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8/24【全日本】元W-1本田がトライアウト合格で全日本参戦へ 大森が9月からの試合出場を約束

 本田竜輝が24日、神奈川・横浜市の全日本道場でトライアウトを受け、これに合格。試験官を務めた大森隆男が「9月から全日本プロレスで試合ができるように会社の方に俺から話しておくから頑張ってくれ」と試合出場を約束し、本田の全日本参戦が決まった。

 元WRESTLE-1の本田は8・15後楽園大会に来場し、練習中だった大森に全日本参戦を直訴。「せっかく今日来てもらったけど、急にイエスかノーかなんて返事できないからさ。今度、改めて道場で練習みてやるから」との返答をもらい、この日、全日本道場でのトライアウトが実現することになった。

 トライアウト開始に先立ち、大森が「今日の本田選手のトライアウトのことに関しては、全日本プロレスからこの俺が一任されてるから、しっかり実力を見させてもらいます」と宣言。本田も「全力で取り組みます! よろしくお願いします!」と力強く意気込んでトライアウトに臨んだ。

 まず本田に課せられたのは、プッシュアップ、足上げ腹筋、スクワットといった基礎体力テスト。大森から叱咤激励が飛ぶ中、これをこなした本田はブラックめんそ〜れを乗せてのブリッジ、受け身、ロープワークとプロレスの基本的な動きもチェックされた。

 最後にめんそーれを相手に試合形式のスパーリングに臨んだ。大森が厳しい目を光らせる中、Tシャツを脱ぎ捨てて気合十分の本田はバックボーンであるレスリング仕込みのタックルでめんそーれをテイクダウン。バックを取ってグラウンドでコントロールにかかる。リストロックで絞め上げられてもハンマーロックで切り返し、グラウンドヘッドロックに捕まっても、反転してのエビ固めに持ち込んでしっかり対応。めんそーれがショルダータックルを連発しても倒れず、突っ込んできたところをキャッチしてボディスラムで投げてみせた。

 これでトライアウトの全メニューが終了。試験官を務めた大森が出した判定は合格だった。「今日、ひと通り全部見させてもらって、とてもよかったよ」と評価した大森は、「(8月)30日の後楽園大会からセコンドについてくれ。そして9月から全日本プロレスで試合ができるように会社の方に俺から話しておくから頑張ってくれ」と試合出場を約束したうえで激励した。

 晴れて全日本参戦が決まった本田は「はい! 本日はお忙しい中、ありがとうございました!」と感謝。深々と頭を下げると、大森と握手を交わした。本田は180センチ、100キロでヘビー級戦線への参入が期待できそう。また、本田の参戦によって若手勢の刺激となるのも間違いない。新天地で再出発を図る本田がこの秋から全日マットに新風を吹き込むか。

プロ格 情報局