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8/25【STREET FIGHT CLUB/爆破甲子園】大仁田が杉浦軍撃破で電流爆破要求 杉浦軍も受諾、まさかの桜庭投入示唆

『STREET FIGHT CLUB Produced by 爆破甲子園』(2020年8月25日)
ストリートファイト・スクランブルバンクハウス6人タッグデスマッチ ○大仁田厚&宮本裕向&ロッキー川村vs杉浦貴&カズ・ハヤシ&NOSAWA論外×

 邪道・大仁田が杉浦軍とのストリートファイト・スクランブルバンクハウスデスマッチに勝利し、電流爆破を要求。受けて立つ構えをみせた杉浦軍は桜庭和志投入を示唆した。

 大仁田が提唱した新プロジェクト「STREET FIGHT CLUB」がこの日、聖地で始動した。コンセプトは「ストリートファイトの祭典」で、「全世界のストリートファイトに興味のある方、ハードコアに興味のある方、ぜひ挑戦してみてください!」と出場選手を募ったところ、杉浦&論外&カズの杉浦軍が名乗り。邪道は宮本&川村とのトリオで迎え撃った。

 中でも注目は大仁田と杉浦の対決。両者はノア&新潟大花火合同興行となった2014年9・23新潟大会でノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチで対決(大仁田&は矢口壹琅&保坂秀樹vs杉浦&高山善廣&平柳玄藩)し、大仁田組が勝利。翌2015年の超花火4・18高岡大会では有刺鉄線電流爆破バットデスマッチで再戦(大仁田&保坂秀樹vs田中将斗&杉浦※田中&杉浦が勝利)している。

 今回の試合形式はストリートファイト・スクランブルバンクハウスデスマッチ。両陣営が公認凶器持参で戦うものだ。リングにはイス、有刺鉄線バット、ギターといった各種凶器がズラリ。杉浦軍の狙いはやはり大仁田だった。後入場の杉浦に大仁田が革ジャンを投げつけて戦闘開始となると、二人は激しくもみ合って場外戦へ。大仁田がパンチやサミングに出れば、杉浦はフェンスに投げつけて応戦。論外も凶器を大仁田の額に突き刺して流血に追い込んだ。

 大仁田も論外の脳天にイスをフルスイングして逆襲。杉浦が鎮圧にかかってもイス攻撃で返り討ちに。ならばと論外が大仁田をテーブルに投げつけたが、大仁田は得意の机上パイルドライバーで逆転すると、カズを有刺鉄線ボードに投げつけた。

 すると杉浦が有刺鉄線ボード上へのボディスラムを敢行して大仁田の動きを止めた。杉浦軍は論外、杉浦、カズの順で有刺鉄線バット攻撃を見舞って滅多打ち。「かっとばすぞ!」と宣言した杉浦は論外に押さえつけられた大仁田の胸板に有刺鉄線バットをフルスイングして追い込んだ。

 だが、大仁田はカズの有刺鉄線バット攻撃を論外に誤爆させて突破口を開いた。宮本がカズをフロントスープレックスで投げ飛ばし、川村が杉浦にフライングクロスチョップを放つ好フォローに出ると、杉浦をダブルブレーンバスターでイスの山に叩きつけた。さらに川村がジャンピングフィストドロップを投下して杉浦を場外転落に追い込んだ。

 これで流れは大仁田軍に傾いた。大仁田はテーブルを論外、カズ、杉浦と次々に振り下ろす大立ち回り。仁王立ちする論外をなおもテーブルの破片で殴打すると、サンダーファイアーパワーボムを爆発させた。論外が意地で肩を上げると、カズと杉浦が飛び込んだが、宮本がハンドスプリングオーバーヘッドキック、川村が左ストレートでそれぞれ迎撃した。

 すると杉浦はイス攻撃で川村を蹴散らし、大仁田の脳天にもイスを振り下ろす。さらに論外がギターで殴打したが、宮本がダイビングエルボードロップで杉浦をテーブル葬。孤立した論外はリング中央にイスをかき集めてから仁王立ち。大仁田が何度もイスで殴りつけても倒れない。大仁田が再びサンダーファイアーパワーボムで叩きつけると、それでも論外は立ち上がったが、大仁田はイス攻撃4連打でダメ押ししてようやく3カウントを奪った。

 大仁田軍が杉浦軍を下し、「STREET FIGHT CLUB」第1弾大会を勝利で飾った。試合後、邪道は「すいません。練習量が足りなくてアバラが折れたみたいです。僕でも痛いです」と告白。コロナ禍にあって「水は使っちゃいけない、毒霧は使っちゃいけない、お客さんに触れちゃいけない、PCR検査しました」と制限の多い状況に悔しさをにじませながらも、「杉浦、論外、カズ、オイ! お前ら今度は何と言われようと、何と言われようと、何と言われようと、電流爆破のリングに上がれ!」と邪道の神髄といえる電流爆破による再戦を要求した。

