7/30【NOAH】旗揚げ20周年へ赤vs黒…拳王迎撃へ中嶋が覇王蹴殺、相棒・潮崎にも“宣戦布告"
『NOAH SANCTUARY』神奈川・クラブチッタ川崎(2020年7月30日)
○中嶋勝彦&潮崎豪vs仁王&覇王×
8・4後楽園大会で拳王の挑戦を受けるGHCナショナル王者・中嶋が、覇王を“蹴殺"して弾み。丸藤正道とのGHCヘビー級王座防衛戦を控える潮崎豪にも「内容で負けたくないね」と“宣戦布告"し、旗揚げ20周年記念日興行となる8・4&8・5後楽園2連戦に向けて“赤vs黒"のコントラストも浮かび上がった。
ノア旗揚げ20周年記念日となる後楽園2連戦。8・4の初日にはGHCナショナル王座戦「(王者)中嶋vs拳王(挑戦者)」が、2日目の8・5後楽園ではGHCヘビー級王座戦「(王者)潮崎vs丸藤(挑戦者)」が行われる。
この日の川崎大会では、今やシングル王者コンビとなる“AXIZ"潮崎&中嶋のコンビが実現。覇王&仁王の金剛コンビと対決したが、試合を通じて際立つメッセージを放ったのは中嶋だった。
蹴撃戦必至の拳王戦に向けて、覇王へ非情の蹴り技を乱発。得意の左ミドルやサッカーボールキックを猛烈な勢いで叩き込み続けた。最後はランニングローキックで覇王を追い込むと、必殺のヴァーティカル・スパイクではなく、こん身のミドルキックを叩き込んで3カウントを奪ってみせた。
覇王蹴殺で拳王に“蹴撃メッセージ"を送った中嶋は「豪さんには内容で勝ちたいな」と最愛の相棒・潮崎にも内容勝負で宣戦布告を発した。
潮崎も「ナショナルのベルトにも負けたくないし、それがよりいい効果を生み出すという。それがAXIZの力だね。それぞれのGHCを戦いたい」と即座に呼応。ともに難敵相手の防衛戦に臨むAXIZの両雄だが、そこに加えて“赤vs黒"の命題も背負って旗揚げ20周年記念日へと臨む。
【試合後の潮崎&中嶋】
▼中嶋「なにを聞くんですか? 俺たち久々にタッグを組んで試合に出れたから、ちょっとテンション上がってるよ」
――ずっとTVマッチをやっていた会場にお客さんがいるのを見て、どんな思いだった?
▼中嶋「ずっとTVマッチとしてここを使ってて。あの時からずっと寂しかったからね。ほら、俺って寂しがり屋じゃん? 欲しがりだし、寂しがりだし。おたくのコラムでも言っているでしょうよ? だから、ずっと寂しかった場所に(お客さんが)いるっていうのは心強いね。嬉しいしね。ねえ、豪さん?」
▼潮崎「そうね」
――潮崎選手も寂しかった?
▼潮崎「いや、もちろんもちろん。お客さんがいない状態で戦ってきましたけど、でもこうやって側で見てくれている、そういうみんなの気持ちを受け止めたうえでの試合でね。やっぱり心強いというか。みんなの声は出せないぶんね、力になるなと思いました」
▼中嶋「応援ボードとか、いろいろ変わってきているなかでね、ああやって俺たちに熱い愛情をくれるんだもん。嬉しいじゃない? あとはこれまでいなかった場所にHOMIESがいるっていう。またこれもひとつの進化だし、少しずつノアは進んでいっているというのは、今日の場所でまさに言えるんじゃないの?」
――そして、お互いにタイトルマッチが近づいてきた。中嶋選手は拳王選手を迎え撃つことになったが、それに向けては?
▼中嶋「いかがもなにもね、相変わらずのクソ野郎ですね(笑)」
――旗揚げ20周年記念という舞台で防衛戦を行う意味はどう捉えている?
▼中嶋「うーん、特には」
――その意味を強く思っているのは潮崎選手のほうではないかと。20周年の記念日にGHC戦を行うことについては?
▼潮崎「丸藤正道とはGHCのベルトを懸けて戦ったことはないし、これまでの対丸藤というもの以上の戦いを出せると思うんで…いや、出せると思うんでじゃないね。出していかないと。乗ってるからね。20周年のノアを代表する、プロレス界を代表する戦いを見せますよ」
――2日連続で、両者メインで防衛戦となる。20周年でAXIZが中心だと証明するにはうってつけの舞台となるが?
▼中嶋「今、俺たちのもとには2つのベルトがあるし。まあ、その存在を記念すべき日に証明できるんじゃないのかな?」
――潮崎選手のGHC戦を意識する部分もある?
▼中嶋「意識するところ? そうねえ。豪さんには内容で勝ちたいな…」
▼潮崎「負けられないな」
――潮崎選手もそう言われたからには燃えてくる?
▼潮崎「言われたからではなく、やっぱり意識はしてるから。ナショナルのベルトにも負けたくないし、それがよりいい効果を生み出すという。それがAXIZの力だね。それぞれのGHCを戦いたいと思います」
▼中嶋「カラーが違うからね」