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9/11【新日本】「殺してやる」「やってみろ」 G1同門対決へ鈴木とタイチが一触即発

『NEW JAPAN ROAD』東京・後楽園ホール(2020年9月11日)
○タイチ&鈴木みのる&ザック・セイバーJr.&DOUKIvs棚橋弘至&飯伏幸太&マスター・ワト&田口隆祐×

 G1での鈴木軍対決に向けて、鈴木とタイチが一触即発。試合後に「殺してやる」「やってみろ」と怒号をぶつけてにらみ合い、乱闘寸前となった。

 G1開幕が来週に迫り、今宵の鈴木軍と正規軍の8人タッグ戦も前哨戦の様相に。鈴木&タイチと飯伏がAブロックに、ザックと棚橋がBブロックにエントリーしており、その絡みに注目が集まっていた。

 当初、鈴木はタイチの存在を気にせず、飯伏を強く意識していた。試合前からにらみ合うと、奇襲を仕掛け、執ように場外で暴行を加える。試合権のある状態で対峙すると、エルボー合戦で火花を散らした。鈴木の一撃に被弾して腰砕けになり、スリーパーに捕まる場面も見られた飯伏だが、ゴッチ式パイルドライバーはリバースし、右ハイキックをズバリ。だが、続くビンタは相打ちとなり、2人は痛み分けとなった。

 棚橋とザックもG1を見据えた技巧戦を展開。互いにコブラツイストを狙い合うと、スリリングな丸め込み合戦で場内を沸かす。どちらも卍固めに絡め取ると、ザックはドラゴンスクリューで棚橋の動きを止めた。が、棚橋は代わったタイチにドラゴンスクリューを繰り出して意地を見せた。

 終盤になると、鈴木がタイチに仕掛ける。タイチが田口のオーマイ&ガーアンクル(アンクルホールド)に捕まると、鈴木は目の前にいたにもかかわらず、あえてカットに入らなかったのだ。それでも、タイチは自力で窮地を切り抜け、粘る田口をデンジャラスバックドロップからの聖帝十字陵で仕留めた。

 試合後は鈴木とタイチはエキサイト。鈴木軍は同門対決に情けなどかけない主義だけに、首を掴んだ状態でにらみ合いを展開し、互いに「ぶっ殺してやる!」「やってみろ!」と怒号をぶつけ合って乱闘寸前に。どちらも距離を取ったため、事なきを得たものの、場内は大きくどよめいた。

 バックステージでも、鈴木が「タイチもザックも、俺の前にひざまずけ。そして、泣き叫べ。『鈴木様、ごめんなさい』と。オイ、タイチ! ブチ殺してやる」と威嚇すれば、鈴木が去った後に姿を現したタイチも「やってみろよ。『殺す』だ!? やってみろよ。やってみろ、この野郎」と感情むき出しになり、「去年出てよ、イヤなほど思い知ったよ。やりたくねぇんだよ。だけど、メンバー見た瞬間、オイ…らしくねぇけど、出たくなっちまった。気にいらねぇヤツがいっぱいこっちに来やがったから。特に気にいらねぇヤツもいる。やってやるよ、G1 CLIMAX」と本気モードに。両者の対戦の舞台は9・23札幌に決定。同門対決に向けて不穏な空気が漂い始めた。


【鈴木の話】「オイ、なんだ、どいつもこいつも! あぁ!? タイチもザックも、俺の前にひざまずけ。そして、泣き叫べ。『鈴木様、ごめんなさい』と。オイ、タイチ! ブチ殺してやる」

【試合後のタイチ&ザック】
※鈴木が立ち去ったあとに2人で姿を現すと

▼タイチ「やってみろよ。『殺す』だ!? やってみろよ。やってみろ、この野郎。昨日、一昨日までは、出る気なかったよ、まったく。メンバー発表されるまで、やる気ないよ。どうせ疲れるんだ、G1。棚橋と違ってな、俺は年中疲れてんだよ。すぐ疲れるんだよ。去年出てよ、イヤなほど思い知ったよ。やりたくねぇんだよ。だけど、メンバー見た瞬間、オイ…らしくねぇけど、出たくなっちまった。気にいらねぇヤツがいっぱいこっちに来やがったから。特に気にいらねぇヤツもいる。やってやるよ、G1 CLIMAX。やってやるよ。仲良し子良しなんて1人もいねぇ。信頼できるのはザックだけだ。やってやるよ。この俺がやる気出したんだからありがたく思えよ、テメーら、その他大勢。時は来た!…のかもしれない」

