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8/1【NOAH】小峠が“実力"でリーダー就任 ジュニア席巻へ『FULL THROTTLE』がダチョウ倶楽部ばり?結束

『Who is the leader?』ノア特設アリーナ(2020年8月1日配信※TVマッチ)

 ノアジュニアのユニット『FULL THROTTLE』のリーダーを決めるTVマッチ『Who is the leader?』が1日配信され、3WAYマッチまでもつれ込んだ末に小峠がリーダーに就任。ようやく内輪もめに終止符を打ち、ダチョウ倶楽部ばり(?)に結束を深めた。

 小峠のSTINGER脱退を起点に誕生した『FULL THROTTLE』だが、結成早々に“リーダー問題"が浮上。何気なしに大原からリーダーと認められた小峠が、ことあるごとに「俺についてこい!」と前のめりなリーダー風を吹かすと、これに吉岡が反発。小競り合いを繰り返した末に、間に挟まれ続けた大原が「もう闘って決めよう!」と解決策を提示してTVマッチでの“リーダー決定戦"が決まった。

 メンバー3人によるシングル3試合で争われ、勝ち点(勝ち1点、負け・引き分け0点)を算出してリーダーを決定。試合順は事前の抽選で決まり、のっけから小峠と吉岡が激突した。試合中でも「Who is the leader? I am leader」などとリーダー風を吹かせまくった小峠が、序盤からスキを突いた丸め込みを連発。リーダーらしからぬ(?)闘いっぷりに吉岡が立腹したものの、最後は小峠が逆転のキドクラッチで3カウントを奪い去った。

 インターバルなしで「小峠vs大原」の2試合目に突入。ダメージを引きずる小峠が攻め込まれたが、中盤過ぎには猛反撃で2連勝を目前に。ところがキルスイッチをムイビエンクラッチで切り返した大原が、巧みに3カウントを奪った。

 そのまま「大原vs吉岡」の3試合目へとなだれ込んだが、やはりダメージを引きずる大原を今度は吉岡が攻め立てる展開に。大原も随所で巻き返したものの、最後はオクラホマロールで吉岡がキッチリ丸め込み、結局“直接対決優劣なし"の同点で3人が横一線に並ぶ結果となった。

 このため大原が3WAY戦による“決着戦"を提案。オーバー・ザ・トップロープルール採用の、勝ち残り形式による3WAY戦へと突入した。やはり小峠と吉岡が口論を繰り返しながら特に激しくやり合ったものの、小峠に蹴落とされた吉岡がまずは脱落。残った小峠と大原が熱闘を展開し、最後は小峠がムーンサルトからのキルスイッチで大原をねじ伏せて3カウントをもぎ取った。

 かくして自称リーダーだった小峠が実力でリーダーの座を獲得。販売予定のFULL THROTTLE・Tシャツ“リーダーカラー"の着用権も手にした小峠は、「これで文句なし、決定! 俺がリーダーや! 吉岡、大原がほんまにチームメイトで絶対心強くなるなと思ったから、絶対信じてついてきてくれ。絶対ノアジュニア最強のユニット作ろうぜ。俺たちFULL THROTTLE、エンジン全開で面白くしていくんで、これからも見ていてください!」とノーサイドのマイクで誓いを立て、最後は3人で肩を組みながら花道を下がった。

 バックステージでは吉岡も「今日は負けたんで、ここは潔くリーダーって呼ばせてもらいますよ」と、ようやく小峠をリーダーに認定。一方で「でも…3人組だし、帽子かぶってるし“くるりんぱ"とかやるんでしょ?」と“フリ"をカマすや、小峠も「やるワケな………くるりん・ぱ!」と帽子をかぶってノリツッコミで応じた。負けじ(?)と小峠も「リーダーをバカにしてんのかっ!」と足を踏み込み、大原と吉岡も同時ジャンプで呼応、はからずも息もピタリな掛け合いを展開して、文字通り“足並み"が揃った。

 とにもかくにも、雨降って地固まった。「明るくも、今日みたいに激しく! そしてジュニア戦線、俺らチームとしてちゃんとタイトル狙って、勢い見せていくんで!」と小峠。ちなみに“くるりんぱ”の上島竜兵はリーダーではないものの、ダチョウ倶楽部ばり(?)の結束を得たFULL THROTTLEが、仕切り直しのノアジュニア席巻を狙う。


【試合後のFULL THROTTLE】

▼小峠「まず気持ち良かったね! リング上でこうやって熱くなれるっていうのは、二人がチームメイトで良かったな…って。もう、これで恨みっこなしやぞ!? 俺のことちゃんとリーダーって呼べよ!?」

▼吉岡「まぁ、今日は負けたんで、ここは潔くリーダーって呼ばせてもらいますよ。でも…3人組だし、帽子かぶってるし“くるりんぱ"とかやるんでしょ?」

▼小峠「なんやお前! “くるりんぱ"とかやるワケな………くるりん・ぱ!(※と帽子をかぶる) ってお前! リーダーをバカにしてんのかっ!」

※と言いながら小峠が足を踏み鳴らすと、吉岡と大原がジャンプ

▼小峠「アカン! こういうユニットやと思われるやろ!?(笑) ……まぁノアには無いものをよ、ガンガン入れてこうと思ってるからよ。明るくも、今日みたいに激しく! そしてジュニア戦線、俺らチームとしてちゃんとタイトル狙って、勢い見せていくんで!」

▼大原「やっとこれでFULL THROTTLE、ひとつにまとまれたと思うんで。まとまって、団結力も上がったね! 闘ってみて分かりあえる部分っていうのが、やっぱりプロレスラーだからあるからね。ウチらの団結力が上がった『Who is the leader?』っていう特番だったかなと、振り返ってみて思います。さて! これでFULL THROTTLEもリーダーが決まって、本当の意味でエンジン全開で行けると思うんで、これからノアジュニアの中心に行くために、そろそろベルトも視野に動いていこうと思います」

▼小峠「そういうことや! みんな、ついてきてくれよ! メディアのみんなもついてきてくれんのか!って」

※そう足を踏み鳴らすも、メディアの人間は誰も飛ばず。寒風が吹くなか、大原と吉岡はそそくさと去る

▼小峠「ウソやん…。ちゃんとリーダーとして! かっちりお前ら引っ張っていくんでな!(※と叫ぶもメンバーがいないことに気づく) …ちゃんとついて来いよっ!」

プロ格 情報局