんで。次のレベルにいったらどんどん目立っていける」とステップアップを見据えた田村は「全員ぶっ潰す気持ちでこのリーグ戦を戦っていきたいと思います。負けるつもりないんで、勝つつもりできてるんで、絶対優勝したいと思います」と誓った。

 愛媛プロレスのHAYATOは3月で3ヵ月間の全日本留学を終える。この2ヵ月、これといった結果を残せないまま。最後の最後で目指していた勲章獲りのチャンスが巡ってきて「これはもう自分のために与えられたチャンス」と燃えている。「自分は全日本参戦してから期間も短いですし、メジャーの3選手にもしかしたらパワーでも劣るかもしれない、スピードでも劣るかもしれない。けれども簡単には倒れないぞというのをみせたい」との意地を口にしたが、それも「このメジャー団体のリングで若手のリーグ戦で自分が優勝するってことは地方のローカルインディー、そのローカルインディーもちゃんと努力すればメジャー団体に通じるんだってことが証明できるんじゃないか」との思いから。あすなろ杯の勲章を手にするためにも、参戦以来、決めることができていない必殺技しまなみドライバーで勝利を積み重ねる構えをみせた。


☆『第5回 あすなろ杯争奪リーグ戦』

[出場選手]
大森北斗
青柳亮生
田村男児
ライジングHAYATO

[公式戦日程]
▼3/14(土)新木場
北斗vs田村
亮生vsHAYATO

▼3/15(日)千葉
北斗vs亮生

▼3/18(水)名古屋
田村vsHAYATO

▼3/23(月)後楽園
北斗vsHAYATO
亮生vs田村

[試合形式及び、得点方法]
▼全4名参加のリーグ戦を3.14新木場大会〜3.23後楽園大会の4大会にてリーグ戦6試合を行う
▼2人以上が同点の場合は、優勝決定戦を行う
▼公式リーグ戦は全て、PWFルールによる20分1本勝負
▼優勝決定戦は時間無制限1本勝負で行う
▼勝ち2点、負け0点、時間切れ引き分け1点、両者反則・両者リングアウト・無効試合は0点

【会見の模様】
▼亮生「3月14日の新木場にてあすなろ杯20年ぶりということで、まず僕が復帰戦にもなりまして、初戦から勝利を収めて、復帰もあすなろ杯も素晴らしいものにしたいなというふうに思っています」

▼北斗「全然、自分はあんまり20年ぶりとか全然ホントどうでもよくて、普通に優勝して、優勝したら何があるのかっていうのが一番気になってるんで。あすなろ杯自体はそんな熱い思いとか今んとこないですね」

▼田村「全員ぶっ潰す気持ちでこのリーグ戦を戦っていきたいと思います。負けるつもりないんで、勝つつもりできてるんで、絶対優勝したいと思います」

▼HAYATO「自分が全日本のリングで勲章がほしいと言ってた。自分のいる短い3ヵ月の間で20年ぶりのあすなろ杯開催。これはもう自分のために与えられたチャンスぐらいに自分は思っていまして。なので初戦もしっかり獲って、そのまま順調に優勝まで持っていけたらと思います」

――亮生選手は復帰戦になるが腕に不安は?

▼亮生「もう一切ないです。全力できていただきたいですし、僕も全力でいきます」

――北斗選手はこの中で一歩リードしている感があるが、優勝するのは当たり前という感覚?

▼北斗「そうですね。今おっしゃられたと思うんですけど、一歩リードというんですけど、自分的にはもう全然1億個ぐらい前にいってるつもりでいたんですけど。こうして記者会見とかで記者たちから一歩リードといわれるたびに思うのが、まだ伝わってないな、この差がというので。この大会を通して、その圧倒的な差を伝えられればなというのはありますね」

――優勝の先に見据えているものは?