▼ザック「聖帝タイチとボスの間に挟まれて気まずいな。俺はどっち側に付くべきだ? 隣にいるタイチか!?」

▼タイチ「ああ、言い忘れた。ザック、決勝で待ってるぞ。ファイナルで待ってる。両国で」

▼ザック「OK」

▼タイチ「最後、ファイナル」

▼ザック「別々のブロックだし、決勝戦までもう会うことはないのか。俺なしで大丈夫か? さみしくなるな。決勝で会おう。飲みにばかり行くなよ」

▼タイチ「決勝で待ってるぞ、ザック!」

※タイチが立ち去る

▼ザック「プロレス界最強のトーナメントなのに、なんで俺の気分は乗ってないんだ? なぜなら今、IWGPの名の付くベルトを巻いてるからだ。でも、このベルトの価値はすっかり下がってしまった。俺がサクッとG1を優勝して、同時にこのタッグベルトの価値をもう1度上げてやるよ。俺のダーリン、タイチと決勝で当たることを願ってる。コロナにタッグにG1と俺の悩みは尽きない」

【DOUKIの話】「オイ、お前ら、見ただろ? 今シリーズ、俺はずっとヘビー級の中で戦ってたんだよ。オイ、それは負けんだろ!? ふざけんなよ。見たか? 今日、(敵チームに)2人ジュニアが入っただけで、圧勝だよ。なんも痛くもかゆくもねぇ、俺は。無傷だよ、オイ。ニュージャパン! 俺をもっとジュニアヘビーとシングル組めよ。俺はジュニアヘビーのヤツらともっとやりてぇんだよ。そうだ! シングルと言えばさ、スーパー・ジュニアどうなったの? 知ってる? スーパー・ジュニアはさ、まだ開催されるんでしょ? 俺はまだ開催されると思ってるけど。俺が1番最初に名乗り出てやるよ。俺が最初の出場者だよ」

【棚橋の話】「短いシリーズでしたけど、いろいろと手応えを感じられて。特に、やっぱり地方大会にね、行けたことはやっぱり大きくて。一歩ずつ、一歩ずつ、この厳しい状況の中で来て、そしてね、新日本プロレスの、とても自信を持って皆さんに見ていただけるG1 CLIMAXが始まりますんで。そこでね、さらに、なんとか明るい光を皆さんに届けられるように。AブロックのAはエースのAだと思ってて。2007年(から13年)ぶりにBブロックになってしまったんで…。でもね、キャッチコピーが今回“Be the one!"でね。これは『Bブロックからトップが出るんじゃないか?』というね、予言!? でもね、俺はもうまた、違う次元で戦っていきます。まあ、ある意味、俺だけ、Cブロック。よし」

【飯伏の話】「鈴木軍、終わったんじゃないですか? なんですか、あれは? 最後? まあ、僕は鈴木みのるとシングルが久々にできて、凄く楽しみですよ。次、やり返しますから。俺、やられてますから、前回(2013年『G1 CLIMAX 23』8月10日・両国国技館)。何年前ですかね? 僕が初めて出たG1ですかね、あれ。抹殺されてるんで。抹殺します」

【試合後のワト、天山】
▼ワト「これから、まだまだ俺の旅は始まったばかりだから。ジュニアのシングルでも、タッグでも、チャンピオンを目指していきます」

▼天山「いこうぜ、ワト。しばらく休みやけど、ジュニアの頂点、目指さなアカン」

▼ワト「目指してやってやります」

▼天山「まあ、タッグは逃したけども、まだシングルもあるし」

▼ワト「でも、タッグも諦めてないんで」

▼天山「OK」

▼ワト「まだまだこれから」

▼天山「俺はいつもそばについて、お前のこと推してるから」

▼ワト「はい」

▼天山「こっからいけよ」

▼ワト「頑張っていきます」

▼天山「OK。よし、ガッチリいこう、マスター」

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