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8/20【NOAH】丸藤からサプライズ花束 25周年・ヨネが“もうひと花"に意欲

『GO FOR IT! 2020』東京・後楽園ホール(2020年8月20日)
○モハメド ヨネvs岡田欣也×

 デビュー25周年となったヨネが快勝だ。

 ヨネは8月18日にデビュー25周年を迎えたばかり。(1995年の藤原組・南足柄市体育センター大会、対アレクサンダー大塚戦でデビュー) この日の後楽園大会では試合前に盟友・丸藤正道からサプライズで花束が贈られ、笑顔で一枚の写真におさまった。

 “25年選手"としての最初の一番は新人・岡田に胸を貸すシングルマッチ。勝ち気な岡田の攻撃を真っ向から受けて立つと、蹴りや場外攻撃で笑顔一転、厳しい“鬼教官"となった。終盤にはネリチャギやブロックバスターホールドで反撃を許したものの、最後は右ハイキック、ラリアット、キン肉バスターとまとめて貫禄勝ち。デビュー25周年を快勝で飾った。

 試合後にはリング四方に深々と頭を下げたヨネ。「考えれば25年、あっという間でしたね。好きなことをね、こうやって続けられてきたのは、ノアのファンの皆さんをはじめ、仲間、スタッフ全員に感謝ですね」としみじみ語った。

 持ち前の明るい人となりで、地道にノア啓蒙活動を続けてきた“縁の下の力持ち"でもある。「みんなチャンピオンになりたい。でも一方でチャンピオンの下には、たくさんの“しかばね"があります。その“しかばね"の一つも俺はチャンピオン同等にすごいと思ってるんで。どっちになっても俺は自分の人生を誇りますよ」と改めて持論を語ったヨネは「だから25周年の区切り、そこからもう一回ね、“しかばね"じゃない方に行ってもいいんじゃないかなという気持ちもあります」と“もうひと花"にも意欲を示していた。


【試合後のヨネ】
――25周年を迎えて?

▼ヨネ「早いね。思うと。やっぱり20代はガムシャラで、30代は迷いに迷って、悩んで、40代にして不惑と言われるけど…考えれば25年、あっという間でしたね。好きなことをね、こうやって続けられてきたのは、ノアのファンの皆さんをはじめ、仲間、スタッフ全員に感謝ですね」

――25年というとベテランの域ともいえるが?

▼ヨネ「やっとベテランの領域に達してくるんじゃないですか? ウチだと小川さんと齋藤さんくらいしかベテランの領域じゃないのかもしれないですけど、やっと中堅からベテランの域に」

――落ち着くことなく?

▼ヨネ「もちろん。常に落ち着いてはいないですよ。できることはあると思うんで。みんなに、できることや役割があるし。みんなチャンピオンになりたい。でも一方でチャンピオンの下には、たくさんの“しかばね"があります。その“しかばね"の一つも俺はチャンピオン同等にすごいと思ってるんで。どっちになっても俺は自分の人生を誇りますよ。だから25周年の区切り、そこからもう一回ね、“しかばね"じゃない方に行ってもいいんじゃないかなという気持ちもあります」

――最初は記念興行も計画していたようだが?

▼ヨネ「そうだねえ。自分で動いていたのもあったけど、やっぱり状況が大きく変わって。東京オリンピックが流れるくらいですから。でも、そういう中でも25周年をこうやって迎えられたっていうのは、感謝ですね。体制変わりましたけど、ファンの皆様あってこそのヨネ、そしてプロレスリング・ノアです。ますますね、今こういう状態ですけど、お客さんと近い団体がノアだと思います。これからも応援のほど、よろしくお願いします」

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