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9/23【新日本】オスプレイが石井を熱戦撃破で2連勝 鷹木戦へ「ドラゴン退治は俺に任せてくれ」

『レックPresents G1 CLIMAX 30』北海道立総合体育センター 北海きたえーる(札幌)(2020年9月23日)
「G1 CLIMAX 30」Aブロック公式戦 ○ウィル・オスプレイvs石井智宏×

 オスプレイが熱戦となった石井とのCHAOS対決に快勝。9・27神戸大会の鷹木戦へ向けて「ドラゴン退治は俺に任せてくれ」と豪語し、3連勝を見据えた。

 7ヵ月ぶりの来日となったオスプレイは20キロの増量を果たし、ヘビー級戦士に変ぼう。初戦で裕二郎に快勝し、好スタートを切った。対する石井は初戦でNEVER王者・鈴木に敗北。元NEVER王者対決にしてCHAOS対決が2戦目で実現した。

 序盤から目まぐるしい裏の読み合いでしのぎを削ると、ショルダータックルで先手を取った石井が逆水平を連打し、ブレーンバスターで叩きつけるなど主導権を握る。負けじとオスプレイはハンドスプリングオーバーヘッドキックで反撃し、その場飛びシューティングスタープレス、スワンダイブ式エルボーと増量前と変わらぬ華麗な空中殺法で挽回。場外戦になると、フェンスに駆け上がってのオスカッターを敢行して度肝を抜いた。

 ダメージを負った石井は場外カウント19で辛うじて生還。オスプレイはスワンダイブ式ミサイルキックで追い討ちをかけたが、石井は雪崩式ブレーンバスターで叩き落とし、ワンツーエルボー連打で逆襲に出る。オスプレイの延髄斬り、石井のスライディングラリアットなどがことごとく不発に終わる目まぐるしい裏の読み合いはオスプレイがトラースキックで競り勝ったが、オスカッターを回避した石井は強烈なエルボーでオスプレイをねじ伏せ、パワーボム、スライディングラリアット、ジャーマンでたたみかけた。

 オスプレイもラリアットを狙う石井をその場飛びスパニッシュフライで迎撃し、オスカッターでニアフォールに追い込む。ストームブレイカーを食い止めた石井もノーモーション頭突きをぶち込み、スーパーオスカッターも決めさせない。オスプレイがトラースキックで反撃しても、ラリアットで応戦。オスプレイもライガーボムを敢行したが、ストームブレイカーを阻止した石井は、ハイキックを食らっても延髄斬りで応戦し、ラリアットでオスプレイを一回転させた。

 ピンチに陥ったオスプレイだったが、石井が狙った垂直落下式ブレーンバスターを前方回転式スタナー、リバースフランケンシュタイナーでことごとく切り返して突破口を開いた。意地で立ち上がった石井にローリングエルボーをぶち込むと、ストームブレイカーの体勢から真っ逆さまに突き刺す変型パイルドライバーを敢行。3カウント寸前に返した石井の後頭部にランニング低空バックエルボーをぶち込むと、ストームブレイカーを爆発させてようやく3カウントを奪った。

 熱戦となったCHAOS対決はオスプレイに凱歌が上がり、開幕2連勝を飾った。「負けるわけないってわかってた。強い相手であればあるほど、俺は限界を超えられる」との確信通りの快勝で、「俺は自分が世界最高のレスラーだって信じてる。これを見ているみんなだって否定できないはずだ」と豪語。「もう家は2軒持ってるし、車もあるし、ペットの犬もいる。まさにセレブだ」とほしいものを手に入れてきたオスプレイは「次の狙いはG1制覇。そしてトーキョードームのメインで戦うのさ。それで2冠王になってやる。『2冠王のウィル・オスプレイ』、なんていい響きだ」と悦に入りながら青写真を描いた。

 次戦は9・27神戸大会。相手は昨年のスーパージュニア優勝戦を争った鷹木だ。ともにヘビー級に転向しての再戦となる。オスプレイが劇的な優勝を遂げた1年前の激闘は記憶に新しいところだが、オスプレイは「俺はあの頃よりもっと強く、大きくなって進化した。お前も良いレスラーだけど、俺には敵わないんだ」と断言。「コーベはドラゴンゲート出身のあいつにとっては庭みたいなものだよな。そこでお前のみじめな姿をさらしてやるよ」と予告すると、「俺こそが世界最高。俺は頭ひとつ抜けてる。ドラゴン退治は俺に任せてくれ」と豪語してみせた。

 一方、石井はノーコメント。神戸大会で飯伏戦を控え、昨年覇者撃破で逆襲へ向けたのろしを上げたいところだ。

【オスプレイの話】「(ブリティッシュヘビー級のベルトともに、なぜかハンガーも持って引き揚げてくる)座って話していい?(※と言って、腰を落として話し始める) 負けるわけないってわかってた。強い相手であればあるほど、俺は限界を超えられる。もう二度と俺の実力を疑わないでくれ。これからは“GOAT"(GREATEST OF ALL TIME)と呼んでくれよ。“ビリー・ザ・ゴート"だ。俺はブリティッシュヘビー級王者でもあるんだ。忘れないでくれよな。俺は誰が相手でもビビったりしない。俺が最強だって言っても、鼻で笑う人もいるだろう。(※体を横たえて)ル・ポールがこう言ってた。『誰に何を言われても構わない』って。俺は自分が世界最高のレスラーだって信じてる。これを見ているみんなだって否定できないはずだ。(※仰向けになって、ベッドで寝ている格好をして)ホテルに戻って風呂に浸かりながら、次に何が欲しいか考えるとするか。もう家は2軒持ってるし、車もあるし、ペットの犬もいる。まさにセレブだ。(※上半身を起こして立ち上がり、ビデオカメラに顔を近づけて)次の狙いはG1制覇。そしてトーキョードームのメインで戦うのさ。それで2冠王になってやる。『2冠王のウィル・オスプレイ』、なんていい響きだ。G1覇者、ブリティッシュヘビー王者、そして2冠王者。いやあ、最高だ。イシイサン、アリガトゴザイマシタ。シンゴ、次はコーベでお前が相手だ。コーベはドラゴンゲート出身のあいつにとっては庭みたいなものだよな。そこでお前のみじめな姿をさらしてやるよ。そう、1年前のSUPER Jr.の時のようにな。期待されて話題を独り占めにしてたシンゴを決勝で俺が倒した。だから言ってるじゃないか、俺こそが世界最高だって。俺は頭ひとつ抜けてる。ドラゴン退治は俺に任せてくれ。俺はあの頃よりもっと強く、大きくなって進化した。お前も良いレスラーだけど、俺には敵わないんだ」

※石井はノーコメント

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