 これに杉浦軍も呼応した。「杉浦軍と大仁田軍でやってやるよ」と抗争継続を宣言した杉浦は「邪道にまみれるよ、もう。ここまでいったら」と苦笑しながらも対大仁田に本腰を入れる構え。論外が「電流爆破で。場所は問わない。スケジュールが合えばいつでもいきますよ」と宣言し、これにカズも呼応すると、杉浦は「どうせなら邪道に巻き込もう」と杉浦軍のメンバーである桜庭の投入も示唆した。これを受けて論外も「大仁田厚が本気でやるんだったら桜庭和志も責任をもって我々が電流爆破に上げてやる。リップサービスじゃねぇぞ」と言い切った。

 大仁田軍と杉浦軍の抗争はこの日の一戦が端緒となって本格開戦へ。舞台を電流爆破のリングに移しての再戦が実現することになりそうだ。

【試合後の大仁田&宮本&川村】
▼大仁田「俺は宮本選手みたいな選手が出てきて幸せだなと思います。デスマッチもできて、オールマイティーに試合ができて。宮本選手みたいな選手が出来上がったのは本当に喜ばしいです。俺、レオン・スピンクスともやったんですけど、こうやってボクサーの選手がストリートファイトをやってくれるっていうのは素晴らしいことだなと。敵を褒めるわけじゃないですけど、俺はハッキリ言って論外選手、杉浦選手、カズ選手。ストリートファイトに上がってくれてありがとう。その代わり、たぶんアバラが折れてると思うんです。アバラが折れた! アバラが折れた! アバラが折れた! この借りは絶対に返す! オイ次は、次は俺の得意の、誰が何と言おうと、誰が何と言おうと、誰が何と言おうと、オイ! 杉浦! 論外! カズ! 俺たち3人で電流爆破やるから上がってこいや!!」

▼宮本「ホントですか。でも電流爆破、一生に一度しかないと思うんですけど、電流爆破できるなんて最高ですね。杉浦さんが何て言うかわからないけど、見たいですね僕は」

▼大仁田「みたいって、やるんだよ」

▼宮本「やってください、ぜひ」

▼川村「オーニタサン、ミー・ワン・モア・マッチ! OK!?」

▼大仁田「何言ってるかよくわからない」

▼川村「カモン!」

▼宮本「たぶん電流爆破呼んでくれって言ってるんじゃないですか。やりたいって」

▼大仁田「どこの人?」

▼宮本「パンクラスの」

▼大仁田「いや、だけど今、ビザできないし。どこから来たの?」

▼宮本「アメリカですかね」

▼大仁田「アメリカ?」

▼川村「千葉デルフィア!」

▼宮本「千葉デルフィアって言ってますね。どこですか?」

▼川村「千葉デルフィア!」

▼宮本「たぶん日本ですね」

▼大仁田「舐めてんの?」

▼宮本「ちょっと!」

▼大仁田「ちょっと悲しいことがありまして、僕がラオスから連れてきたコーヒーの焙煎所で働いていたメカニックを改造してですね、メカパンディータ、初戦から負けました。もう一回、佐賀の神崎に連れ帰って、もう一回、焙煎所でイチから叩き直してやろうかなと」

▼宮本「お願いします、ぜひ」

▼大仁田「ダメですね。豆の選別の仕方から。ちょっと甘かったです。もうちょっとビシバシいくべきだよ。悪いけど、パワハラと言われても竹刀もつからね今度。竹刀もってビシバシ叩くから。やっぱりレスラーはそれぐらいじゃないとダメだよね」

▼宮本「そうです」

▼大仁田「叩かれた?」

▼宮本「もちろん」

▼大仁田「そうでしょ?」

▼宮本「マンモス佐々木選手に」

▼大仁田「叩かれた?」

▼川村「イエス!」

▼大仁田「日本語わかるんだ。叩かれた?」

▼川村「イエス!」

▼大仁田「まずいんじゃないの?」

▼宮本「厳しい団体だったと思うんで」

▼大仁田「どこの団体?」

▼川村「パンクラス!」

▼大仁田「これ国際問題になるよ。千葉デルフィアでしょ? 千葉デルフィアね(苦笑) まぁ、次いつになるかわかりませんが電流爆破、杉浦、論外、カズ、逃げんなよ。あいつら、どこの団体?」

