5/10【NOAH】YO-HEY屈辱…小川&HAYATAがJrタッグ新王者 三軍にらみ合いでノアジュニア新局面
『“NOAH Stay Together" MUTA FANTASIA powered by ABEMA』ノア特設アリーナ(2020年5月10日配信※TVマッチ)
GHCジュニアヘビー級タッグ王座決定戦 ○HAYATA&小川良成vsタダスケ&YO-HEY×
RATEL'Sを裏切って小川と組んだHAYATAが、元相棒のYO-HEYを撃沈し、自ら返上したGHCジュニアタッグ王座を一夜にして奪回。試合後には小峠篤司が結成した新ユニット『FULL THROTTLE(フルスロットル)』も現れて“三軍にらみ合い"の構図に発展し、ノアジュニアが一気に新局面へと移行した。
前夜配信のTVマッチ(サムライTV&DDT UNIVERSE)で行われたGHCジュニアタッグ王座戦で、王者だったHAYATAがYO-HEYを裏切ってSTINGERの小川と結託。その場で王座返上を表明し、怒りのRATEL'SタダスケがYO-HEYと組んでの新王者決定戦を叫んでいた。
そしてこの日のTVマッチ(ABEMA)で即座に「小川&HAYATAvsYO-HEY&タダスケ」による新王者決定戦が実現。怒りのYO-HEY&タダスケが襲いかかって暴走状態の場外乱闘に発展し、早々に両軍リングアウトで大荒れとなった。
再試合のゴングが鳴れば、YO-HEYとタダスケが“裏切り者"のHAYATAを徹底捕獲。タダスケが馬乗りナックルパートの乱れ打ちから額に噛みつけば、YO-HEYも普段の華麗さは鳴りを潜め、荒々しく逆水平やエルボーをぶち込んで“制裁試合"の様相を呈した。
意地で沈まぬHAYATAもYO-HEY相手に巻き返して白熱の展開となったが、好機で狙ったムーンサルトは痛恨の自爆。逆にタダスケのジャンピングラリアット&YO-HEYの顔面Gの合体攻撃が決まるや、YO-HEYがスーパー顔面GでHAYATAを仕留めにかかった。
だが、HAYATAは後方ジャンプ式のシットダウン式パワーボムで切り返す離れ業。すかさず小川がバックドロップで援護するや、HAYATAもトラースキックからの必殺ヘデックを狙う。YO-HEYもネックスプリングで切り抜ける離れ業から丸め込んだが、3カウントは入らない。逆に再びトラースキック合戦で競り勝ったHAYATAが、変型ブラディサンデーからのヘデックで脳天からマットに突き刺し、YO-HEYを葬った。
HAYATAが元相棒に屈辱を上塗り。パートナーを小川に代えて、一夜にして自ら返上したGHCジュニアタッグ王座の奪回に成功したが、試合後にはさらなる新展開が訪れた。
新王者誕生の余韻に浸る間もなく、この日STINGERを脱退した小峠が結成した新ユニット『FULL THROTTLE(フルスロットル)』の面々が登場。YO-HEY組のセコンドに就いていた原田大輔もリングに上がり、「鈴木鼓太郎&小川&HAYATA」「原田&YO-HEY&タダスケ」「小峠&大原はじめ&吉岡世起」の三軍が入り乱れてのにらみ合いに発展した。
とはいえ、気づけば鼓太郎がシングル、小川&HAYATAがタッグとSTINGERがジュニア二冠を独占。一方で原田は『RATEL'S』の消滅を表明しており、あらゆる混とんと急流のなかで、ノアジュニアが一気に新局面へと突入した。
【試合後の小川&HAYATA&鼓太郎】
――王座決定戦を振り返っての感想は?
▼小川「まぁ俺とHAYATAが組んだらベルトは獲れると思ってたんで」
――HAYATAと実際チームを組んでみて?
▼小川「初めてじゃないからね。まぁ最終的にはこういう形になるんだろうなと思って、試合はしてたんで。一番良い形になったんじゃない? 鼓太郎がシングルのベルト持ってるからちょうど良いんじゃない? 俺とHAYATAが組んで」
―― 一気にベルトを3本を獲得したが?
▼小川「そうだね。一人邪魔な人間を追い出すこともできたんで。もともと、いらなかったんで。どこも引き受けてくれないから入れてあげてただけで。小峠に関しては鼓太郎に任せるんで」
――三軍抗争の様相となってきたが?
▼小川「それは観る側が見て取ることだから。(ベルトを持っているHAYATAと鼓太郎を示しながら)“こういうこと"なんで。見た通りなんで。なんの説明もいらないと思うんで」
――鼓太郎選手は小峠に裏切られた形となったが?
▼鼓太郎「自分のチャンスをつかむために動いたんでしょうけど、キッチリ落とし前はつけてもらいます」
――三軍抗争の様相については?
▼鼓太郎「小峠も新しいチーム作ったみたいですけど、あのメンツでジュニアを掻き回せるとは思えないしね。まぁ現にここにベルトは全部あるワケだし。チームとして二冠でしょ? 俺は個人で二冠狙ってたけど、それはそれで良いよね」
――RATEL'Sというか元RATEL'S?の3人は、全員HAYATA選手をボコボコにすると言っていた
▼小川「そりゃそうなるだろうね。そうこなくちゃね。その(ボコボコにする)つもり来たのに、結果、ベルトが2つあるんだこっちに。“そういうこと"だよ。な?」
▼HAYATA「…同じや」
【試合後のYO-HEY&タダスケ】
▼YO-HEY「裏切り者を成敗するはずが返り討ちに遭って、むちゃくちゃダサいヤツが言葉発するのはおかしいかもしれんけどな、今日でひとつ確信に変わったことは、完っ璧にHAYATAは敵や。アイツをボコボコにする。いろんなジュニアの動きがあるかもしれんけど、俺のターゲットはアイツしかおらんから。HAYATAを後悔させるくらい、ボコボコにしてやりますよ」
▼タダスケ「悔しいな…! 自分勝手にやって、自分勝手に獲りやがってよ。悔しいな…でも今日で終わりちゃうぞコラァ! エー!?オラ! 今日で終わりちゃうぞ。今日で始まりやからなアーコラ! 気持ち切り替えていこう!」
【試合後の小峠&大原&吉岡】
▼小峠「面白くなってきたな! 速攻、軍団の抗争に入っていけたから。俺らも自信あるし、このメンバーやったらすぐベルトも奪取できるメンバーやと思ってるから。この勢いでエンジン全開、フルスロットルでジュニアの頂点まで駆け上がるから! 楽しみにしとってや」
▼吉岡「俺はRATEL'Sだろうが、STINGERだろうが、金剛だろうが、誰でもいいんだよ。このリングでのし上がって行ければ。でも今はSTINGERで全ベルトを獲ってるんだろ? ジュニアの。そのベルトを全部! いずれ引っ剥がすつもりでいるから。要チェックしとけ」
▼大原「今、宣戦布告させてもらったから。見ての通り、吉岡は野心全開フルスロットルだし、小峠はエンジン全開フルスロットル、俺も引くに引けないから、ムイビエン全開フルスロットルでジュニアの頂点に行きたいと思います。これからのカード、どう組まれるか分からないけど、俺たちがジュニアの頂点に立つ姿を楽しみにしといてください」
▼小峠「おーし、じゃあ全開で行きましょう! エンジン全開…(※バイクのアクセルをひねる仕草で)フルスロットルや…!」