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3/9【NOAH】3・29後楽園へGHC王者・潮崎が会見 新型コロナに「屈さず、立ち上がる姿リングでみせる」

 GHCヘビー級王者・潮崎豪が9日、3・29後楽園大会にスライドされた藤田和之との初防衛戦に向けて都内で会見。新型コロナウイルスの影響が色濃いなか、プロレスラーとして、王者として「屈さず、立ち上がる姿みせる」と決意をにじませた。

 当初は8日の横浜文化体育館大会のメインで藤田を迎え撃つ予定だったが、新型コロナの影響により大会自体が中止に。王座戦は3・29後楽園大会でスライド開催されることになった。

 この日都内で会見した潮崎は調印書にサイン。(※藤田は後日サイン予定) まずは「新型コロナウイルスの影響で大会自体が中止になってしまって、楽しみにしてくださっていた皆さんには、自分が言うのもおかしいかもしれませんが、申し訳ないなという気持ちがあります」と王者として謝罪したものの「でも、29日の後楽園大会では、横浜文化体育館大会の無念を晴らすような試合を、GHCの闘いを見せたいと思っています」と、“最強の外敵"相手にむしろモチベーションを高めた。

 代わりに3・29後楽園大会は“全試合GHC戦"(全4試合)というノア史上初の興行となる。「その試みを行う会社に対して誇りに思いますし、ノアが掲げるこの誇り高いGHCのベルトをしっかり防衛して、その“GHC戦しかない大会"を締めたい」と話した潮崎は、「(他のGHC戦と)比べられるものもあると思いますけど、自分の試合はその中でもシンプルで一番分かりやすいんじゃないですか? 『ノアを守るのは俺だ』と。I am NOAH!と言ってますんで、それを見せることができる大会だとも思ってます」と意気込んだ。

 新型コロナの影響で2・24名古屋大会を最後に興行開催を見合わせているノアだが、現状では3・21前橋大会から再開予定。あらゆる不安感が社会を覆うなかで「自分もプロレスに出会った頃、プロレスラーがリング上で何度でも立ち上がる姿に勇気づけられましたし、だからこそプロレスラーになりたいと思いました。今、日本じゅう、世界じゅうが新型コロナウイルスにさらされていますけど、コロナウイルスには負けない、屈しないような気持ちっていうものを見せていきたい。立ち上がって、屈しない姿をリング上で俺は見せていきたいと思っています」と、プロレスラーとして、そしてGHC王者としてのメッセージを、試合を通じて発信していく決意をにじませた。

 会見における潮崎のコメントは以下の通り。

【会見の模様】
※調印書にサイン後、意気込みを問われ

▼潮崎「本来なら、きのう(8日)横浜文化体育館で、藤田和之とこのGHCのベルトを懸けてタイトルマッチをやる予定だったんですけど、新型コロナウイルスの影響で大会自体が中止になってしまって、楽しみにしてくださっていた皆さんには、自分が言うのもおかしいかもしれませんが、申し訳ないなという気持ちがあります。でも、29日の後楽園大会では、横浜文化体育館大会の無念を晴らすような試合を、GHCの闘いを見せたいと思っています」

――そこへ向けて調整してきたGHC戦が延期となったことでモチベーションに変化は?

▼潮崎「モチベーションとしては、下げれないし、上げていくしかないと思ってます」

――横浜文化体育館も建て替え前最後のノアの大会だったが、そこで試合ができなかったことに残念な気持ちはある?

▼潮崎「そうですね、それはもちろん。だから、そこで試合を観たいという方もたくさんいらっしゃったと思いますし、自分も残念で仕方ない。だから、こういう状況だからこそ、しっかりGHCのベルトを防衛して、これから先の明るいものを見せていきたいです」

――3・29後楽園は“4大GHC戦のみ"という史上初の興行となるが?

▼潮崎「その試みを行う会社に対して誇りに思いますし、ノアが掲げるこの誇り高いGHCのベルトをしっかり防衛して、その“GHC戦しかない大会"を締めたいと思います」

――GHC戦しかないと、タイトルマッチ同士の内容的な争い…という側面もより強まるかもしれない

▼潮崎「そうですね。比べられるものもあると思いますけど、自分の試合はその中でもシンプルで一番分かりやすいんじゃないですか? 『ノアを守るのは俺だ』と。I am NOAH!と言ってますんで、それを見せることができる大会だとも思ってます」

――休んでいる時間も長いが、その期間中に藤田戦へのイメージに変化はあった?

▼潮崎「前哨戦で何度か当たりましたけど、自分の気持ちは変わらないですし、ただただ退かずに前へ前へと出て、潮崎豪らしい試合をお見せしたいです」

――特に秘策を考えたり、新しいことをやろうという思いはなく、150%ぐらいの自分を出すと?

▼潮崎「そうですね。タイトルマッチ、いつも“今まで以上"を見せたいという気持ちは持ってますけど、最強の外敵だと藤田和之を思ってますんで、藤田和之を凌駕するように潮崎豪というものをぶつけていくだけです」

――新型コロナの影響で不安感もあるが、チャンピオンとしてどう振る舞っていきたい?

▼潮崎「自分もプロレスに出会った頃、プロレスラーがリング上で何度でも立ち上がる姿に勇気づけられましたし、だからこそプロレスラーになりたいと思いました。今、日本じゅう、世界じゅうが新型コロナウイルスにさらされていますけど、コロナウイルスには負けない、屈しないような気持ちっていうものを見せていきたい。立ち上がって、屈しない姿をリング上で俺は見せていきたいと思っています」

――相棒の中嶋勝彦もWRESTLE-1タイトルマッチを控えているが、エールを交換した?

▼潮崎「勝さんのベルトに関しては俺があれこれ言うことはないし、勝さんは勝さんでノビノビとタイトルマッチをやってくれれば良いと思ってます。ただただ中嶋勝彦というものを広げてきていただければ、と思ってます」

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