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5/20【全日本】芦野が「全日本の現象徴」宮原に敬意も初対決へ自信 「超えた先に三冠ベルトが自ずと見えてくる」

 全日本参戦以来3連勝中の芦野祥太郎。5・24TVマッチではエース・宮原健斗との初遭遇が実現する。「WRESTLE-1にいた頃から意識してる選手」という最高男に芦野は「全日本の現象徴」と敬意を払っている。だからこそ「超えたい存在」であり、「超えた先に三冠ベルトが自ずとみえてくるんじゃないかな」とこの初対決を三冠挑戦のきっかけとする構えをみせた。

 4・30TVマッチで全日本初参戦を果たして以来、芦野は3連勝中。5・16TVマッチでジェイク・リー&岩本煌史に2連勝を決めた試合後、宮原に対戦要求し、最高男から「胸を貸してやる」との返答を取りつけた。

 かつてWRESTLE-1でシングル王者に君臨した芦野と、全日本のエース・宮原の初対決が5・24TVマッチで実現することになった。「日本のプロレス界で頭一つ二つ、かなり飛び出てる」宮原の存在感が気になり、W-1時代からひそかに意識してきた。それが4戦目で早くも初遭遇。「全日本の現象徴というか、最前線で引っ張ってる人」と一目を置いている。

 全日本参戦時から最大の目標に掲げているのが三冠ベルト獲りだ。前王者でもある宮原にここで勝利すれば、挑戦の道が開ける可能性は高いが、当の芦野は「しっかりステップアップしていかないと。そんな生易しいもんじゃない。まずは宮原健斗とやって、全日本プロレスのファンの方々を納得させて、それで徐々に徐々に」と慎重姿勢。「踏み台というよりは超えたい存在」と言うように、そこには宮原に対する敬意が見え隠れするが、「最高の男と言ってる、それをひねり潰して、最高の空間にはさせないよというのが一番。俺にとって最高の空間を作りたい」と宮原狩りに自信ありで、「超えた先に三冠ベルトが自ずとみえてくるんじゃないかな」と見据えた。

 「勝ち負けだけじゃないと思ってますけど、今は勝つことで認めさせること、それが一番の近道になる」と考えている芦野は「やるからには絶対に負けない」と言い切った。「ああいう光みたいな存在、太陽みたいな存在は試合してて凄く楽しいんですよね。影が覆い尽くすというのをみせたい」と予告した芦野は宮原との初対決を三冠挑戦へとつなげる戦いとするつもりだ。

【芦野インタビュー】
――芦野選手の対戦要求を宮原選手が受けて立ち、5・24TVマッチで初遭遇が実現することになりましたが?

▼芦野「まぁ多少、強引な方法でしたけど、ああいうふうにしないと、たぶん試合もなかなか組んでもらえないと思うんでね。やっぱせっかくなんで積極的に動いていくと。チラホラまだ早いんじゃないかとか、そういう声も聞こえますけど、いつかは当たりますからね。なるべく早いうちに当たって、どういうものか体感しとかなきゃいけない。あとは俺にとってメリットしかない戦いなんで、そこが一番ですかね」

――参戦前から宮原選手の名前を出していましたが、三冠挑戦にたどりつくための標的になりそうですか?

▼芦野「もちろん前三冠王者で、防衛回数も10回ですか。記録持ってますからね。全日本プロレスに参戦するからには戦わないといけない、避けては通れない選手だと思ってますから」

――宮原健斗を踏み台にすると?

▼芦野「言い方は悪いですけど、踏み台……踏み台って感じじゃないんですよ、自分の中で。そこのニュアンスが難しくて。そこまで…何ていうのかな。踏み台って言葉が一番わかりやすいんですけど、そういう軽いアレじゃなくて、もうちょっと深いというか、いろいろ考えてるところもあるんで。ずっとWRESTLE-1にいた頃から意識してる選手でもあったんで、そういうのを軽々しく言えないというか、そういうのがありますね。全日本の現象徴というか、最前線で引っ張ってる人じゃないですか。だから、その相手をどう料理するかというのがこれからこの全日本プロレスを主戦場にしていくうえでかなり重要になってくると思うんで。そのへんは試合をみてほしいなと思いますね」

――気になっていたということですが、宮原選手のどこが一番引っかかりましたか?

▼芦野「確かに身長とかはそんな化け物クラスじゃないじゃないですか。でも存在感というか、そういうものが日本のプロレス界で頭一つ二つ、かなり飛び出てるなと思っていて。自分の中での課題でもあって、目立つとかリング上で目立ちたいとか、そういう気持ちってあることはあるんですけど、試合になると硬派な感じになっちゃうんで。そこは自分の中での課題かなと。それを試合で吸収しながら超えていくと。踏み台というよりは超えたい存在って感じですね。超えた先に三冠ベルトが自ずとみえてくるんじゃないかなと。まぁ、1試合2試合しただけで、そんな簡単に三冠だってことは言えないと思ってるんで、しっかりステップアップしていかないと。そんな生易しいもんじゃない。まずは宮原健斗とやって、全日本プロレスのファンの方々を納得させて、それで徐々に徐々にじゃないですかね。いきなりは無理ですよ。そんなに甘くないのはわかってるんで。ただ、やるからには絶対に負けないし、リング上で目立つためにはどうしなきゃいけないか作戦を練ってですね」

――全日本参戦以来、3連勝ですが、勢いづいているのを感じますか?

▼芦野「まぁ、そうですね。3連勝。まぁ勝ち負けだけじゃないと思ってますけど、今は勝つことで認めさせること、それが一番の近道になるんで」

――対宮原は勝ち負けだけじゃなく存在感の勝負にもなりそうです。

▼芦野「そうですね。物凄いですからね。全日本プロレスのファンにはもちろん認められてるというか、みんなが大好きな存在なんでね。最高の男と言ってる、それをひねり潰して、最高の空間にはさせないよというのが一番。俺にとって最高の空間を作りたいなと思ってます」

――図式的に宮原選手との戦いは対イケメン選手に似ているかもしれません。

▼芦野「そうですね。見ていて懐かしさは感じますね。ただ、イケメンと違うところは、ちゃんと強い。イケメンはイケメンで捉えきれない存在感が凄いところもあるんで、似てますね。ただプロレスをやってるだけじゃない、ただ試合をしてるだけの人間じゃないんで、あの二人は」

――二人とも絶対的なベビーフェースという点が共通していると思います。

▼芦野「そうですね。やりやすいですね。俺は生まれつきの問題でベビーフェースになれないんで。ああいう光みたいな存在、太陽みたいな存在は試合してて凄く楽しいんですよね。影が覆い尽くすというのをみせたいですね」

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