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8/2【NOAH】ナショナルへ拳王戦りつの“掌打KO" 中嶋と舌戦「赤ベルト笑顔にしてやる」「くすぶってんだろ?」

『NOAH the SPIRIT 2020』東京・新木場1st RING(2020年8月2日)
○拳王&稲村愛輝vs中嶋勝彦&岡田欣也×

 8・4後楽園大会でGHCナショナル王座に挑戦する拳王が、王者・中嶋の面前で戦りつの“掌打KO"勝ち。「泣いてる赤ベルトを笑顔にしてやる」とマイクで通告し、中嶋も「くすぶってんだろ?」と返すなど唯一の前哨戦で舌戦を繰り広げた。

 ノアの“赤いベルト"を懸けた後楽園決戦に向けた唯一の前哨戦。日本プロレス界屈指の“キッカー対決"となる一番だけに、新木場での前哨戦でも中嶋が左、拳王が右のミドルキック合戦を展開して猛烈な火花を散らした。

 終盤には中嶋の強烈左ミドルが何度も拳王をとらえたものの、意地の挑戦者もムキになって立ち上がり続ける。中嶋の髪の毛を鷲掴みにして反骨心をむき出しにするや、逆に鮮やかな後ろ回し蹴りで側頭部を射抜いて王者を排除。返す刀で岡田の顔面に腰の入った強烈な掌打を連発し、一瞬で岡田の意識を飛ばした。

 危険と判断したレフェリーが即座に試合をストップ。場内も息を呑んだ。“蹴撃戦必至"と思われるナショナル王座戦に向けて、拳王が日本拳法仕込みの“もうひとつの宝刀"を見せつけた形となった。

 唯一の前哨戦を中嶋の面前で制してみせた拳王は、すかさずマイクを握って中嶋の赤ベルトを凝視。「この赤いベルト、めちゃくちゃ悲しそうだろ? 寂しそうだよな? 中嶋勝彦! お前がこのベルトを持ってる限り、赤いベルトが泣いてるぞ? お前の自己満足のためだけに、その赤いベルトを利用する。そうはさせないぞ! 8月4日、後楽園ホール! この赤いベルトを、俺が笑顔にさせてやるからな!」と通告した。

 すかさず中嶋も「相変わらずベチャクチャベチャクチャと口ばっかりでうるせえな。勢いあるのはいいよ。ただお前、“金っ剛"ってヤツをやって、何を残してきたんだ? しゃべってただけだろ? さみしそうだから声をかけてやったんだよ。くすぶってんだろ? ちっとは感謝しろよ」と応戦。「口でしゃべるのはいいけどよ、お前の欲しいベルトを持ってるのは中嶋勝彦で、それに挑戦するクソヤローがお前だ。それが今のこの差ってヤツ。口だけじゃねえってところを見せてみろ」と逆に通告して去っていった。

 負けじと拳王も「勢いあるのはいいけど? 俺たちが勢いあること認めてくれてるのか? どうもありがとうございます!」と、どこまでも負けず嫌いな拳王節。「チャンピオンベルトを持ってなくても、このノアを引っ張ってるのは俺たち金剛だ! 赤いベルトを巻いてさらに勢いづいて、このプロレスリング・ノアのリングをプロレス界の頂点にまで持っていくからな。だからこれからはな! 拳……王! 俺についてこい!」と得意の“ため"をたっぷり利かせたマイクで、赤ベルト獲りを誓ってみせた。

【拳王の話】「なんだよ中嶋! リング上で俺のことなんて言ったんだよ? おしゃべり? クソヤロー? 俺はな“おしゃべりクソヤロー"なんかじゃねえぞ? しゃべるし、クソヤローだけどな! 心が違うんだよ! テメーは自分のことしか考えてねえんだよ! 俺はな、俺のこと、金剛のこと、そして会社のことまで考えて行動してんだよ。その差をな、8月4日に見せてやるからな。俺がGHCナショナル選手権のチャンピオンになるぞ。8月4日、後楽園ホールだ! テメーら、これからも拳王…俺について来い!」

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