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9/27【DDT】ALL OUTが綱引きマッチで準烈撃破、竹下の勢い加速 秋山が彰人絞殺も

『Who's Gonna TOP? 2020』東京・後楽園ホール(2020年9月27日)
準烈vsALL OUT3対3綱引き戦 ○竹下幸之介&彰人&勝俣瞬馬vs秋山準&大石真翔&渡瀬瑞基×

 ALL OUTが綱引き抽選によるシングル3本勝負で準烈を撃破。竹下は11・3大田区での秋山戦に向けて勢いを加速させた。秋山は彰人絞殺で1勝を挙げたものの、チーム対決では敗れる形となった。

 11・3大田区大会の一騎打ちに向けて、連日前哨戦で対戦している秋山と竹下。その熱は準烈とALL OUTのメンバーにも飛び火し、3対3の綱引き抽選形式によるシングル3番勝負に発展した。大会前に綱引きによって、1本目が大石vs竹下、2本目が秋山vs彰人、3本目が渡瀬vs勝俣となった。

 1本目の大石と竹下は静かな立ち上がりとなったが、大石がヒザ攻めで主導権を握る。ヒザ十字固めなどで何度も絞め上げると、ミサイルキックもヒザにグサリ。反撃も的確に潰していく。一方、防戦一方だった竹下だったが、エルボー合戦からラリアットを振り抜くとアクセル全開に。ブレーンバスターでぶん投げると、ジャーマンは踏ん張られてもしつこくヒザ十字を狙う大石を前方に投げ捨てた。それでも大石はヒザ攻めで猛抵抗。急角度の回転十字固めであわやの場面を作る。しかし、竹下が強引なトルネードボムを繰り出すと、スリーパーに持ち込み、時間切れ5秒前でギブアップを奪い取った。

 2本目は秋山vs彰人。彰人はヒザ攻めで奇襲し、低空ドロップキックを連発して先制した。秋山が反撃に転じても、串刺しニーを自爆させ、ドラゴンスクリューで追い討ちをかける。しかし、秋山はゴライアス・バードイーター狙いを阻止し、続くタックルをヒザ蹴りで迎撃すると、エクスプロイダーで逆転。秋山は髪の毛を鷲づかみにして、ショートレンジのランニングニーを執ように連打し、エクスプロイダーでぶん投げると、フロントネックロックで絞め上げてレフェリーストップ勝ちを手にした。

 1対1のイーブンで迎えた3本目。渡瀬も勝俣もアグレッシブに仕掛けたものの、勝俣が脇腹攻めで先制。トラースキックで足止めすると、各種フットスタンプを投下する。しかし、粘りを見せた渡瀬もエプロンから鉄柵めがけてカーフブランディングを強行。コーナー最上段からの場外ミサイルキックを繰り出し、「秋山だけじゃねえぞ!」と絶叫した。

 リングに戻ると勝俣が反撃。バックドロップを押し潰し、顔面に低空ドロップキックを放つと、ダイビングボディプレスを落としていく。さらに、ビンタ連打で畳みかけるが、渡瀬はジャンピングハイキックから絶叫しつつバックドロップをズバリ。だが、タイガースープレックスを前方に丸め込んだ勝俣は、連続スクールボーイで渡瀬を追い詰めると、最後はバズソーキックで接戦をものにした。

 ALL OUTが2対1で3本勝負に勝利。悔しそうに去っていく準烈に対し、竹下はマイクを持つと、「よっしゃ。これで3対3もしばらく準烈とはええやろ。ALL OUTの完全勝利で勝ち逃げしましょうよ。彰人さんは今日、秋山準には負けましたけど、先日『報道ステーション』に出ているの。報道ステーションに出たら勝ちみたいなもんでしょ。自分で言ってても意味わからないですけど」と強調し、「ここから準烈に勝った勢いで、ALL OUTはますますDDTのトップを狙って盛り上げていきますんで、引き続き応援よろしくお願いします」と満足げにアピールした。

 バックステージでも「ALL OUTの完全勝利やろ。ALL OUTの完全勝利death!」とドラマ『半沢直樹』の大和田取締役を真似てアピールした竹下。「僕は15分から20分を得意としているんで、いつものペースで戦おうとしてしまった節があります。圧勝ですけど、時間はギリギリ。これは認めます」と大石の奮闘は認めたものの、大田区決戦に向けてさらに勢いをつけただけに、「彰人さんがこの間、名古屋で言ってたけど、準烈は秋山準だけ。まさにその通りでしたね」と勝ち誇った。

