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4/19【NOAH】ボクサー杉浦、アントニオ杉浦降臨 グローブ着用でロッキー川村と超展開マッチ

『NOAH the SPIRIT 2020』会場非公表(2020年4月19日配信※TVマッチ)
○杉浦貴vsロッキー川村×

 杉浦がロッキー川村相手にボクシンググローブ着用のファイトを展開。伝説の「アントニオ猪木vsモハメド・アリ」を彷彿(ほうふつ)とさせる攻防もはさんだ末に、最後はプロレスならではの“リングアウト"で決着した。

 突じょ実現した杉浦とロッキーの異色一騎打ち。登場から度肝を抜いた?のは杉浦だった。“ボクサー型レスラー"のロッキーに合わせて「ボクシンググローブ装着、ニーパットなし」のボクサースタイルで登場。杉浦軍のNOSAWA論外がフロイド・メイウェザー・ジュニアの“取り巻き"ばりにGHCナショナルベルトを掲げるなか、軽快なシャドーボクシングを刻んでみせた。

 プロレスのレフェリング経験しかない西永レフェリーが戸惑うなか、杉浦もグローブ装着のまま試合開始。プロレスではなく完全に「ボクシングの試合」となったが、MMA出場経験もある杉浦はロッキーと快調に拳を交えていった。

 とはいえ徐々にロッキーが押すと、杉浦は背中を見せてしまう。一度インターバル?を要求した杉浦はグローブを脱ぎ捨てて“プロレスラー"に回帰。それでもロッキーのパンチは止まらず。左ストレートがクリーンヒットしたところでついにダウン、セコンドの論外がタオルを手にしてエプロンに上がる。

 「投げんなよ!」。そう制して自力で立ち上がった杉浦だったが、今度は自ら寝転んでロッキーを挑発。いわゆる“猪木-アリ"状態に突入だ。一瞬にしてアリが憑依?したロッキーも、「カモン、ペリカン!」とアリの名文句を拝借しながら応戦し、コーナーでロープをつかみながらアリキックを避ける名シーンも“再現"された。

 とはいえ、ボクサー杉浦でも、アントニオ杉浦でもなく、本来の“杉浦貴"として杉浦が襲いかかると一方的な展開に。エルボーやニーリフトでロッキーを圧倒した杉浦は、場外戦へと持ち込んでロッキーの手首をテーピングで鉄柵に固定だ。ロッキーもどうにか外してダッシュしたが、焦りに焦ってリングイン寸前で派手に転倒。そのまま無残な姿のまま、無情の場外カウント20が数えられ、最後はプロレスならではのリングアウトで決着がついた。

 マイクを持った杉浦は「おい、ひとこと言わせてくれ。エイドリア〜ン!」と相手のお株を奪いながら絶叫。最終的には“ロッキー杉浦"として勝どきを上げた形となった。

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