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8/30【NOAH】大原“地元戴冠”ならず…小川&HAYATAがヒザ攻め完遂で盤石V2

『KAWASAKI GO! 2020』神奈川・カルッツかわさき(2020年8月30日)
GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合 ○小川良成&HAYATAvs大原はじめ&小峠篤司×

 地元・川崎での戴冠を狙った大原だったが、パートナーの小峠がヒザ攻めに捕まり、小川&HAYATAが盤石のジュニアタッグ王座V2。大原は3年連続で凱旋大会で結果を残せなかった。

 3年連続でカルッツかわさき大会の開催に尽力してきた大原だったが、過去2年は大きな結果を残せず、悔しい思いをしてきた。今回こそはと捲土重来を期して、ジュニアタッグ王座戦に出陣。小峠とのFULL THROTTLEタッグで小川&HAYATAに挑んだが、王者の牙城は崩せなかった。

 川崎のファンの応援を受けて、得意の連係攻撃で先制したFULL THROTTLE。しかし、HAYATAの低空ドロップキックを皮切りに、STINGERが小峠の左ヒザに集中砲火を浴びせると、流れは完全に王者組へ。小川たちはあらゆる手段を駆使して攻めに攻めた。

 小峠が必死に耐え抜いて、ようやく大原が登場すると、怒とうの巻き返しに転じる。各種バックブリーカーなどでHAYATAを猛追すると、小峠も加勢に加わり、大原の旋回ロックボトム式バックブリーカー、小峠のこうもり吊り落としが連続してさく裂。HAYATAの反撃をうまくしのいだ大原はムイビエンに捕獲すると、決定的な場面に場内は大きな手拍子に包まれた。

 しかし、小川のカットが間に合うと、流れは再びSTINGERへ。ヒザ攻めに苦しみながらも、愚直に勝利を目指した小峠だったが、ムーンサルトプレスは痛恨の自爆に。それでも小峠が小川の一点集中攻撃を耐え抜くと、大原は風車式バックブリーカーで援護射撃し、「リーダー!」とゲキを飛ばす。その声に応えようと、小峠はキルスイッチで逆転勝利を狙うも、HAYATAの低空ドロップキックに被弾すると万事休す。小川は逆片エビ固めに持ち込むと、体を小峠のほうに向け、前方に押し倒すような形の変型逆片エビ固めに移行。エグい拷問技でギブアップを奪いとった。

 大原の地元戴冠は実現せず、STINGERが盤石のジュニアタッグV2。試合後はノーコメントだった小川&HAYATAだが、元RATEL'Sに続いてFULL THROTTLEを返り討ちにし、ノアジュニアでの立場をいっそう盤石にした。

 一方、ベルト獲りを逃した大原は「STINGERはやはり強かった。その牙城を崩し、ノアジュニアの勢力図を変えるのがFULL THROTTLEの使命だと思ってたし、ベルトを獲って抱く自分の目標もあるだけに、今日の敗戦は非常に精神的にキツいものがあるけど…」と悔しさをにじませながらも、「逆に言えば、これがFULL THROTTLEの糧になると思うし、俺自身のまた強くなる糧になると思うから。第4回、第5回とこの地元のカルッツかわさき大会に向けて、リング内外戦うことを諦めないで、足を止めることなく、前を向いて、エンジン全開、フルスロットルで走り抜けます」と気持ちは折れていない様子。「七転び八起き。人間、こういう時が肝心だと思います。だからこそ、今日みたいな辛い日があっても、今日もムイビエン」と視線を前に向けた。

【大原の話】「地元カルッツかわさき大会、3年越しにやっと掴んだタイトルマッチでしたが、勝つことができず、言葉が今は出てこない…。STINGERはやはり強かった。その牙城を崩し、ノアジュニアの勢力図を変えるのがFULL THROTTLEの使命だと思ってたし、ベルトを獲って抱く自分の目標もあるだけに、今日の敗戦は非常に精神的にキツいものがあるけど、逆に言えば、これがFULL THROTTLEの糧になると思うし、俺自身のまた強くなる糧になると思うから。第4回、第5回とこの地元のカルッツかわさき大会に向けて、リング内外戦うことを諦めないで、足を止めることなく、前を向いて、エンジン全開、フルスロットルで走り抜けます。七転び八起き。人間、こういう時が肝心だと思います。だからこそ、今日みたいな辛い日があっても、今日もムイビエン」

※小川&HAYATAはノーコメント

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