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5/23【2AW】岡林がタンク熱戦撃破で2AW王座V2 「この団体ごと潰すつもりでいく」

『GRAND SLAM in サムライTV』(2020年5月23日)
2AW無差別級選手権試合 ○岡林裕二vsタンク永井×

 岡林が熱戦の末にタンクを撃破し、2AW無差別級王座2度目の防衛に成功。「この団体ごと潰すつもりでいく」と2AW勢総なめを見据えた。

 3・25後楽園大会で浅川から2AW王座を奪取した岡林は4・28TVマッチで滝澤を退け、初防衛に成功した。外敵王者に待ったをかけるべく、タンクが挑戦を表明。「岡林裕二に勝ってベルトを巻くのは俺」と誓って出陣した。

 気合十分のタンクは手四つによる力比べで渡り合い、タックル合戦に競り勝つなど武骨に正面突破を狙う。リング内外での逆水平合戦で真っ向勝負を展開し、制した岡林がフライングボディプレス、ブレーンバスターで攻勢に出て、アルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げる。タンクがスリーパーで絞め上げて脱出しても逆エビ固めで捕らえた。

 猛攻を耐えたタンクは腰攻めに活路を求める。ワンハンドバックブリーカー、シュミット流バックブリーカーで狙い撃ちし、得意のセントーンも腰めがけて発射。腰にヒザを押し当ててのキャメルクラッチでひねり上げ、耐える岡林をフルネルソン式ワンハンドバックブリーカー、ブレーンバスターで攻め込むと、サンダーファイアーパワーボムを敢行した。

 危険な角度で落下した岡林だったが、何事もなかったかのように立ち上がると、こん身のラリアットを連打。ゴーレムスプラッシュはタンクが両ヒザで迎撃し、リフトアップ式ストマックブロック、スピアーで逆転を狙う。ダイビングセントーンが自爆に終わっても、逆水平合戦で真っ向から火花を散らし、張り手をぶち込んだが、岡林は猛烈な勢いのラリアットを叩き込んで返り討ち。高角度のパワーボムで豪快に叩きつけると、3カウント寸前に返して粘るタンクにゴーレムスプラッシュを発射して勝負を決めた。

 タンクの奮戦によって苦戦を強いられたものの岡林が2AW王座2度目の防衛を果たした。「俺は言うたやろ。この2AWの最強のチャンピオンになるって。タンク、鍛え直してこい、もっと!」とタンクを叱咤激励した岡林は、バックステージで「タンク、なかなか気合入っとった」と評価。一方で「でもそれ以上に俺は今日気合入っとったぞ」と会心の勝利に胸を張った。

 試合後、吉田が立ちはだかり、挑戦を意思表示してきた。「吉田か? 次、お前やな」と迎撃の構えをみせた岡林は「結果は一緒や。タンクと一緒やぞ、お前も。ええかオラ! お前ら全員通過点じゃコラ!」と通告。バックステージでは「技も凄いし、スピードもあるしね。体格に似合わずパワーもある。気持ちの部分はわからんけど、そういう面で全部そろってる選手」と吉田を高く評価しつつ、「これだけは言える。瞬殺で終わらんように鍛えてこい」と注文を付けた。

 「最強のチャンピオンになるって言うたからな。全員倒してやりますよ」、「全員潰すつもりで、この団体ごと潰すつもりでいきます」と宣言した岡林。すでに3人を倒したこの男の2AW侵攻は止まりそうにない。

【試合後の岡林】
▼岡林「やったぞ。オイみたか、これを。タンク、なかなか気合入っとった。でもそれ以上に俺は今日気合入っとったぞ。ええかホンマに。俺、言わしてもうたら通過点や通過点。次、吉田か? 結果は一緒。まぁ、これだけは言える。瞬殺で終わらんように鍛えてこいと。今日のタンクは気合入っとったな。でもまだまだ。まぁ、最強のチャンピオンになるって言うたからな。全員倒してやりますよ。俺はいっつも心技体、これを追求してる。心技体を追求してる。でも今回はね、このご時世やっぱり体をね、ちょっと考えんといかん。心技体の体。体の調整。これですよ。もう心も技も十分整ってる。あとは体。この体をしっかり調整して、これから大日本でもこの2AWどこにいっても、しっかり試合をしていきたいと思います」

――吉田の印象は?

▼岡林「いやホンマ、何だろう。技も凄いし、スピードもあるしね。体格に似合わずパワーもある。気持ちの部分はわからんけど、そういう面で全部そろってる選手かなという感じですね。次きても一緒ですよ、それは」

――2AWの選手全員を倒すとのことだが?

▼岡林「全員倒す。それはもちろん。潰す気持ちでいきますから、こっちは。2AWを。そうじゃないと勝つことはできん。全員潰すつもりで、この団体ごと潰すつもりで、それはいきますから。もうそんな負けてどうのこうのとか考えない。潰す。それだけ」

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