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9/27【新日本】鈴木2勝目 元五輪戦士コブに“レスリング勝負"も仕掛けて快勝

『レックPresents G1 CLIMAX 30』兵庫・神戸ワールド記念ホール(2020年9月27日)
Aブロック公式戦 ○鈴木みのるvsジェフ・コブ×

 鈴木が五輪出場経験を持つコブに“レスリング勝負"も仕掛けたうえで快勝。G1・2勝目を上げた。

 ともに1勝1敗からの3戦目で対決。のっけから不敵な笑みとともに動いたのが鈴木だった。

 自ら寝転んだ鈴木は、コブをグラウンドに誘い込んでアマチュアレスリングさながらの攻防を展開。コブはレスリングのグアム代表として2004年アテネ五輪に出場した経験を持ち、鈴木も横浜高校レスリング部で国体2位の実績を持つ。

 「ポイントで上回った」仕草をみせて再び笑った鈴木だったが、コブも規格外のパワーで倍返しに出る。鈴木をショルダータックルで吹っ飛ばすと、軽々と担ぎ上げてランニング式の抱え込みバックドロップで叩きつけた。

 その後もカウンターのドロップキックをダイナミックに叩き込み、鈴木のゴッチ式パイルドライバーも軽々とリバースしてラリアットをズバリ。止まらないコブは俵返しで鈴木を人形のように連続して投げつけ、腕を狙われても強引に担ぎ上げてオクラホマスタンピードへ。そしてその場飛びムーンサルトにつなげて、怒とうの猛攻に出た。

 だが、鈴木もコブ必殺のツアー・オブ・ジ・アイランドを踏ん張るや、素早くスリーパーで絡め取る。そして流れるように今度こそのゴッチ式パイルドライバーにつなげて、鮮やかに逆転3カウントを奪ってみせた。

 これで2勝1敗と再び勝ち星先行。「32年もキャリアがある。52歳にもなる。ああなんて凄いんでしょう。そんなヤツが勝ったら、お前ら都合崩れるもんな。ああ? 困るもんな、そんなヤツな。何をお前らの物差しで、お前らの持っている数字で俺を計ってんだよ。俺はこのためだけに生きてんだ! 相手をぶちのめすためだけに生きてんだ! お前とお前の知ってる数と同じにするな。お前の知ってる歴史と同じにするな」と反骨心むき出しに変わらぬ信念を叫んだ。

【鈴木の話】「(記者たちをにらみつけ)なんだ?なんだよ? 勝ったのが悪いかよ。勝ったらお前ら都合が悪いか、鈴木みのるが? 32年もキャリアがある。52歳にもなる。ああなんて凄いんでしょう。そんなヤツが勝ったら、お前ら都合崩れるもんな。ああ?困るもんな、そんなヤツな。何をお前らの物差しで、お前らの持っている数字で俺を計ってんだよ。俺はこのためだけに生きてんだ!相手をぶちのめすためだけに生きてんだ!お前とお前の知ってる数と同じにするな。お前の知ってる歴史と同じにするな。お前の知ってる男だと思うな。俺は鈴木みのるだ。おい、新日本、『G1』、獲るぞ」

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