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9/23【新日本】コブ初白星、鷹木連敗も「こんなもんじゃ終わらねぇ」

『レックPresents G1 CLIMAX 30』北海道立総合体育センター 北海きたえーる(札幌)(2020年9月23日)
「G1 CLIMAX 30」Aブロック公式戦 ○ジェフ・コブvs鷹木信悟×

 コブが2年連続で鷹木を撃破して初白星。鷹木は開幕2連敗となったものの「こんなもんじゃ終わらねぇ」とオスプレイとの3戦目からの巻き返しを誓った。

 NEVER無差別級王座から陥落し、G1での再浮上を狙う鷹木だが、初戦でジェイに敗れ、黒星スタートを余儀なくされた。対するコブも初戦でタイチに敗北。元NEVER王者でもある二人がG1初白星をかけて対決した。両者は昨年も同ブロックで、コブが勝利している。

 ともにゴツい肉体を誇るが、体格に勝るコブが主導権を握った。のっけからエルボー合戦、逆水平合戦を展開し、鷹木がショルダータックルでなぎ倒したが、コブはカウンターのドロップキックですぐさま反撃。フロントスープレックスで豪快に投げ飛ばし、ベアハッグで絞め上げる。耐える鷹木をバックドロップで豪快に叩きつけた。

 鷹木もバックエルボー、ナックルパンチ、ショートレンジ左ラリアットの連続攻撃で挽回。ブレーンバスターで巨体を引っこ抜き、後頭部にショートレンジラリアットを叩き込むと、ロープの反動を利してのバックドロップで投げる。さらに咆哮を上げてから串刺しパンピングボンバーを叩き込んだが、正調パンピング弾はコブがラリアットで相打ちに持ち込んだ。

 ここから意地の攻防に突入していく。コブがエクスプロイダーで投げ飛ばせば、鷹木もすぐさまエクスプロイダーで応戦。ワンツーエルボー連打を浴びせ、コブがナックルパンチを打ち込んでも、ノーモーション頭突きで対抗したが、コブはトラースキック、ラリアットを叩き込んで打撃戦に競り勝つ。鷹木もツアー・オブ・ジ・アイランドを食い止め、熨斗紙で逆襲。パンピングボンバーを叩き込み、コブが2カウントで返しても、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙った。

 阻止したコブはロコモーション式サイドスープレックスで流れを変え、強引に引っこ抜いてのパワーボム、その場飛びムーンサルトの波状攻撃に出た。バーディクト狙いは鷹木がDDTで切り返し、スライディングラリアットを叩き込むとMADE IN JAPANで勝負に出る。コブも3カウント寸前に返してみせ、鷹木が狙ったラスト・オブ・ザ・ドラゴンを阻止。ならばと鷹木はショートレンジパンピングボンバーを連打したが、コブはノーモーション頭突きで徹底抗戦。突っ込む鷹木をロープに飛ばし、その反動を利してのジャーマンで投げ飛ばすと、最後はツアー・オブ・ジ・アイランドを豪快に決めて3カウントを奪った。

 コブが昨年に続いて鷹木を粉砕。2戦目で初白星を挙げた。会心の勝利に「面白いぞ。互いに一歩も引かずぶつかり合う。これぞG1だ。最高だな!」と興奮を隠せないコブの次戦は9・27神戸大会の鈴木戦。「信悟のパンチは強烈だったし効いた。燃えてきたぞ! 残りのAブロック公式戦、全部楽しみだ」とますます高ぶるばかりで、「ツアー・オブ・ジ・アイランドがあれば俺は無敵だ」と自信満々に豪語した。

 一方、鷹木は開幕2連敗で勝ち点なし。「真っ向からいって、真っ向から潰されたんじゃ言い訳できねぇな」と潔く負けを認めたが、「この連敗でかいけど、この前も言ったように、まだ始まったばっかりだ」と気持ちは引かず。「常に背水の陣、崖っぷちか? その方が鷹木信悟らしく、自分らしく戦えるってもんよ」と強気な姿勢を貫いた。

 次戦の相手はオスプレイ。昨年のスーパージュニア優勝戦で敗れた借りを返す時が訪れた。オスプレイはヘビー級戦士に変ぼうを遂げ、鷹木も「体もでかくなって、動きも変わらず、相当パワーアップしてるみたいだな」と進化を認めるところだが、「俺はな、この1年間、しっかりやってきたつもりだ。それを神戸でみせてやる。こんなもんじゃ鷹木信悟、終わらねぇからな」と巻き返しを宣言してみせた。

【コブの話】「よっしゃ! 面白いぞ。互いに一歩も引かずぶつかり合う。これぞG1だ。最高だな! マイク・タイソンの名言を思い出したよ。『誰もが計画を持っている。顔面にパンチを食らうまでは』ってのをな。信悟のパンチは強烈だったし効いた! 燃えてきたぞ! 残りのAブロック公式戦、全部楽しみだ。これで1勝1敗。ツアー・オブ・ジ・アイランドがあれば俺は無敵だ! でもやられた方は、もう2度とこのツアーには戻りたくないだろう」

【鷹木の話】「(※左のアバラあたりを押さえながら、片ヒザを着いて)ハア…。真っ向から行って、真っ向から潰されたんじゃ、なんも言い訳できねぇな。ああ、クソーッ!(※アバラのあたりを押さえたまま、フロアにあぐらをかいて座る) この連敗、デケエよ。デケエよ。デカいけど! この前も言ったように、まだ始まったばっかりだ。『G1 CLIMAX 30』、まだ始まったばかりだ。いいじゃねえの、ええ。常に背水の陣。崖っぷちか? その方が鷹木信悟らしく、自分らしく戦えるってもんよ。次は9・27神戸にて! オスプレイか。あの野郎、体もデカくなって、動きも変わらず、相当パワーアップしてるみたいだな。だが俺はな、この1年間、しっかりやってきたつもりだ。それを神戸で見せてやる。こんなもんじゃ! 鷹木信悟、終わらねえからな」

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