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4/6【全日本】秋山&杉浦が無観客興行であすなろ戦士を徹底教育

『What we can do now 「いま全日本プロレスにできること」』東京・新木場1stRING(2020年4月6日)
○杉浦貴&秋山準vs大森北斗&田村男児×

 秋山&杉浦が無観客興行で若い北斗&田村を叩き潰し、徹底教育した。

 全日本史上初となる無観客興行で、チャンピオン・カーニバルに出場予定だったノアのGHCナショナル王者・杉浦が秋山とタッグを結成。北斗&田村のあすなろタッグに胸を貸した。

 昨年の8・11後楽園『青木篤志追悼大会』以来の合体となった秋山と杉浦だったが、若い2人を相手に盤石の試合運びを展開。血気盛んな北斗&田村の攻撃をあえて受け止めたうえで、強烈なエルボーやフロントハイキックでねじ伏せて圧倒し、格の違いを見せつけていく。

 それでもあすなろ戦士たちは奮戦。客席に陣取った先輩レスラーたちの声援を浴びて懸命に反撃を試みる。秋山の拷問コブラを耐え抜いた田村が意地のダイビングショルダーを叩き込めば、あとを受けた北斗はランニングエルボー3連発でなぎ倒し、ミサイルキックを一閃。杉浦にはダブルブレーンバスターをお見舞いすると、田村はしつこく投げ技を狙い、遂にサイドスープレックスで投げ飛ばしてみせた。

 しかし、秋山&杉浦組の牙城は崩せなかった。余力を残す杉浦はキチンシンクで田村を足止めすると、「もっと来い」と鼓舞。胸板のハンマーパンチを仁王立ちで受け止め、カウンターのラリアットを振り抜く。そして、逆エビ固めに持ち込んで一気にギブアップを奪い取った。

 新型コロナウイルス問題の最中で行われた無観客試合という特異なシチュエーションだったが、秋山&杉浦はあえて若い2人を叩き潰し、厳しく教育した。北斗&田村はノーコメントだったが、学ぶことは多かったはず。試合後、秋山は北斗たちについて触れず、「僕らにはプロレスをして、皆さんに元気を与えることしかできません」としながらも、「自分もそうですけども、周りの大切な人にも(ウイルスを)伝染さないように、今はしっかり自分の行動を守ってやってもらいたいと思います」とァンに呼びかけていた。

【試合後の秋山&杉浦】
▼秋山「本当はね、杉浦選手とはたくさんのお客さんの中でやりたかったけども、このコロナウイルスの影響は仕方がないと思います。僕らにはプロレスをして、皆さんに元気を与えることしかできませんけど。自分もそうですけども、周りの大切な人にも伝染さないように、今はしっかり自分の行動を守ってやってもらいたいと思います。今日はどうもありがとうございました」

▼杉浦「ありがとうございました」

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