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7/1【新日本】SANADA粘り勝ちで準々決勝進出 SHO猛攻も届かず

『NJPW WORLD Special NEW JAPAN CUP 2020』(2020年7月1日)
「NEW JAPAN CUP 2020」2回戦 ○SANADAvsSHO×

 SANADAが粘りに粘ってSkull Endに捕獲。猛攻を見せたSHOを下してNEW JAPAN CUP準々決勝に進出した。

 前回準優勝のSANADAは1回戦でトリッキーな動きを連発してきた田口を撃破。順当に2回戦に進んできた。今宵の相手はジュニアヘビー級ながら1回戦でNEVER王者・鷹木を撃破して勢いに乗るSHO。ロス・インゴ軍連破を狙ったSHOだったが、SANADAは接戦を粘り勝ちでものにした。

 のっけからSHOが腕ひしぎ逆十字固めやロープめがけてのアームブリーカーなどで左腕に集中砲火。場外戦でもピンポイント攻撃を続ける。だが、SANADAもSHOがエプロンに上がった瞬間、背後から左ヒザへドロップキックをグサリ。負けじと左足への一点集中攻撃に転じ、試合は消耗戦の様相に。

 鷹木を撃破した自信を胸に、SHOはヘビー級相手でも気後れすることなく真っ向勝負を展開。エルボー合戦では一歩も引かず、豪快なラリアットも火を噴いた。足を攻められると表情を歪ませたが、それでも腕攻めで応戦。SANADAのリープフロッグをキャッチしてロコモーションジャーマンに繋げると、腕ひしぎ逆十字固め、そして三角絞めでギブアップを迫った。

 SHOを強引に抱え上げたSANADAはマットに投げ捨てて脱出したものの、反撃を狙ったフランケンは踏ん張られてしまい、パワーブリーカー(パワーボム式剣山バックブリーカー)の餌食に。ラリアットに被弾して追い詰められた。

 しかし、SANADAはここから粘りに粘る。続くショックアローを必死にリバースすると、ジャーマンも1回転して不時着して切り抜け、執ようなSkull End狙いに転じる。首固めで丸め込まれ、チキンウイングアームロックに捕まって苦しんだが、SHOの裏をかいて、何度もドラゴンスリーパーに捕獲。SHOもぶっこ抜きジャーマンで打開に成功したが、SANADAは執念を発揮し、ショックアロー、クロスアーム式パイルドライバーをギリギリで阻止した。そして、ドラゴンスリーパーにまたまた固めてそのままぶん回すと、最後はコーナーからムーンサルトで飛びつき、とうとうSkull Endに捕獲。接戦をものにした。

 勢いに乗るSHOを下してSANADAがNJC準々決勝に進出。明日(2日)のTVマッチでタイチと対戦することになった。一方、ロス・インゴ軍連破を成し遂げられなかったSHOだが、「俺って実はメッチャクチャ根に持つタイプなんだって、改めて自分でもわかった。だからこそ、今日の負けも忘れねえよ」とSANADAへの雪辱を誓うと、「これで今年の、俺のNEW JAPAN CUPは終わりだ。でも! 俺にはまだまだやり残したことがあるんだ。歩みは止めねぇぞ!」と早くも次なる動きを示唆した。

【SHOの話】「ここ最近になって、ようやく自分自身で気がついたんだ。俺って実はメッチャクチャ根に持つタイプなんだって、改めて自分でもわかった。だからこそ、今日の負けも忘れねえよ。(胸を指差し)この思い、ずっと根に持ってやるよ。これで今年の、俺のNEW JAPAN CUPは終わりだ。でも! 俺にはまだまだやり残したことがあるんだ。歩みは止めねぇぞ!」

※SANADAはノーコメント

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