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4/1【WRESTLE-1】カズ提案で緊急バトル イケメンがサプライズ参戦、征矢優勝で締め

『WRESTLE-1 TOUR 2020 TRANS MAGIC』東京・後楽園ホール(2020年4月1日)
バトルロイヤル決勝 ○征矢学vsエル・リンダマン×

 カズの提案により、バトルロイヤルが急きょ実現。黒潮“イケメン"二郎などOBがサプライズ登場した。最後は征矢がリンダマンを下し、W-1最終興行を締めくくった。

 メインイベント終了後、マイクを持ったカズが出場選手たちをリングに呼び込み、「ここで最後の言葉と言いたいところなんですが…今日、やっぱり肌を合わせていない選手がいるんで、ここでみんなでバトルロイヤルをやりたいなと思ってます」と提案し、急きょバトルロイヤルが行われた。

 武藤は「だいぶ若いヤツらにやられたじゃん。バッテリーが残ってないよ」と出場を辞退し、「代わりに、W-1に関わっていたビッグなゲストが来るからな。カモン」と呼び込むと、元所属の浜亮太、中之上靖文、AKIRAが姿を現す。さらに、「HELLO」が後楽園に鳴り響き、昨年3月にW-1を退団し、海外遠征に向けて12月末を最後に国内での活動に区切りをつけていたイケメンがサプライズ登場。観客のいない場内を入場テーマ曲を目一杯使って走り回る。続いて、OBの大和ヒロシが熱唱しながら姿を現すが、近藤が強引にゴングを鳴らして試合スタートとなった。

 30人を超す選手が集まり、リング上は大混乱。次々に選手が脱落すると、敗退した選手もリングサイドで試合を見守る。CIMAと浜の相撲勝負、欠場中で出場できなかった才木玲佳の乱入、new WILD orderの征矢&AKIRA&羆嵐の共闘、リンダマンとCIMAの同門対決など名珍場面が次々と展開された。

 サプライズ登場となったイケメンも躍動。共闘や裏切りを繰り返して巧みに立ち回り、突然、若い藤村加偉に怒りをぶつけるなどらしさを発揮する。そんなイケメンに手を焼いた他のメンバーはイケメンコールを巻き起こして煽てると、「卒業だ」と両手を使ってゲートを作る。乗せられたイケメンは笑顔でゲートを潜り、そのままトペコンヒーロで場外の脱落した選手たちにダイブし、オーバー・ザ・トップロープで敗退となった。

 その後、リンダマンがインサイドワークを発揮して次々に選手を排除して、リング上に残るのはリンダマン、立花、征矢の3人に。リンダマンと立花は合体。征矢を場外に転落させようと試みる。難しいとみるや、征矢を無視してせめぎ合うと、リンダマンは立花を半ケツ状態にしてから丸め込んで3カウントを手にした。負けじと征矢はワイルドボンバーを乱れ打つも、リンダマンはフランケンシュタイナーで切り返す。が、踏ん張った征矢はパワーボムで黙らせると、最後はワイルドボンバーをぶち込んで、バトルロイヤルを制した。

 第3試合で敗れたリベンジを果たし、W-1の最終試合で勝利した征矢は「今日この大会に参加して選手の皆さん、今一度リングに間隔を空けて上がってください」と武藤をはじめ、選手たちをリングに呼び込む。そして、「このような事態の中、後楽園の方、そしていろいろな関係者の方、我々にW-1の活動最後の興行をやらせていただき、本当にありがとうございました」と感謝の意を表した。そして、「勝ったからには締めさせてもらいます。W-1は潰れるわけじゃない。活動休止っていうことは、W-1の団体自体は生きているんですよね?」と確認したうえで、「っていうことは、4年後、5年後、6年後…何年後かわからないですけど、ここにいるヤツらみんな全員が仲がいいか悪いか、ユニットとかそんなの関係なしに、俺は仲間だと思っています。なので、もう一度W-1が活動する時は、またこのメンバーで、W-1にもともと所属していたメンバー全員で、今度はお客さんがちゃんと見ている目の前で大会を開催させてくれ」と熱望すると、「これからはみんなバラバラになりますけど、みんなの今後の活躍に皆さん応援をどうかよろしくお願いします」と呼びかけた。

 関係者や選手たちから拍手が飛ぶと、カズにマイクを渡そうとするがカズは固辞。そこで、征矢が「ありがとう!」と絶叫してお開きに。出場選手、そして所属選手全員で笑顔で記念撮影し、レスラーたちがW-1マットで紡いできた激闘の歴史は6年9ヵ月で一旦幕を下ろした。

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