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8/15【全日本】ジュニア前哨戦で岩本と田村が大乱闘 51日ぶり参戦・秋山も若手の活躍に期待

『2020 SUMMER ACTION SERIES 2〜青木篤志メモリアル AAforever〜』東京・後楽園ホール(2020年8月15日)
○大森隆男&岩本煌史&ブラックめんそーれ&西村修vs渕正信&田村男児&秋山準&SUSHI×

 世界ジュニア戦を控える王者・岩本と挑戦者・田村が大乱闘。“古巣"全日マットに51日ぶりの参戦となった秋山は「自分の思いをファンの人に届けて。で、ファンの人にも背中を押してもらって。で、世界ジュニアを巻いてもらいたい」と田村に期待を込めた。

 7・25後楽園大会で岩本が横須賀ススムから世界ジュニア王座を奪還。試合後、挑戦を表明したあすなろ杯覇者・田村を相手に8・30後楽園大会での初防衛戦が決まった。

 かつて何度も世界ジュニア王座を争った青木篤志さんのメモリアル大会となったこの日、岩本は田村との前哨戦となる8人タッグマッチに登場。場外戦で田村によってフェンスに投げつけられたが、すぐさまフェンス攻撃でやり返し、場外で一本背負いを敢行。王者の意地で優位に立たせない。終盤でも場外戦となり、田村のショルダータックルを食らったものの、エルボー合戦で真っ向から渡り合った。

 大森がアックスボンバーでSUSHIを料理した試合後も、岩本と田村は場外乱闘を展開。エルボーで何度も突っかかってくる田村にエルボーでやり返し、腰からフェンスに叩きつけた岩本は相手の頬をわしづかみにし、秋山らに引き離されるまで近距離でにらみ合った。「どの口が言ってんだ、コノヤロー。世界ジュニアを獲るだと? 勢いは認めるよ。あすなろ杯を無敗で優勝したのは認めるよ。甘くないぞ」と強調した岩本は、「あいつを愛情持って8月30日、俺が崖から突き落としてやる」と通告。かわいい我が子をあえて千尋の谷につき落とす親ライオンと化す構えをみせた。

 一方、秋山はこれが6・25TVマッチ以来、51日ぶりの古巣・全日マット登場。この日はレンタル移籍したホームリングDDTの神田大会を終えてから、ノア時代からの後輩・青木篤志さんのメモリアル大会に駆けつけた。めんそーれ相手に場外ボディスラムを連発し、ランニングニーを見舞うなど全日本ファンを喜ばせた秋山はダブルヘッダーにも「全然大丈夫です。疲れないです。今はDDTと若い子たちとやっているんで、そっちのほうが疲れるかな」と涼しい顔。世界ジュニア初挑戦を控えるかつての教え子・田村に「発信がない。俺のところまで来ない。だって同じ業界で、DDTという業界の人間で、別にあいつのTwitterもフォローしている。だけどなんにもこない」と発信不足を指摘したものの、「もっともっと発信して、自分の思いをファンの人に届けて。で、ファンの人にも背中を押してもらって。で、世界ジュニアを巻いてもらいたい」と期待を込めていた。

【試合後の渕&田村&秋山&SUSHI】
▼渕「どうもありがとう。(田村に)大丈夫か?」

▼SUSHI「すいませんでした」

▼秋山「(田村に)いいことだよ」

▼田村「はい」

▼渕「頑張れよ。とりあえずジュニア戦」

▼田村「はい」

▼SUSHI「すいませんでした」

▼秋山「頑張れ、頑張れ。(SUSHIに)お前が悪いんだよ、お前が」

▼SUSHI「ゴメンな、ゴメン。勢いつけてやれんかった」

▼田村「絶対に獲る。それだけ」

――久しぶりの全日本参戦となったが?

▼秋山「まだ1ヵ月? 2ヵ月? わかんないけど、普通に何も変わらずきたけど。まぁ、今日はDDTの試合があったんで」

――今日は特別な青木さんのメモリアルという形だったが?

▼秋山「基本レンタルというか、移籍しているんで。今日は青木のために上がりました」

――ダブルヘッダーは疲れた?

▼秋山「全然大丈夫です。疲れないです。今はDDTと若い子たちとやっているんで、そっちの方が疲れるかな。みんな元気そうで。男児もこの前までは新人って感じだったけど、今日、岩本に突っかかってるのを見たら、いい顔してたし。結果はわからない。獲れたら獲れたで一気に行くだろうし。でも、負けたら負けたで、負けて元通りに戻るなと。だいたい、みんな負けたらまた…あいつは2年目? 2年目の選手に戻るけど、世界ジュニアに挑戦したということを自分で継続していかないといけないし。やっぱり俺は気にして見てるけど、発信がない。俺のところまで来ない。だって同じ業界で、DDTという業界の人間で、別にあいつのTwitterもフォローしている。だけど何にもこない。それは本当に大切だから、もうちょっとちゃんとやった方がいい。だって、東スポさんはTwitterから記事を拾ってるもんね。天下の東スポがTwitterから記事拾っているということは、それだけ影響力というか、見てくれているってことだから。そこから広がることもたくさんあると思う。俺はそれで準烈もそうだし、みんなそうだから。そこで広がることもたくさんあるから、もっともっと発信して、自分の思いをファンの人に届けて。で、ファンの人にも背中を押してもらって。で、世界ジュニアを巻いてもらいたいと思います」

【岩本の話】「おい、田村男児。どの口が言ってんだ、コノヤロー。世界ジュニアを獲るだと? 勢いは認めるよ。あすなろ杯を無敗で優勝したのは認めるよ。(ベルトを叩きながら)甘くないぞ。甘くないぞって。あいつは子ライオンだ。俺が親ライオンだ。あいつを愛情持って8月30日、俺が崖から突き落としてやる。愛情を持ってだぞ、愛情を持って。しっかり苦労して、苦しんで這い上がってこなきゃ無理だ」

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