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6/12【NOAH】狙うは小川?三冠? カシン「何かやり残したことある気が…」

『NOAH In The Spotlight day3』ノア特設アリーナ(2020年6月12日配信※TVマッチ)
○ケンドー・カシン&NOSAWA論外vs覇王&仁王×

 ノア参戦を果たした“悪魔仮面"カシンが、鮮やかな雪崩式逆十字固めで金剛ジュニア狩り。「何かやり残したことがある気がする…」と意味深長な言葉を残した。

 ノアジュニア主体のTVマッチ3連戦最終日となったこの日は、論外と組んで覇王&仁王の金剛ジュニアコンビと対決。WWE(NXT)コーチ解雇をもじった「クビかよ〜」Tシャツに身を包み、「どっちがどっちだ…」と覇王と仁王の区別がつかぬまま試合に臨んだカシンだったが、試合では奔放な言動のみならず、コンディションの良さとキレを発揮しながら存在感を発揮した。

 終盤にはジュニアTVマッチで2連勝中だった金剛ジュニアコンビがカシンに襲いかかったものの、仁王がストゥーカスプラッシュを狙ってコーナーに上がったところで論外が足止め。すかさずカシンが雪崩式飛びつき腕ひしぎ逆十字固めで絡め取り、鮮やかに一本勝ちをおさめた。

 色あせぬ“宝刀"を久々に抜いて試合を決めたカシン。試合を終えても覇王と仁王の区別がつかない様子だったが、「なんかやり残したことがある気がするんだよ。せっかくノアに上がってんだから。何かあったんだよな」と意味深にポツリ。ちょうど次の試合に出場する小川良成のテーマ曲が聞こえてくると、「あ、小川。愛想もクソもねえ、あの野郎。今ベルトは持ってないの?」と論外に問いかけた。

 論外は「今は持ってないっすよ。(※小川は前王者) まぁまぁ杉浦軍の新勢力。ケンドー・カシンさんが来たってことで…」と余計なことを言い出す前に、強引に話をまとめようとしたものの、カシンは「せっかくだから三冠…」とつぶやいた。

 単に小川との対戦を望んでいるのか、それとも日本マット界のジュニア3大王座(IWGPジュニア、世界ジュニア、GHCジュニア)を指すのか。真意は不明だが、確かにカシンはGHCジュニアのみ未戴冠。面倒の予感を察知した論外が「でも、今は鈴木鼓太郎がチャンピオンで…」と煙に巻こうとしても、「え、じゃあいいよ。小川だったらいつでも」と話を複雑にしながら去っていった…。取り残された論外は「今はベルトとかの前になじんでもらわないと。ただでさえ、はぐれてるんだから」と、やはり頭を抱えていた。

【試合後の論外&カシン】
▼論外「……なんか、ありますか?」

――カシン選手、金剛というチームの印象は?

▼カシン「どっちが仁王で、どっちが覇王だかちょっと…」

――NOSAWA選手はチームワークについて?

▼論外「チーム…まぁ連係も無理にやる必要はないし、合わせるつもりも…」

▼カシン「いや俺、なんかやり残したことがある気がするんだよ。せっかくノアに上がってんだから。何かあったんだよな。(※入場中の小川良成のテーマ曲が流れてくると)あ、小川。愛想もクソもねえ、あの野郎。今ベルトは持ってないの?」

▼論外「今は持ってないっすよ。ちょっと前かな」

▼カシン「なんだっけなあ? 何かあった気がするんだけど」

▼論外「(※余計なことを言い出す前に話をまとめようとして)まぁまぁ杉浦軍の新勢力。ケンドー・カシンさんが来たってことで…」

▼カシン「違うな、それは違うな」

▼論外「え、ま、まぁ、しばらくこんな感じで続くと思うんで。今日も良い連係だった! カズさんも含めて僕らジュニアでいいんですかね?」

▼カシン「うん、せっかくだから三冠…」

▼論外「え…まぁwikipediaで調べてもらえれば分かるけど、あと一本ベルトが足りないから。でも、今は鈴木鼓太郎がチャンピオンで」

▼カシン「え、じゃあいいよ。小川だったらいつでも」

※カシンが去る


▼論外「まぁこれが二次災害。『なんで二次』って言われたけど、呼んだ時点で災害だったから。まぁ、こんなチームがあっても、まったくコミュニケーション取れないけど、取れてるのか取れてないのか分からないけど、いいんじゃないですかね」

――小川選手はジュニアタッグの王者だが?

▼論外「だから、それを言っちゃうとまた『挑戦させろ』ってなるから…。余計なこと言うと。今はベルトとかの前になじんでもらわないと。ただでさえ、はぐれてるんだから。いやぁ頭が痛い。ラスボスのせいだ。杉浦貴がちゃんと統括しないから杉浦軍が…。でも、新しい杉浦軍が創れそうだから。いやぁ、あとは煽るから、あなた方(メディア)が。俺の身にもなってくれよ。ホントに来ると思ってなかったんだから! 困った…。カズさんも会社潰してんのに吹っ切れてますよね。困ったもんですよ。なるべく煽んないようにお願いします」

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