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8/20【NOAH】ジュニア前哨戦で鼓太郎が吉岡から反撃ピン 「若ぇの」に“仕留めの差"まざまざ

『GO FOR IT! 2020』東京・後楽園ホール(2020年8月20日)
○鈴木鼓太郎&小川良成&HAYATAvs小峠篤司&大原はじめ&吉岡世起×

 GHCジュニア前哨戦で王者・鼓太郎が吉岡から反撃のピンフォール勝ち。フィニッシュホールドがことごとく決まらなかった吉岡を「若ぇの」扱いし、“仕留めの差"をまざまざと見せつけた。

 8・10横浜文体で吉岡がGHCジュニア王者・鼓太郎を直接撃破。試合後、吉岡が宣戦布告し、8・30川崎でのタイトル戦が決定した。その前哨戦第1ラウンドとなったこの日、鼓太郎が吉岡にキッチリと反撃してみせた。

 小川&HAYATAの持つGHCジュニアタッグ王座に狙いを定める小峠&大原が序盤からアクセル全開で奮闘。吉岡も持ち味を発揮して鼓太郎を圧倒し、ビットをドロップキックで撃墜するなど見せ場を作り、序盤はFULL THROTTLEの勢いが目を引いた。

 王者を直接下して自信を付けた吉岡の動きは試合が進んでも冴え渡る。得意のジャンピングカカト落としで場内を沸かすと、鼓太郎のファンネルをキャッチして場外へ蹴落とし、小川&HAYATAの介入も完璧に防いで、一気にケブラーダで飛翔。鼓太郎のタイガードライバーもフランケンシュタイナーで切り返すと、FULL THROTTLEが一気呵成に連係攻撃で畳みかけ、吉岡はまたも王者を下す絶好機を掴んだ。

 しかし、吉岡はフィニッシュホールドに繋げられなかった。クラッシュドライバーは鼓太郎に足を取られて空転。文体で3カウントを奪い取った飛びつき十字固めも完璧に読まれ、逆にエンドレスワルツに丸め込まれてピンチを迎える。必死に試合を立て直し、かつてのフィニッシュホールドであるスライディングキックを狙ったものの、鼓太郎は狙いすました脇腹へのエルボーで鎮圧。動きの止まった吉岡を各種エルボーでメッタ打ちにすると、勝負所を逃さずブルーディスティニー、タイガードライバーと猛ラッシュに出て3カウントをもぎ取った。

 GHCジュニア前哨戦で鼓太郎が吉岡から反撃のピンフォール勝ち。しかも吉岡の決め技をことごとく防いでの完封勝利となった。鼓太郎は「フィニッシュホールドっていうのは、最後に出して相手に勝つから“フィニッシュ"ホールドっていうんだろ? アイツのはただの“ケアレスミス"じゃねえか。よく覚えとけ、若ぇの。その差が今の俺とお前の、大きな…大きな差だよ」と強調。“若ぇの"に試合を決する必殺技の重みをまざまざと見せつけた。

 残る前哨戦は8・22新木場のみ。そこでも鼓太郎は吉岡に圧倒的な差を見せつけるつもりだ。

【鼓太郎の話】「フィニッシュホールドっていうのは、最後に出して相手に勝つから“フィニッシュ"ホールドっていうんだろ? アイツのはただの“ケアレスミス"じゃねえか。よく覚えとけ、若ぇの。その差が今の俺とお前の、大きな…大きな差だよ」

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