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8/2【DRAGON GATE】セコンド介入拒否のEitaが土井連破でドリームゲート王座初戴冠 「この団体の中心人物は俺」

 『MEMORIAL GATE 2020 in 和歌山』が2日、和歌山県立体育館で行われ、Eitaが土井成樹を破ってオープン・ザ・ドリームゲート王座初戴冠を果たした。セコンド介入を拒否してKING OF GATE決勝戦に続く土井狩りをやってのけた新王者は「この団体の中心人物はR・E・DのEitaってことだよ!」と勝ち誇った。

 「KING OF GATE 2020」に優勝したEitaは、決勝戦で敗れたドリームゲート王者・土井から次期挑戦者に指名されたものの拒否。ベルト譲渡を迫り、吉野の即引退を条件に提示するなど拒み続けたものの、ビッグマッチ和歌山大会でのタイトルマッチが決まった。前哨戦では7・12大阪、7・15後楽園と土井が2度直接勝利。紆余曲折を経て、ようやく本番を迎えた。

 両者とも慎重な立ち上がりとなったが、試合は徐々に消耗戦の様相を呈していく。首攻めで先手を取った土井はEitaがチョップ合戦に持ち込んでもスタンガンで返り討ち。ネックブリーカードロップで叩きつけたが、Eitaは場外戦に持ち込んで逆転。土井の両腕をエプロンや鉄柱に叩きつけるなどピンポイント攻撃に出る。その後もアームブリーカーやアームロックで両腕攻めを続け、土井の反撃を食い止めて低空ドロップキックをお見舞い。変型羽根折り固めで絞め上げた。

 土井も痛む右腕でランニングエルボーを放って反撃を開始。ファイアーマンズキャリーの体勢から場外に投げ飛ばす荒技を敢行し、ここからEitaの後頭部に攻撃を集中。セカンドロープに乗せてのDDTで突き刺した。Eitaもヒザ攻撃を連発し、フライングヘッドシザースで飛びついての河津落としからグラウンド卍で絞め上げる。耐えた土井がネックハンギングボムで叩きつけても、レフェリーに正面衝突させて無法地帯を作った。

 すかさずEitaは急所を蹴り上げたが、R・E・D勢が介入しようとエプロンに上がると、Eitaは「降りろ、俺の試合だ」と拒んだ。イスを渡されても場外に投げ捨て、Numero Unoで土井を捕らえてギブアップを迫る。このピンチを脱した土井は低空DDTで反撃し、DOI555でバカタレスライディングキックの布石を打ったものの、読んだEitaがImperial Unoで迎撃して阻止した。

 粘る土井も雪崩式攻撃を狙ったEitaを回転エビ固めで叩き落とし、大暴走を放って反撃ののろしを上げた。マスキュラーボムは決められなかったものの、バカタレスライディングキックを発射。熨斗紙、DOI555、バカタレ弾の波状攻撃に出る。マスキュラーを阻止したEitaがImperial Unoで逆襲しても、イダルゴをことごとく読んで阻止すると、ようやくマスキュラーボムで突き刺した。が、土井も蓄積したダメージのためカバーにいけず。Imperial Unoを連打して流れを引き寄せたEitaがNumero Unoで捕獲。序盤からの腕攻めが功を奏し、土井をギブアップさせた。

 土井が3度目の防衛に失敗。KING OF GATE決勝戦に続いて土井を軍門に下らせたEitaがドリームゲート王座を奪取した。しかもセコンド介入を拒んだうえでの快勝。文句のつけようがない形で、デビュー9年2ヵ月にしてのドリームゲート初戴冠となった。「和歌山のクソヤローどもよ、俺が新ドリームゲートチャンピオンだよ! お前ら、俺のチャンピオン姿みたかっただろ!? どうなんだよ?」と悪態をついた新王者は、「KING OF GATEに優勝し、そしてドリームゲートも獲った。何が言いたいかというと、この団体の中心人物はR・E・DのEitaってことだよ!」と勝ち誇った。

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