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9/12【新日本】KENTAがコブ無法KOでUS挑戦権利証キープ “赤ブリーフケース”保持者としてG1へ

 『NJPW STRONG』が日本時間12日、配信され、USヘビー挑戦権利証マッチでKENTAがブリーフケース攻撃からのgo 2 sleepでジェフ・コブを返り討ちにし、US王座挑戦権をキープした。

 KENTAが「NEW JAPAN CUP in THE USA」に優勝し、US王座挑戦権利証を獲得。試合後、準決勝でKENTAに敗れているジェフ・コブが再戦を要求し、この日、両者の再戦がUS王座挑戦権をかけて実現した。

 ゴングと同時にKENTAは場外に出たり、リングに戻ったりを繰り返す心理戦を展開。ローキック連打を足がかりに、コブがテーピングを施した左ヒザを狙い撃ち。コブがフロントスープレックスに反撃に出てもKENTAは場外に出て間を取って深入りさせず。再び左足に殴ったり蹴ったりの集中砲火を浴びせ、アキレス腱固めで絞め上げた。

 執ような左足攻めに苦もんしたコブだったが、足を引きずりながらもショートレンジラリアットで反撃を開始。エルボーと逆水平を交互に連発し、串刺しラリアットを叩き込む。KENTAが低空ドロップキックで左ヒザを射抜き、グリーンキラー、串刺しジャンピングフロントハイキック、串刺し低空ドロップキックの波状攻撃に出たが、コブはバックフリップを敢行して譲らない。

 正攻法で試合を支配したKENTAだったが、コブに流れが傾きかけたところで、手段を選ばぬBULLET CLUB流にシフトする。コブをレフェリーに激突させて無法地帯を作ると、イス攻撃を狙う。阻止したコブがアスレチックプレックスで逆襲しても、ローブローでもん絶させたKENTAはツアー・オブ・ジ・アイランドを食らうピンチを迎えても、セコンドのチェーズ・オーエンズがレフェリーを場外に叩き落として3カウントを入れさせない。

 勝機を潰されたコブはラリアットでオーエンズを蹴散らしたものの、KENTAが背後から挑戦権利証が入った赤いブリーフケースで殴打。すかさずランニングローキックで蹴り飛ばし、go 2 sleepをさく裂させると、サブレフェリーが飛び込んで3カウントが入った。

 アメリカ版NJC準決勝の再戦を制したKENTAがUS王座権利証をまんまとキープ。コーナー上で赤のブリーフケースを掲げて勝ち誇ってからバックステージに引き揚げると、「簡単だったよ。いいか、俺が勝つ。俺が次期USヘビー級王者になるんだよ。よく覚えとけ」と豪語した。

 王者ジョン・モクスリーの新日本参戦は未定のままだが、KENTAはすでにG1 CLIMAX参戦のため来日済み。G1覇者にはドーム大会でのIWGPヘビー挑戦権利証入りブリーフケースが送られることも通例となっており、G1では赤のブリーフケース保持者として“もう一つ”の権利証を奪いに行く形となる。

プロ格 情報局