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3/21【NOAH】ノアが1ヶ月ぶり興行再開 王者・潮崎が“感謝"のメイン締め、藤田戦へも「抗体できてる」

『NOAH the SPIRIT 2020』群馬・YAMADAグリーンドーム前橋 サブイベントエリア(2020年3月21日)
○潮崎豪&中嶋勝彦&谷口周平vs拳王&マサ北宮&稲村愛輝×

 新型コロナウイルスの影響で大会開催を自粛していたノアが、この日の前橋大会から約1ヶ月ぶりに興行を再開。メインで熱戦を展開したGHCヘビー級王者・潮崎が、感謝のマイクで締めくくった。

 ビッグマッチの3・8横浜文化体育館大会も中止のやむなきに至るなど、2・24名古屋大会以来、大会開催を見合わせていたノア。この日の前橋大会から、約1ヶ月(26日)ぶりに興行を再開した。

 マスク着用が強く奨励され、入場時には消毒液の塗布が義務付けられた。会場は地下だったが、換気に配慮して7ヶ所の扉が開放された状態で開催されたものの、大会開始前には再開を待ちわびた熱心なファンから手拍子が起こった。

 メインでは王者・潮崎が躍動。拳王ら『金剛』勢と熱戦を展開し、最後は貫禄の豪腕ラリアットで稲村を仕留めてメインを締めくくってみせた。

 政府がイベント開催について引き続き「慎重な対応」を求めるなかでの興行再開。団体側にも、観客側にも“リスク"が伴う状況は変わっていないが、熱闘を称える温かい拍手を受けた潮崎は、「皆さん、ありがとう! 日本が、そして世界が大変な時にね、こうやって皆さんが集まってくれたこと。俺たちのパワーになります! ホントに感謝してます!」と、あらゆる意味での感謝を噛みしめるようにマイクで語りかけた。

 3・29後楽園大会では藤田和之を迎え撃つ。「3・29、最強の外敵・藤田和之を倒して、このベルトを守って、またここに帰ってきますんで、その時まで皆さん、手洗い、うがいをしっかりして、また元気にお会いしましょう!」と締めくくった潮崎。バックステージでは「そこまで前哨戦で当たれる機会は無かったけど、藤田和之に対してシミュレーションはできてる。“抗体"もできてる。負けねえよ。打ち負けねえ」と言い切り、「こうやって俺たちがプロレスを開催して、集まってきてくれる人たちが一人でもいる。それだけでもうれしいし、それだけでも俺たちの力になるんで。その分、みんなにね『俺たちは負けない、立ち上がる』っていう気持ちを見せていきたい」と誓いを新たにした。

【試合後の潮崎】

――1ヶ月ぶりに興行再開となったが、久々に試合をしてみての感想は?

▼潮崎「こうして“ノア"が無事で、元気で良かった。こうしてたくさん集まってくれて。今日、来たくても断念せざるを得ない人たちもいたと思うけど、みんながこうして元気で集まれる。それが何よりだし、また元気でみんなと会えたら…と思います」

――藤田戦も1週間後に迫ってきたが、シミュレーションは深まってきた?

▼潮崎「そこまで前哨戦で当たれる機会は無かったけど、藤田和之に対してシミュレーションはできてる。“抗体"もできてる。負けねえよ。打ち負けねえ」

――興行開催の是非も含めて、難しい状況ではあるが、王者として改めてどう振る舞っていく?

▼潮崎「不安というのは拭い切ることはできないとは思うし、目に見えない相手でもあるんで。でも、こうやって俺たちがプロレスを開催して、集まってきてくれる人たちが一人でもいる。それだけでもうれしいし、それだけでも俺たちの力になるんで。その分、みんなにね『俺たちは負けない、立ち上がる』っていう気持ちを見せていきたいですね」

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