▼亮生「過去の戦績とかをみると圧倒的に僕が劣ってるので、ここで優勝することによってひっくり返せるなというふうに思ってます」

▼北斗「見据えてるものはあすなろ杯とか関係なく、やっぱり自分がプロレス界で一番の若手であることを証明する1年にしたいと言ってたので。ホントいい機会だとは思うんですけどね。見据えてるものはもちろん新人賞だったり、プロレス界全体から一番の若手って認められることだと今年は思ってるんで」

▼田村「もし優勝して、この次のレベルにいけると思うんで。次のレベルにいったらどんどん目立っていけると思うんで、どんどん目立っていけるようにしていきたいです」

▼HAYATO「このメジャー団体のリングで若手のリーグ戦で自分が優勝するってことは地方のローカルインディー、そのローカルインディーもちゃんと努力すればメジャー団体に通じるんだってことが証明できるんじゃないかと自分は思ってます」

――2・11後楽園で中西選手と対戦して以来、野人ダンスをみせているが、中西選手との対戦で得るものがあった?

▼田村「中西さんと対戦して、やってみて感じたものというか、こういう選手に。どんどん暴れるじゃないですけど、そういうレスラーがいいのかなって。それから野人ダンスを使うようになりましたね」

――北斗選手は二人との差を強調しているが?

▼亮生「そうですね。何連敗もしてるので、こういった目立つ場所で一気にひっくり返せれば、青柳亮生の方が上だと証明できるのではないかと思っています」

▼田村「負けるためにやってるわけじゃないんで、勝つために練習とかもしてるんで。絶対今回のリーグ戦全員勝って優勝したいです」

――注目されるリーグ戦で一番アピールしたいのは?

▼亮生「そうですね。僕の味というか、やっぱりパワーとかでは分が悪いんで、スピードだったり、そういうのを活かして戦っていきたいと思ってます」

▼北斗「自分はアピールというより、さっきも言ったんですけど、まだまだ人からは一歩先にぐらいしか思われてないんで、この大会を通して圧倒的な差っていうのを証明して、あっさり終わらせたいと思います」

▼田村「自分は不器用なんでガツガツいって、どんどんパワーというか力でねじ伏せる感じでいきたいです」

▼HAYATO「自分は全日本参戦してから期間も短いですし、メジャーの3選手にもしかしたらパワーでも劣るかもしれない、スピードでも劣るかもしれない。けれども簡単には倒れないぞというのをみせたいと思います」

――優勝して全日本に望みたいことがあれば?

▼北斗「自分は生意気かもしれないですけど、もちろんベルトに挑戦したいというのがあるんで。やっぱりこういう機会じゃないと何言ってもあんまり注目されないと思うんですけど、これがいい機会なんで。デビューしてから3年、4年で初挑戦。そんなの絶対待っていられないんで。いい機会なんで、ここで一言、優勝したら俺にベルト挑戦させろと言いますね」

▼亮生「僕はまずはあすなろ杯優勝っていうのを目標にしているので、そこを獲れれば自ずと次の目標というか自分の欲が出てくると思うので、まずは優勝を目指してやっていきたいと思います」

▼田村「僕もやっぱり優勝しかないと思ってるので、とりあえず優勝することを目標にこれからやっていきます」

▼HAYATO「自分がもし優勝できたら、ローカルインディーや他の地方の団体にも少し皆さんに目を向けてほしいなというのがありますね」

――優勝するためにカギを握るポイントは?

▼亮生「そうですね。とにかく欠場して今だいぶ衰えてしまってる部分というのがあったんですけど、何とかケガの前の状態まで今は戻せてきてるので、あと1週間ちょっと、もっと自分を高めて、ケガした前よりもパワーアップした状態で今回挑めると思うので」

▼北斗「キーポイントというか、普通にやれば絶対僕が優勝なんですよ。もう圧倒的に。ただ一つ、僕が優勝できないパターンは何だろうって考えた時に、最終戦が後楽園でライジングとやるんですけど、その前日の諏訪大会で秋山さんとのシングルがあるんで。そこでダメージを負いすぎてしまって、最後やらかさないかなというのが心配なぐらいですね。他は何も問題ないですね」

▼田村「あすなろ杯に向けて結構練習してきたんで、体重とかも増えて、パワーでやる部分と、時にはちょっとズル賢いというか、頭使ってやる部分も、今それに向けて考えています」

▼HAYATO「自分のキーポイントは二つあると思います。一つは全日本に参戦させてもらってから一回も出せていない自分の必殺技しまなみドライバー。愛媛、地元の名前を付けた技、これを出したら絶対自分は勝てると踏んでます。もう一つのキーポイントはその技を出せるまで何をもらっても絶対倒れない強い気持ちを持つこと。それが一番大事だと思います」

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