▼宮本「ノアです」

▼大仁田「ノアだけど、もう一つ新しい団体できたでしょ?」

▼宮本「リゼット…」

▼大仁田「リーゼント?」

▼宮本「リデットっていう」

▼大仁田「リゼットね。リゼットどう? 潰れず存続すると思う?」

▼宮本「まだこれから興行やりますんで」

▼大仁田「どう? ホント、シビアにいった方がいいよ」

▼宮本「どうですかね。田村潔司さんとか…」

▼大仁田「何でそうやってオブラートに包んだように批判しないの? ダメならダメって言った方がいいよ」

▼宮本「でも、先輩と若い子の差があるんで、その間にどういう選手が出るのかなというのは気になりますね。大御所と若手しかいないんで」

▼大仁田「どう思う?」

▼川村「アイ・ドント・ノウ」

▼大仁田「こいつ、いったい何なんだよ。だけど潰れるなら潰れるって言った方がいいよ」

▼宮本「いやいや」

▼大仁田「だってこんな時代に普通やんないよ。俺やらないもん絶対。高級なところなんかいかないもん」

▼宮本「コロナが収束しないことには」

▼大仁田「このコロナが収束しないと、やっぱりどっか潰れるでしょ。どこが先に潰れると思う? どこですか? 宮本さん的にはどこなんですか?」

▼宮本「そうですね、ZERO1はどうなんですかね」

▼大仁田「ZERO1? 新オーナー」

▼宮本「そうですね」

▼大仁田「ZERO1危ない?」

▼宮本「大日本もそういうスポンサーいないですからね。でも僕は全部続くと思います。今まで何十年間も続けてきて」

▼大仁田「何で試合の時は怖いのに、そんな優しいの? 全団体渡り歩いてるから?」

▼宮本「違います。仕事減っちゃうんで」

▼大仁田「仕事減っちゃう?(笑) 杉浦選手とか論外選手、俺ら痛めつけたから、受けるかな電流爆破」

▼宮本「受けると思いますよ。杉浦選手がこうやってた(人差し指を立てて)んで」

▼大仁田「やるって? あ、そう。そしたら電流爆破10本用意しようか。悪いけど、この間、クロちゃんがいみじくも爆破ロケットは失敗だと言ったけど、今回はそうはいかない。ロケット2本用意するから。ロケット2本だと完璧に。すいません、27日は4対3、あっち側にクロちゃんを入れてください。試合に出る! 出す! だって引退かけてんだよ。出ろよってお前。withクロちゃんじゃなくてハンディキャップ4対3。クロちゃん出場。ということで二つ決まりましたんで。決定ということで。僕も引退かけてますので。ちゃんと僕は言いましたよ。悪いことしてでも、這ってでも出ていくって。(8・29)川崎球場に。いいでしょ、マスコミの皆さん、4対3決定です」



【試合後の杉浦&論外&カズ】
▼論外「どうでした?」

▼カズ「やばいって。凄ぇ刺激」

▼論外「個人的なことを言えば、久しぶりに、1年ぶりぐらいに大仁田厚と殴り合いしてる感じがするんだけど、今日は違った一面で、杉浦軍ということで。杉浦貴が俺が来る前のノアで大仁田厚と電流爆破をやったっていうのを聞いて、今回ラブコールがあったんで、そのへんは」

▼杉浦「杉浦軍でいきたいね」

▼論外「いきたいですね。杉浦軍と大仁田厚やって面白いと思う?」

▼杉浦「あいつ、ようやく俺の名前覚えたよ。何年か前に電流爆破もやったし、バットもやってんだよ。結構やってんのにあいつツイッターで俺の名前、杉山って言いやがった。認知症始まってんじゃないの、あいつ。リングでは杉浦って言って覚えてくれたからいいよ。杉浦軍と大仁田軍でやってやるよ」

▼論外「そうですね。僕は切っても切れない関係なんで、ラスボス巻き込んで(笑)」

▼杉浦「邪道にまみれるよ、もう。ここまでいったら(苦笑)」

▼論外「今日決め台詞いけなくてすいません。いっつもやってるじゃないですか」

▼杉浦「アイム・チョーノね。蝶野じゃないけど(苦笑) 今度、電流爆破で勝って」

▼論外「そうですね。勝って決めてやりたいですね。まぁ、またあいつと遊ぼうかなと。ただ、具合悪そうですね」

▼杉浦「いろんなレジェンドいるけど、楽しそうにやってるよね」

▼論外「電流爆破で。場所は問わない。いつでも。スケジュールが合えばいつでもいきますよ。カズさんもいくでしょ?」

▼カズ「いかないわけないじゃない」

▼論外「電流爆破やらないとWRESTLE-1潰した意味ないよ。そのために会社潰したんでしょ?」

▼カズ「違うわ(苦笑)」

▼杉浦「電流爆破やるならさ、あの人も誘い込む?」

▼論外「誰ですか?」

▼カズ「えぇ!?」

▼杉浦「全く全然違うとこにいるあの人」

▼論外「もしかしてサクさんですか?」

▼杉浦「サク」

▼論外「大仁田厚が本気でやるんだったら桜庭和志も責任をもって我々が電流爆破に上げてやる。リップサービスじゃねぇぞ。今の杉浦軍の力関係わかるだろ。俺とスギさんが言ったらな、サクさんも『うん』しか言えないんだから。桜庭和志も巻き込んでやる」

▼杉浦「巻き込もう。どうせなら邪道に巻き込もう」

▼論外「本気でやりたいですね。やるなら。久しぶりに肩が痛い」

▼杉浦「でも今日アクシス決められたから」

▼論外「あぁアクシス。ちゃんと書いとけよ。俺とスギさんアクシスだから、あれ」

▼杉浦「ギターのあれね」

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