プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

6/7【DDT】上野&吉村がT-Hawk&リンダマン返り討ちでKO-DタッグV4、青木が納谷退けEXTREME王座V3

 『WRESTLE PETER PAN 2020【DAY2】』が7日、配信され、上野勇希&吉村直巳のノーチラスがT-Hawk&エル・リンダマン組を退け、KO-Dタッグ王座V4に成功。青木真也は納谷幸男を下し、EXTREME王座3度目の防衛を果たした。

 5月30日配信大会で上野&吉村はHARASHIMAとのトリオでKO-D6人タッグ王者・遠藤哲哉&T-Hawk&リンダマンに挑戦。4・4千葉に続いてダムハーツの軍門に下った二人は、T-Hawk&リンダマンのタッグ王座挑戦要求を受けて立った。前半戦では#STRONG HEARTSに攻勢を許し、ペースをつかめない展開が続いたが、ノーチラスの連係が冴え渡って徐々に挽回。最後は上野が初公開の新技・WRを繰り出してリンダマンから3カウントを奪った。

 苦戦を強いられながらもノーチラスが6人タッグ王座戦の借りを返し、タッグ王座を死守した。「無観客でもタッグのタイトル戦ができてうれしい。6人タッグは2回挑戦して負けたけど、負けからつながった。ボクたちの成長につながった」と胸を張った上野。「#STRONG HEARTS、OWEでもやりましょう!」とT-Hawk&リンダマンに再戦を呼びかけると、ファンに向かって「プロレスラーは踏ん張って、頑張っていきたい。さびしい日々が続くけど、元気を取り戻していきましょう」とメッセージを送った。

 一方、敗れた#STRONG HEARTSはT-Hawkが「おそらく視聴者のみんなは、オレたちの方がタッグとして格上で、完成度も高いって思ったはず。まだ君たちの三歩先を行ってる」と豪語。リンダマンも「そんじょそこらのタッグにないものを持ってると思ってる」と口を揃え、「敗因があるとしたら、アイツ(上野)のビッグマッチに懸ける気持ちだろ。最後の技は首から突き刺さった。次会うときは、もっと凄い#STRONG HEARTSを見せてやる」と王者組を称えつつ雪辱を誓った。

 EXTREME王者・青木がこの日、“大鵬三世"納谷を挑戦者に迎え撃った。王者が指定したルールは、場外カウントなしの「祝!外出制限解除ルール」。青木は序盤から得意のグラウンドでねちっこく攻め立てたが、納谷もエルボー、ミドルキック、ヒザ蹴りなどの打撃技で反撃に転じる。そして両者がリングから“外出"し、戦場が場外に移ると、会場外のフロアでの闘いに発展。二人はエレベーターに乗り込んで控室にたどり着くと、たまたま居合わせた中村圭吾を巻き込む。ようやく会場フロアに戻ってくると、中村も一緒に現れ、なぜか納谷と乱闘を展開。それでも納谷はボディアタック、コブラツイスト、サイドスープレックスで青木を攻め込んだが、バックドロップを阻止した青木がヨーロピアンクラッチで固めてピンフォール勝ちを決めた。

 青木がEXTREME王座3度目の防衛に成功した。「一発一発の破壊力があって、押し切られる一歩手前でした」と納谷を評して薄氷の勝利を強調し、「(祝!外出制限解除ルールは)大変でした。自分で言ったんですが、えらい目に遭った。中村に助けられた。(中村には)一方的な愛を注ぎ続けたい。次はひと勝負します」と振り返りつつ次戦を見据えて気を引き締めた。一方、納谷は「負けました。またやり直します」と潔く認め、「何考えてるかわからない。人一倍、そういう怖さがある」と王者に一目置いていた。

※写真、情報提供:DDTプロレスリング

プロ格 情報局