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4/21【NOAH】「俺が拳王に直訴した」「やり甲斐しかない」 金剛新加入・征矢学インタビュー

 19日配信のTVマッチで『金剛』入りを果たした征矢学。活動休止したWRESTLE-1からノアに新天地を求めた形となったが、なぜ初参戦のノア、しかも接点皆無の『金剛』だったのか。金剛入りの経緯や、ノアや金剛に抱く思い、そして目指すべき場所とは。愉快なワイルドの面影もすっかり消え去った“金剛6人目の男"に話を聞いた――。
 

【征矢学インタビュー】

――金剛としてノア登場を果たしたが、ノアを主戦場とする決断と解釈していい?

▼征矢「そうとらえてもらって構わない」

――決断に至るまでには葛藤もあった?

▼征矢「今までのプロレス人生を否定するつもりはない。ただ、ノアに上がること自体、この前のTVマッチが初めてだった。何より金剛に魅力を感じた、ということ。メンバーのギラギラした目、闘争心。そして信念を改めて強く感じた。衝撃だった」

――ノアを外から見ていて金剛に惹かれていた?

▼征矢「うん。WRESTLE-1の活動休止前から注目していて。数あるプロレス団体のユニットの中でも、特に金剛に魅力を感じて、『ここなら新たな征矢学を輝かせられるんじゃないか』という気持ちが湧き上がった。それで決断した」

――今までのイメージと随分変わった感もあるが、金剛の征矢学として新しく生まれ変わる?

▼征矢「新たなものを生み出したい。一番は拳王がその理由だよ。拳王という男の魅力。闘いに飢えてる男の目。この男と一緒にやっていきたい…って思った。正直、接点や面識も無かったけど、何とかつないでもらって、直訴させてもらった。俺も金剛でやらせてくれ、と」

――実際に先日のTVマッチで金剛として闘ってみての感想は?

▼征矢「自分が入ったことで何かが生み出せる。その期待感を感じたし、やっていて自分自身がイキイキしていく感覚があったな。このご時世、なかなか興行が行えないなかでリングに上がれた喜びも確かにあったけど、何より金剛で闘えた充実感が強かった」

――同じ元WRESTLE-1の吉岡も杉浦軍としてノアに主戦場を移した

▼征矢「同じ釜の飯を食った中かもしれないけど、今は互いに“いちレスラー同士"でしかない。俺は俺の道を行けばいいし、ヤツはヤツの道を行けばいい。とにかく俺は金剛に集中したい」

――これから金剛として、ほとんど触ったことがなかったノアの世界に足を踏み入れることになる

▼征矢「確かに当たったことが無い選手だらけ。だからこそ選んだ部分もあるよ。こと“シングルマッチ"なら、いろんな可能性が広がっている。それにノアは今年20周年なんだろ? 個人的には、幾多のレスラーが創り上げてきたリングを受け継いでいくという強い“意思"を感じるリングだと思う。裏を返せば、それだけ過酷なリング。こっちもそれ相応の覚悟を持たないと。金剛を選んだからには、頂点まで目指していきたい。今はやり甲斐しかないよ」

――なかでもやりあってみたい選手は?

▼征矢「この間の12人タッグマッチ。向こう側にちょうど現GHCヘビー級王者の潮崎豪がいた。やっぱり目が向いたよね。というより、あそこ(GHCヘビー)を求めなきゃ意味がない」

――あえてラリアットの打ち合いを真っ向から仕掛けた

▼征矢「あれは気持ち。頂点を目指してここに来たワケだし、その気持ちを叩き込んだ」

―― 一気にGHCヘビーを狙いにく?

▼征矢「金剛には今ベルトが無い。タッグも含めて広い視野で見たい。この前は初めてのリングで目の前にGHCヘビー級王者の潮崎豪がいた。当然その男が視界に入ってきた、ということでしかない」

――まずは金剛の存在感を増すことにフォーカスして暴れ回る?

▼征矢「そう。とにかく金剛というチームの今後を見てもらいたい。俺が入ったことで変化する金剛を見てくれ。6人体制になった金剛、いろいろ考えてることはある。まぁでも、ここで言っちまったら楽しみが減っちまうからな。その中でまたベルトも視界に入ってくると思う。金剛の今後をしかと目に焼き付けろ!」

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