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9/20【新日本】“新生"ジュースが7ヵ月ぶり登場 YOSHI-HASHI撃破で初日

『レックPresents G1 CLIMAX 30』大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)(2020年9月20日)
「G1 CLIMAX 30」Bブロック公式戦 ○ジュース・ロビンソンvsYOSHI-HASHI×

 コスチュームを新しく変え、体重も絞った“新生"ジュースが7ヵ月ぶりに新日本マットに登場。Bブロック開幕戦でYOSHI-HASHIを撃破し、初日を出した。

 4年連続のG1出場となったジュースは、新型コロナの影響を受けて、2・22後楽園以来、約7ヵ月ぶりの来日。アメリカ発の配信番組『NJPW STRONG』も右足負傷で欠場しており、久々の実戦となった。初戦の相手は2年ぶりの出場となったYOSHI-HASHI。8月にキャリア初ベルトとなるNEVER6人タッグ王座戴冠を果たして自信をつけており、ジュースも苦戦を強いられた。

 映画『ブルース・ブラザーズ』をモチーフにしたという新コスチュームで登場したジュース。髪型も変え、体重も7kg絞ってきた。久々の試合に興奮を隠せない様子で、ゴングが鳴ると手拍子を巻き起こし、リングの感触を確かめるようにYOSHI-HASHIとグラウンド戦を繰り広げると、バチーン!と強烈な逆水平を叩き込む。負傷明けと感じさせないスピーディな動きも披露。要所要所で手拍子と足踏みを組み合わせてクイーンの名曲『we will rock you』のリズムを刻み、観客を煽った。

 守勢に回ったYOSHI-HASHIだったが、ヘッドハンターで逆襲。ジュースに負けじと逆水平をぶち込み、バンカーバスターなどで畳みかける。ジュースのナックルパンチ連打も読んで、ここでも逆水平をカウンターで放つ。フルネルソンバスターを皮切りに反撃を許したものの、ランニングパワーボムで鎮圧。ジュースのスピンキックをかいくぐり、カチ上げ式ラリアットを振り抜いた。そして、トラースキック、KUMAGOROSHIからバタフライロックに捕獲して勝機を掴む。

 ジュースはギブアップを拒否して必死に抵抗。バッククラッカーからスワントーンボムの直撃を受けても、ギリギリでキックアウトして粘りを見せる。そして続くカルマをなんとか阻止すると、YOSHI-HASHIのラリアットをガードした直後に、ショートレンジのラリアットをフルスイングでぶち込んで逆襲。勢いを取り戻したジュースはプリンスズスロンで追い討ちをかける。YOSHI-HASHIも丸め込みで反攻したものの、ジュースは右、そして左のナックルパンチを連続発射。棒立ちになったYOSHI-HASHIをパルプフリクションで突き刺して接戦を制した。

 久々の対戦で「俺としたことが。15分もかかったのかよ。半分の時間で終わらせるつもりだったのに。あの野郎の闘魂は大したものだな。身体は小さいけど、闘志は大きいな」とYOSHI-HASHIの実力を改めて感じ取ったジュースは、「絶対に自分が勝つってわかってたし、結果そうなった。でもYOSHI-HASHIにも頑張ってほしい」と激励した。

 次戦の9・24札幌大会では、自身が参加できなかったアメリカ版NEW JAPAN CUPを制したKENTAと激突する。ジュースは映画『スターウォーズ』の名文句を引用し、「遠い昔、はるかかなたの銀河系で…ジュース・ロビンソンとKENTAになる前の2人の男がいた。その時の俺はKENTAに全く歯が立たなかった。でも、時間を経てどうなったか見てみようじゃないか。札幌での一戦が終わるころには、俺の勝ち点は4ポイントになってる」と強気に連勝を予告した。一方、黒星発進となったYOSHI-HASHIは札幌でEVILと対決する。

【ジュースの話】「俺としたことが。15分もかかったのかよ。半分の時間で終わらせるつもりだったのに。あの野郎の闘魂は大したものだな。身体は小さいけど、闘志は大きいな。YOSHI-HASHIをいじるつもりはないけど、あいつはイチバンってくらい優しいヤツなんだよ。俺の周りの優しい人間といえば、地元のファミリーマートの店員かYOSHI-HASHIかのどっちかだろう。でも、2人ともメッチャいいヤツだけど俺には勝てない。とあるファンがこう言ってた。『ジュースにとって厳しい一戦。どっちが勝ってもおかしくないだろう』って。でもそうじゃなかったぞ! 絶対に自分が勝つってわかってたし、結果そうなった。でもYOSHI-HASHIにも頑張ってほしい。残りの公式試合は全部勝ってくれよ。俺もそのつもりだ。次の相手はKENTAか。KENTAサン…遠い昔、はるかかなたの銀河系で…(※スターウォーズの名文句を引用して)ジュース・ロビンソンとKENTAになる前の2人の男がいた。その時の俺はKENTAに全く歯が立たなかった。でも、時間を経てどうなったか見てみようじゃないか。札幌での一戦が終わるころには、俺の勝ち点は4ポイントになってる」

【YOSHI-HASHIの話】「久々にジュースと当たって、まあ、パワーもスピードも全然、俺にないものがあるかもしれない。でもな、スピリッツは絶対負けないからな。今日、負けたかもしれないけど、次は必ず俺が勝ってやるからな。今日、G1、G1 CLIMAX、シングルの大会。でも俺は今日はNEVER6人(タッグ)のベルトを持ってリングに上がった。それはね、普段、(トリオを組んで)NEVER(6人タッグ)のベルトを持ってる相手、後藤さん、石井さん。今は1人の戦い。だから、あのベルトはいらなかったかもしれない。でも俺が今日、リングに(ベルトを)持って上がったのは、あなた方よりも俺が一番輝いてやるぞっていう、その決意だから」

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