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8/23【全日本】岩本が1週間後世界ジュニア戦へ田村に注文「今以上の何かを身につけろ」

『2020 SUMMER ACTION SERIES 2』埼玉・イコス上尾(2020年8月23日)
○岩本煌史&ジェイク・リーvs大森隆男&ブラックめんそーれ×

 岩本が1週間後に迫った世界ジュニアV1戦へ向けて挑戦者・田村に「今ある以上の上回れる何かを身につけろ」と注文をつけた。

 7・25後楽園大会で横須賀ススムから世界ジュニア王座を奪還した岩本。試合後、挑戦を表明してきた田村を迎え撃つ8・30後楽園での初防衛戦を1週間後に控える。

 この日はジェイクと組んで大森&めんそーれと対戦。ネックスクリューでめんそーれを攻め込むと、パートナーのジェイクも珍しいフライングボディアタックで援護射撃に出る。大外刈りでめんそーれを叩きつけた岩本は、孤高の芸術こそ不発に終わったものの、丸め込み合戦を回転足折り固めで制して3カウントを奪った。

 世界ジュニアV1戦へ向けた最後の試合で快勝。好調ぶりをみせつけた岩本に死角はない。「なぜこの世界ジュニアのベルトがほしくて、なぜ俺と戦って勝ちたいのか、奪いたいのか? その理由を俺は知りたい」と求めた王者には田村からその気持ちがまだ十分に伝わってきていない。確かに田村はあすなろ杯全勝優勝以来、上昇気流に乗っている感があるが、岩本は「あすなろ杯優勝した勢いは認めるけど、勢い以外、今あるものじゃ絶対勝てないぞ」と通告。「今ある以上の上回れる何かを身につけろ。もうあと1週間しかないぞ。じゃなきゃ程遠いぞ、このベルトは」と注文を付けた。

 王者にはタイトルマッチにふさわしい試合を提供する義務がある。それには挑戦者の奮闘も不可欠。メイン後、田村は王者を呼びつけ、「8月30日、絶対獲ります」と宣言してみせたが、岩本はその言葉に説得力を増すような上積みを求めている。

【ジェイクの話】「皆さん、チャンピオンベルトは今、彼の肩の上だ。そして30日は初防衛戦が待っている。俺は隣で見ていていつも思う。ベルトを持ってから岩本煌史はまた一段と強くなった。それは観てる人も思ってることなんじゃないかな。そして本人もそれは絶対思ってるはずだ。挑戦者・田村男児、勢いあるのは認めるけど、どう攻略する? どう攻略する? チャンピオンの声、俺も聞きたいから、あとはこっちに向けてください」

【岩本の話】「まずブラックめんそーれ、俺は好きだよ。楽しい、ブラックめんそーれと試合するのは。2月のアジアタッグとかもまだ半年前やったばっかなんでね。田村男児、今日が30日のタイトルマッチ前のラスト1試合。どうだろうか、あいつは。いろいろね、聞きたいことはあるんだけど、聞ける場所がないからね。コメント見てれば今ここで言っておこうかな。何でこのベルトがほしいのか? 何で俺とやりたいのか? あすなろ杯優勝しました、流動的に世界ジュニアです。だったらいいよ、くんな。なぜこの世界ジュニアのベルトがほしくて、なぜ俺と戦って勝ちたいのか、奪いたいのか? その理由を俺は知りたい。そんな中途半端なうやむやな気持ちだったら獲れないぞって。甘くないぞって。俺も獲ったの3回目だけど半端じゃねぇぞ。あすなろ杯優勝した勢いは認めるけど、勢い以外、今あるものじゃ絶対勝てないぞ。今あるもの以上、何か増やすじゃなくてもいいんだよ。今ある以上の上回れる何かを身につけろ。もうあと1週間しかないぞ。じゃなきゃ程遠いぞ、このベルトは」

【大森の話】「よく聞け。絶対俺たちはチャンスをつかんで、本気をもって絶対にアジアタッグ名乗りを上げるからよ。それまで今のチャンピオン、ベルトしっかり持っとけよ」

【めんそーれの話】「根拠がなくたってな、俺たちはいってやるんだ。シャー!」

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