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7/15【DRAGON GATE】土井がドリームゲート前哨戦でEitaに直接連勝 挑戦者変更を示唆

『HOPEFUL GATE 2020』東京・後楽園ホール(2020年7月15日)
○土井成樹&斎藤了vsB×Bハルク&Eita×

 ドリームゲート王者・土井がEitaとの前哨戦で直接2連勝。タイトル戦を受けようとしないEitaに業を煮やし、挑戦者を変更する可能性を示唆した。

 「KING OF GATE 2020」はEitaが優勝。決勝戦で敗れたドリームゲート王者・土井が次期挑戦者に指名したものの、Eitaは異例の挑戦拒否。ベルト譲渡を迫る一方で吉野の即引退をベルト挑戦の条件に提示するなど傍若無人に振る舞ってきた。が、Eitaが受諾しないままビッグマッチ8・2和歌山大会で両者によるドリームゲート王座戦が正式決定。7・10名古屋大会で前哨戦が幕を開け、7・12大阪大会では土井がEitaから直接勝利を奪ってみせた。

 3度目の前哨戦となったこの日、土井がまたも王者の実力を示した。序盤からランニングエルボーをEitaに叩き込み、2度目の激突では積極的にバカタレスライディングキックを狙う。スワンダイブ攻撃を狙ったEitaをエプロンに叩き落とし、セカンドロープに乗せてのDDTで突き刺した。

 だが、Eitaもレフェリーを盾にして土井の追撃を食い止め、急所蹴りで逆襲。ハルクとの連続串刺し攻撃やサンドイッチサッカーボールキックで攻め立てる。イダルゴが不発に終わると、土井は電光石火の変型クラッチで丸め込み、大阪の再現を狙う。Eitaも同じ轍は踏まず、ギリギリで返したが、斎藤が滞空式ジャーマンで追い討ちをかけ、斎了ロケットを狙った。

 これはハルクが飛び込んでフロントハイキックで阻止。スピンキックを斎藤と土井にさく裂させたが、ニールキックはEitaに誤爆してしまう。このチャンスを土井は逃さず、DOI555でEitaの動きを止めると、バカタレスライディングキックをぶち込んで一気に3カウントを奪った。

 土井がEitaに直接2連勝。「何や、今のは? ハルク戻ってきたけど、帰ってもうたやんけ。お前、何か偉そうに言ってるわりには、いろいろ大変そうやな」とR・E・D間に不穏な空気が漂ったEitaをけん制すると、「8月2日は和歌山でドリームゲートのタイトル戦、土井成樹vsEita、発表されてるけど、お前ホンマにタイトル戦やる気あるのか?」と迫った。

 Eitaを指名したのは当然、KING OF GATE決勝戦の雪辱を描いてのこと。だが、いつまでも首を縦に振らないEitaに業を煮やしたか、土井は「お前は確かにKING OF GATEの優勝決定戦で俺に勝った。でも、この前の大阪、今日の後楽園でチャンピオンが2連勝や。お前、和歌山でタイトルマッチやるかやらんか、どっちでもええ。でもな、お前がやらなくても、8月2日は和歌山で必ずドリームゲートのタイトル戦をやります。土井成樹のチャンピオンロード再開します」と宣言。バックステージでも「お前の代わりなんかナンボでもいてんのや。お前が受けへん言うんやったら、他の挑戦者、俺が探すから。まだ間に合うからな。ドリームゲート狙ってる奴はいっぱいいてるんや。別にお前にこだわらへんからな」との意向を示した。これにEitaがどんな反応を示すか次第だが、ドリームゲート王座戦が異例の挑戦者変更となる可能性が浮上した。

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