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7/12【大日本】関本&耕平が火野&ストーム返り討ちでBJWタッグV3、アストロノーツ迎撃へ

東京・後楽園ホール(2020年7月12日)
BJW認定タッグ選手権試合 ○関本大介&佐藤耕平vs火野裕士&クワイエット・ストーム×

 関本&耕平が火野&ストームとの激闘に勝利し、BJWタッグ王座3度目の防衛に成功。試合後、挑戦を表明してきたアストロノーツ迎撃を宣言した。

 中止となった4・27後楽園大会で予定されていたBJWタッグ戦がようやく実現した。これが3度目の防衛戦となる関本&耕平に挑むのは火野&ストーム。K-DOJO時代から旧知の間柄にある二人がタッグ王座獲りの機会を得た。

 まずは挑戦者がペースを握る。火野が関本と逆水平合戦で渡り合い、ストームも逆水平を連発。関本のパワーを封じるように火野がアームロックで絞め上げ、スリーパーでスタミナを奪う。ストームはネックブリーカードロップで叩きつけ、火野もラリアットでねじ伏せ、セントーンを投下した。ストームのフィッシャーマンを関本が阻止すると、耕平がミドルキックを連打し、ファルコンアローで巻き返したが、ストームもブレーンバスターで引っこ抜いて譲らず。火野が「耕平、久しぶりやのぅ!」と逆水平を連打し、串刺しショートレンジラリアット、フロントスープレックスの猛攻に出た。

 耕平がニーリフト、ミドルキックで応戦すると、関本もブレーンバスターで火野を引っこ抜き、アルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げる。逃れた火野はストームと交互に逆水平を連発。ストームが低空フライングボディアタックで飛びつき、ノーザンライトスープレックスで追い討ちをかける。フィッシャーマンは耕平に阻まれたが、エルボー合戦に持ち込んだストームはラリアットでねじ伏せた。

 だが、耕平もジャーマンで投げて応戦。関本はストームとショートレンジラリアットを何発も打ち合い、耕平と火野はミドルキックと逆水平を打ち合う。蹴り足をキャッチした火野がパワーボムのように叩きつければ、耕平もジャーマンで逆襲。4人が倒れ込んだ。

 同時に立ち上がった4人は拳を握って雄たけび。火野が耕平に、ストームが関本にラリアットを同時に叩き込み、関本にはサンドイッチラリアットをさく裂させる。フィッシャーマンバスターで追い討ちをかけたストームだが、耕平のカットが間に合って2カウント止まり。関本がストームのラリアットを刈り取ると、耕平がエプロンから頭突きをお見舞い。すかさず関本がラリアットを連打すると、ジャーマンでぶっこ抜いて3カウントを奪った。

 関本&耕平が苦戦を強いられながらもBJWタッグV3を達成した。試合後、関本が「次は誰だ? このベルトに挑戦してくるのは誰だ? いなかったらほかいっちゃうよ」と挑戦者を募ると、そこへやってきたのが野村&阿部のアストロノーツだった。二人は昼興行で大神撃破の実績を作ったばかり。野村が「まずは関本さん、耕平さん。防衛おめでとうございます。そして、次は我々アストロノーツでそのBJWタッグのベルトに挑戦させてください。お願いします!」とアピールすると、関本も「いいですよ。望むところだぁ!」と熱く即諾。「次の後楽園カード決まっちゃってるよ。じゃあ8月の後楽園でお前らの挑戦を受けてやる」と舞台も指定した。関本と野村、耕平と阿部が握手を交わしたが、野村と阿部は張り手で王者組に宣戦布告。すると耕平は頭突きをぶち込んで阿部の額を叩き割った。

【試合後の関本&耕平、野村&阿部】
▼関本「あぁ痛ぇ。ありがとうございました。何とか…ホントに痛い痛い。痛すぎる。心折れそうだった」

▼耕平「力強かった」

▼関本「やばいっすね、ホントに」

▼耕平「力で対抗できないと思ったから、そちらは大介に任せようと思って。申し訳ない」

▼関本「空気読めないところがあったんで、すいません。でも今日、防衛できてよかったです。これも耕平さんのおかげです」

▼耕平「なかなか自分自身のことで周りをずっとざわつかせちゃったところがあるんですけど、そういうの関係なくいつも通り呼んでくれて、キチンとパートナーとして組んで試合をしてくれる大介にホント感謝です」

▼関本「いえいえ。俺たちチャンピオンですからね。耕平さんいないとこのBJWのタッグチャンピオンは機能しないですから。頭大丈夫ですか? 血が…」

▼耕平「言葉、言葉。聞き方、聞き方。頭大丈夫ですかって。いろいろ…」

▼関本「血が出てるから…」

▼耕平「でも、あれだけ強いパワーのチームをとりあえず退けることができたんで、ちょっと一安心ですね。コロナの影響で業界全体がなかなか落ち込んでるっていう中で、待ってるお客さんたちには少しずつだけど動いていって、試合してるところを生で見てもらえるようになって、少しでも元気になってもらえるようにというのはずっとあるので。みんなで頑張って、みんなでプロレスを盛り上げられるようにしていきたいなと思います。あと何だ次?」

▼関本「次、何だあのヤロー。いってぇな」

▼耕平「でも楽しくなっちゃう自分がいるんでね」

▼関本「素晴らしく痛い挑戦表明でしたね。でも痛みを俺たちの痛みを伝えます。アストロノーツに」

▼耕平「来たよ!」

※野村&阿部がやってきて

▼関本「言いたいことあるなら言えよ」

▼阿部「コノヤロー、血出しやがって。挑戦表明しただけだぞ。挑戦表明しただけで血出すの?」

※阿部と関本が口論を展開し、関本&耕平は控室へ

▼阿部「前代未聞ですね。挑戦表明して血出されるっていうね。でも来るとこまで来た。いよいよ。このために私、残ってましたから、昼終わって。挑戦表明しようと思って、乱入するために。どっちが勝ってもいこうと思ってたし。欲を言えば関本さんと耕平さんとやりたかったよね」

▼野村「そうですね。強さの象徴っていうところがあるんで。それに勝ったら一気に…」

▼阿部「あの二人に勝ったら凄いでしょ。でもそういうのやっちゃうんです、我々。3年越しなんで。初めてだから」

▼野村「初めてタッグのベルト挑戦…」

▼阿部「ここまでやってきて満足したわけじゃないですけど、ここまで長かったなっていう。まず獲ること。必ず獲る。そこからが始まりです。勝とう、8月10日」

▼野村「勝とう」

▼阿部「ナーシャ! 格闘探偵します」

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