8/23【DDT】珍コンビ・ディーノ&立花が“パンスト兄弟作戦"で6人タッグ王者狩り

『BLACK OUT presents KING OF DDT 2020 FINAL!!』東京・後楽園ホール(2020年8月23日)
○男色ディーノ&立花誠吾vs赤井沙希&坂口征夫×

　“パンスト兄弟"と化したディーノ&立花組が、KO-D6人タッグ王者の坂口からまんまと3カウントを奪った。

　DDTレギュラー参戦をかけた試合で敗れた立花に、ディーノが「私がナビゲートしてやる」と救いの手。この日は6人タッグ王者でもある坂口&赤井の『イラプション』コンビと対決した。

　試合では“パンストをかぶって現れる"という奇策?が意外にも大ハマり。パンストで歪んだ見るも無惨な顔面で、ディーノは“面白ムーブ"を繰り返し、立花はいつものヤンキーボイスを上げると、硬派なはずの坂口は笑ってしまって試合にならない…。

　一方で“パンスト耐性"?があるのか、赤井はクスリとも笑わずに立ち向かったが、笑いが止まらない坂口はコーナーに引っ込んで「お前よく大丈夫だな」。当然ロンリーファイトとなった赤井を、パンスト男ふたりが蹂躙するおぞましい展開が続いた。

　波に乗るディーノと立花は、かぶっているパンストを結んでのダブル“パンスト"クローズラインで坂口にも突っ込んだものの、坂口も回避。ディーノと立花が場内外に分かれたことでパンストが引っ張られ、二人は“通常フェイス"に戻った。

　これでようやく笑いが止まった坂口も、鋭い蹴りを連発して一気に巻き返したが、今度はレフェリーと交錯して松井レフェリーがダウン…。このスキに反撃したディーノがファイト一発やキス攻撃で巻き返したが、レフェリーがダウンしてカウントが入らない。

　すると何を思ったか立花が、レフェリーにパンストをかぶせて“覚醒"を試みる。構わず反撃した坂口と赤井はディーノにサンドイッチ式ランニングローキックを放ったものの、坂口は“パンストレフェリー"と化した松井レフェリーに気づいて再び爆笑…。すかさずディーノがゲイ道クラッチ(外道クラッチ)で笑い転げる坂口を丸め込んで3カウントを奪ってみせた。

　最後は“パンストレフェリー"に腕を掲げられて、ディーノ&立花がまんまと勝ち名乗り。パンスト作戦を奏功させた珍コンビが“KO-D6人タッグ王者から勝った"既成事実を手に入れた。