 一方、秋山は敗れた大石&渡瀬にゲキを飛ばしつつも、大石の戦い方については「今日の攻め手は俺の11月3日の戦いに十分役に立つ。参考になった。ありがとう」と高評価。まだまだ前哨戦ロードは続くが、さらなる仕掛けで竹下をジワリジワリと追い詰めていく構えだ。

【試合後の竹下&彰人&勝俣】
▼竹下「ALL OUTの完全勝利やろ。ALL OUTの完全勝利death!」

▼彰人「竹下、見てなかった? 私も記憶にないんですけど、私がどうやら負けたらしいんですよ。負けてた?」

▼竹下「負けてたけど、ギブアップしてません」

▼彰人「やっぱりしてない。僕が記憶ないだけで、勝ってたという事実はない?」

▼竹下「はい。気絶しただけです。失神しただけです」

▼彰人「ということは、3カウントも取られてないし、ギブアップも取られてない? 実質勝ちだな。勝ちだ、勝ち」

▼竹下「報道ステーションでインタビューされてたんで。僕は9分55秒。ぶっちゃけギリギリでした。というのも、僕は15分から20分を得意としているんで、いつものペースで戦おうとしてしまった節があります。圧勝ですけど、時間はギリギリ。これは認めます。勝俣に関しては渡瀬に圧勝。完全に試合で圧勝。あの場外へのミサイルキックとかあったけど、ああいう飛び道具で戦うしかない、渡瀬は。勝俣に勝てないから。彰人さんがこの間、名古屋で言ってたけど、準烈は秋山準だけ。まさにその通りでしたね」

▼勝俣「ですね」

▼竹下「どうでした? 言わばセミファイナルですよ。シングルの順番で言ったら」

▼勝俣「初めてだね。シングルで」

▼竹下「堂々としたもんだな」

▼勝俣「でも、なんだろうね? 今すぐコメントができないわ。渡瀬に関しては本当にないんだよ、今はもう感じるものが」

▼彰人「今日に関しては勝俣が頑張ってくれたし、竹下は当たり前に頑張ってくれてるし、本当に私が反省します。すいません。完全に秋山準を舐めてましたね。ダメです」

▼勝俣「でも、勝ったんだよね?」

▼竹下「チームとしては勝ってるし」

▼勝俣「俺も勝ったし。お前と俺の差は経験が違うんだと、それを渡瀬に伝えたいよ」

▼竹下「準烈はリモートで言ってたらしいけど、ALL OUTに今日の対抗戦で勝てなかったら、全員坊主にすると言うてたらしいから。秋山準、坊主にしろよ、大田区までに」

▼勝俣「坊主だよ」

▼竹下「岡谷も坊主にしろよ」

▼勝俣「坊主だよ」

▼竹下「試合出てないけど」

▼勝俣「そういうことだよ、渡瀬。一緒にするなよ」


【試合後の秋山&大石&渡瀬】
▼大石「すいませんでした」

▼秋山「負けたな」

▼大石「すいませんでした」

▼秋山「(渡瀬に)秋山準じゃないんだって言うんだったら、勝て、ちゃんと」

▼渡瀬「はい」

▼秋山「これから言うなら言うだけのことしないとダメだよ」

▼大石「はい。ただ、作戦通りではあります」

▼秋山「君の今日の攻め手は俺の11月3日の戦いに十分役に立つ。参考になった。ありがとう。負けはしたけども、あともうちょっと。この前もそうだったけど。あと何秒よ?」

▼大石「5秒でした」

▼秋山「5秒我慢しろよ」

▼大石「すいません」

――前回のコメントの際に3タテできなかったから、坊主にするという話があったが?

▼大石「責任取って、岡谷が坊主にします」

▼秋山「負けて?」

▼大石「自分らが負けたんで、責任取って岡谷が坊主にします」

▼秋山「だから今、俺が急いで坊主にしたじゃないか」

▼大石「本当だ! そういうことだよ」

▼秋山「さっき、ちょっと生えてたのを剃ったんだよ」

▼大石「確かにさっきよりちょっと短い。そういうことで、岡谷と秋山さんが坊主にします。すいませんでした」

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