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6/13【DDT】遠藤がいつどこ挑戦権行使の上野返り討ちでKO-D王座初防衛、島谷指名でタッグ王座挑戦へ

 TVマッチ『DDT TV SHOW #6』が13日、配信され、遠藤哲哉が「いつでもどこでも挑戦権」を行使した上野勇希を下し、初防衛に成功。島谷常寛をパートナーに指名し、KO-Dタッグ王座挑戦を表明した。

 遠藤は先週のTVマッチ『WRESTLE PETER PAN 2020【DAY2】』で田中将斗を破ってKO-D王座を奪還。王者としての初陣となったこの日、メインイベントでT-Hawkとダムハーツを結成し、竹下幸之介&彰人のALL OUTと対戦した。竹下組から左足を徹底的に狙われた遠藤だったが、彰人と激突したレフェリーが昏倒しているスキに、セコンドのエル・リンダマンが乱入してアシスト。このチャンスを逃さず遠藤はトーチャーラックボムからシューティングスター・プレスの必勝パターンで彰人から3カウントを奪った。

 すると、試合後、上野が脱兎のごとく現れた。この日のセミファイナルでMAOを破って「いつでもどこでも挑戦権」を獲得していた上野は遠藤にミサイルキックを見舞って権利の行使を宣言。緊急決定試合としてKO-D無差別級王座戦が行われることになった。

 チャンスに燃える上野がSTFで絞め上げ、チョップ、エルボー、ドロップキックで攻め立てたが、耐えた遠藤はスワンダイブ式エルボーを繰り出して応戦。上野も雪崩式フランケンシュタイナー、フライングボディプレスで反撃するものの遠藤は3カウントを許さず。上野が放ったムーサルトプレスを剣山で迎撃し、変型ゆりかもめで捕獲。一気に絞め上げて上野をギブアップさせた。

 メイン終了直後に急きょ初防衛戦に臨んだ遠藤が上野を返り討ちにしてKO-D王座を死守した。「上野! いつどこの使い方間違いじゃねぇよ。相変わらず空気が読めないな。このオレは田中将斗からベルトを獲った男だ。今のオレは強いって。テメエがそんなやり方で挑戦してこようが勝てるはずがない」と豪語した遠藤は、「先週(7日)、タッグ王座防衛したよな。オレたちの挑戦を断る理由ないよな」と上野&吉村直巳のノーチラスが保持するKO-Dタッグ王座への挑戦をアピール。「こっちにも空気読めない人間が一人いる。ノブ(島谷)! お前がパートナーだ」と指名した。

 すると上野は「レスラーとしての目標決めた。あなたからシングルのベルト獲ります!」と遠藤への雪辱とKO-D獲りを誓ったうえで、「そのために必要なら、タッグ受けてもいいですよね」とタッグ王座挑戦を受諾。吉村も同意すると、今林久弥アシスタントプロデューサーが6・27新宿大会でタッグ王座戦を行うことをアナウンスした。

 これを受けて遠藤は「ノブ、タッグベルト挑戦は初めてか? ベルトはレスラーの人生そのもの。相応の覚悟をもって臨めよ!」と島谷に猛ゲキ。有観客大会の再開を見据えて「今日もガラガラだな。でも(無観客の)TVマッチは今日で最後。明日から有観客マッチ。今日の上野のいつどこの使い方は大正解だけど、オレにはベルト防衛しなきゃいけない理由がある。こんなところで負けられない」と誓うと、「ノブ! 必ず獲るぞ」とタッグ王座獲りの号砲を上げて締めた。

【遠藤の話】「先週、田中選手からシングル獲って、今日の試合は1週間ぶり。田中選手を経験してしまうと、全然きつくない。見てて感じたでしょ? オレの余裕。足攻められてたけど、田中選手と比べたら、どうってことない。アイツ(上野)がDDTに入ってきたときから、ずっとわかってた。このベルトに挑戦するところまではよかった。このベルトを田中選手から獲ったというのがアイツの敗因。(島谷は)相応の覚悟が必要。なんでオマエを指名したか? 『WRESTLE PETER PAN』でオマエの覚悟見たから指名した。そのつもりで臨め!」

【島谷の話】「最強の遠藤哲哉と組んで、DAMNATIONのマネジャーとして、一発で獲って、DDTにレギュラー参戦だけじゃない。トップ戦線に乗り込んでやる」

【上野の話】「タッグタイトル戦で、#STRONG HEARTS(T-Hawk、リンダマン)の攻める姿勢を感じ取った。テンション上がって挑戦したけど、強かった。もっといけますんで、今後も無差別級目指して頑張る。遠藤選手も挑戦してくるというから、タッグ王座かけてやります。島谷選手はボクら以上に試合してないと思うけど、コンディションよさそうだし、遠藤選手が二人いるつもりでやって防衛したい」

※写真、情報提供:DDTプロレスリング

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