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6/20【DDT】秋山が竹下と4年ぶり対決へ 新チーム結成でALLOUTとの全面対決に突入

 新宿FACE大会『DDT TV SHOW! #7』が20日、行われ、秋山準が新チームを結成し、竹下幸之介率いるALL OUTとの全面対決に突入することになった。

 この日、秋山は大石真翔と一騎打ちを行った。6・13TVマッチで大石が秋山とのタッグ結成を要望。秋山が「知らないなら、戦うのが一番」と返答して実現した一戦だった。

 序盤はお互いの力を確かめ合うようにグラウンドレスリングの攻防が続き、大石も必死に食らいついた。戦場が場外に移ると、秋山がDDT、ヒザ蹴り、エプロンでの首へのニードロップなど厳しい攻めを見せた。秋山のヒザに的を絞った大石は、執ような低空ドロップキックを連発したが、秋山はフロントネックロックで絞め上げ、エクスプロイダーで投げて逆転。大石も何とか2カウントでクリアし、変型デスロックで反撃したものの、ジャンピングニーで黙らせた秋山はヒザ蹴りをぶち込むと、2発目のエクスプロイダーで大石の息の根を止めた。

 試合後、秋山は大石を認めてガッチリ握手。そこに竹下、彰人、勝俣瞬馬、飯野雄貴のALL OUTがやってきた。竹下が「秋山さん、ボクたちALL OUT、そして竹下にそろそろ秋山さんのプロレスを教えてもらえないですか? ボクは王道スタイルというより、秋山準、あなたのプロレスを教わりたいです」とアピールし、「今日、大石さんとの試合見てました。でも、これだけがDDTじゃない。DDTにはボクがいます。秋山さんを倒せる自信もあります。ボクたちALL OUTに秋山準のプロレスを教えてください、お願いします」と対戦を希望した。

 すると秋山は「高木(三四郎)社長から、ゲストコーチを言われてるけど、本来オレあんまり教えるのうまくないんだよ」としながらも、「でもな、一つ、戦ってオレのいろんなものを吸収してくれ。君(飯野)、ラグビー部、大丈夫? いつでもやってやるよ。こいやオイ!」と呼応した。秋山と竹下は全日本の2016年6・15後楽園大会で一度だけ対戦(秋山&青柳優馬vs竹下&遠藤哲哉)したことがあり、4年ぶりの対決が決定的となった。

 そして「向こう4人いるけど、こっち2人しかいないじゃないかよ!」と気づいた秋山のもとに、これまで2度タッグを組んでいる渡瀬瑞基がやってきた。さらに、この日、先輩の中村圭吾を破ってシングル初勝利を挙げた岡谷英樹が「ボクも入れてくださいよ! 人数足らないんでしょ?」とアピール。秋山が「いや3人で大丈夫なんだよ! 3人でできるよ!」と拒んでも、岡谷は「この勢いでALL OUT倒します」と宣言した。竹下が「お前、中村に勝ったぐらいで偉そうなこと言うな。でもな、オレはは岡谷、お前のことは買ってるから。秋山さんとオレの戦いだけじゃない。オレとお前の戦いでもあるからな。覚悟しとけよ」と通告しても、岡谷は「ボクがALL OUT、いや、このDDTの頂点に近い未来に立ちます!」と新人らしからぬ強気発言を返した。

 これでチーム秋山とALL OUTの全面対決が決定的に。「オレに王道があるかどうかわかんないんだよ。ただオレがやってきた道はあるよ。オレの道でよかったらいつでも教えるよ」と言い切った秋山は戦いを通じてコーチングを施す。

【秋山の話】「そんな19年目で41のヤツ(大石)が『組ませてください』って言って、オレが断るわけないだろ。やる前から決まっているよ。オッサンがわざわざ来たらやるしかないだろ。オレに王道があるかどうかわかんないんだよ。ただオレがやってきた道はあるよ。オレの道でよかったらいつでも教えるよ。この年で、このキャリアで、もう一回違うことをやろうと。それは誰かに言われたかもわかんない。自分で思ったかもしれない。でも、それもどうでもいい。動いて行動を起こしたことがすべてで、オレはそれだけでいいんですよ。あとはやる気になって、もしかしたらオレが厳しすぎてケツ割るかもわかんないけど。対戦相手へより仲間への方が厳しいからね。全然、自分が好きじゃない、仲間じゃないヤツには何も言わないんですよ。仲間とか、自分が『コイツは』と思ったヤツには厳しいんですよ。それでついてこれるか、ついてこれないかはわかんないですけど、高木さんに呼んでもらってここにきているので、できる限り必要な選手に。出来上がった選手に教えるつもりはないんで。ここっていう選手には持てるものすべてを伝えようと思ってます」

【竹下の話】「ALL OUT、ベルトも持ってない状態で、秋山選手がゲストコーチという形でいらっしゃってますけど、コーチとして教えてもらいたいし、レスラーとして教えてもらいたいし。いろんな方法があると思う。練習で教えてもらう。試合を見て教えてもらう。試合をやって教えてもらう。いろんな方法がある。で、試合をするのが一番早いでしょ。ボクは何度も言ってる通り、一度だけ対戦したことがあるんですよ。2016年だったと思うんですけど。あれがボクが一番影響受けた試合です。2012年にデビューして、8年の中でビッグマッチをいっぱいやってきましたけど、ボクが実際の試合で影響を受けたのは秋山選手とのタッグマッチです。一度も忘れたことはありません。秋山選手との戦いはもちろん、大石さんも今日の試合で今までにない大石真翔をまた見せてきたなというのはあるし、渡瀬は顔じゃないけど。岡谷、アイツ目は泳いでいたけど、口だけは達者みたいだし、ああいうヤツは一回食らわせた方がいいから。岡谷は飯野が食らわせますわ」

※写真、情報提供:DDTプロレスリング

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