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9/22【NOAH】鼓太郎が覇王KOで“最弱挑戦者"認定 「自分の名前に勝ってから来い」

『N-1 VICTORY 2020』東京・後楽園ホール(2020年9月22日)
○鈴木鼓太郎&小川良成&HAYATAvs仁王&タダスケ&覇王×

 GHCジュニア王座の前哨戦で、王者・鼓太郎が覇王をKO。“最弱挑戦者"に認定し、「俺にかかってくる前に、まずお前が自分の名前に勝ってから出直してこい」と通告した。

 覇王は9・13金沢でGHCジュニア王者・鼓太郎にピンフォール勝ち。結果を出して10・11大阪での挑戦を決めた。しかし、最初の前哨戦では王者・鼓太郎が圧倒的な強さを見せつけ、覇王に“最弱挑戦者"の烙印を押した。

 先発した覇王はいきなり鼓太郎と対峙。スピーディな先制争いを制し、トペスイシーダを浴びせて気を吐く。場外戦になると、STINGERの3人を立て続けに鉄柵に叩きつけてみせた。しかし、その後は一方的に攻め込まれる展開に。為す術なくSTINGERに蹂りんされる時間が延々と続いた。なんとか窮地を脱すると、仁王&タダスケのアシストを得て、鼓太郎をトルネードDDTやジャーマンで攻め込む場面もあったが、追い詰めるには至らない。

 余裕の鼓太郎は金沢で3カウントを奪われたトルネードDDTをフェイントにしての首固めもキッチリと防ぎ、ツームストンパイルドライバーでマットに突き刺すと、強烈なローリングエルボーをグサリ。あえてフォールを自ら解くと、意識もうろうとする覇王にデスサイズ(腕を巻きこんでの馬乗り式エルボー)、そしてジャベリン(アッパー式エルボー)をぶち込んで完全KOし、レフェリーストップ勝ちを手にした。

 ピクリとも動かない覇王に対し、マイクを持った鼓太郎は「おい、覇王。クソ弱えな。GHCジュニア、歴代お前が一番弱いぞ」と“最弱挑戦者"に認定。「俺にかかってくる前に、まずお前が自分の名前に勝ってから出直してこい。レスラーやり直せ」と通告した。

 バックステージでは「覇王ってググってみろよ。ググって画像のところをピッと押したら、強そうなのがいっぱい出てくるよ。お前の写真なんか出てこねえよ」と吐き捨てた鼓太郎。その後も「前の団体に送り返すぞ」「大勢の前で恥かきたいんだろうね。ドMだね」「お客さんもあいつが勝つ姿なんてこれっぽっちも考えてないでしょ」と厳しい言葉を続け、ついには「覇王(の挑戦)が先週決まって、こうやって俺にボロボロに負けてるんだから、誰か覇王に突っかかって、『俺に代われ』って言ったっていいじゃん」と他の選手の代替挑戦まで求めていた。

【試合後の鼓太郎】
――強さや違いを見せつけたような勝ち方だったが?

▼鼓太郎「そもそも、俺はやるなんて言ってないからね。まあ、負けたから。負けて決められたら、さすがに文句言えねえけど、今日の結果を見てくれたら明らかじゃない? どこに勝機があるっていうんだよ?」

――最弱だと?

▼鼓太郎「覇王ってググってみろよ。ググって画像のところをピッと押したら、強そうなのがいっぱい出てくるよ。お前の写真なんか出てこねえよ」

――名前負けしていると言っていたが、その状況はより深まっている?

▼鼓太郎「前回の時に名前負けしているって言われたんなら、ちっとは努力してからかかってこいって。前の団体に送り返すぞ。俺、所属じゃないけど」

――タイトルマッチの舞台は10・11大阪。N-1 VICTORYの優勝決定戦が行われる大会だが?

▼鼓太郎「あのデカいほうでしょ? 大勢の前で恥かきたいんだろうね。ドMだね。でも、弱い者いじめはしたくないんだよ。強い者とやって勝つから、価値が上がっていくんであって。これじゃあ、記録の数字が1個伸びるだけで終わっちゃうよね」

――このままだと圧勝するイメージしか浮かばないと?

▼鼓太郎「俺自体浮かんでないし、お客さんもあいつが勝つ姿なんてこれっぽっちも考えてないでしょ。見てみな? あいつの腰にこれ(ベルト)が巻かれていたとしたら、似合うの? 似合わないの? 似合わないでしょ。それだけのものをやってきてないからだよ」

――金剛としてもSTINGERの一強状態を止めたいという気持ちがあると思うが?

▼鼓太郎「止めたいんだったら、止めればいいじゃん? 現時点で止まってないんだから、止めればいいじゃん? いいんだ。だって、覇王(の挑戦)が先週決まって、こうやって俺にボロボロに負けてるんだから、誰か覇王に突っかかって、『俺に代われ』って言ったっていいじゃん」

――むしろそうしてほしい?

▼鼓太郎「それぐらいのベルトじゃないの、これは。順番決まったら、順番通り待っている、そんなお利口さんのベルトなのかね? 俺だったら受けるよ」

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