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10/2【ZERO1】初出場・太嘉文が初戦で大仕事 世界ヘビー王者・田村を118秒殺

『第20回 秋炎の祭典 「火祭り2020」』東京・新宿FACE(2020年10月2日)
「第20回 秋炎の祭典 火祭り2020」Bブロック公式戦 ○太嘉文vs田村ハヤト×

 初出場の太嘉文が世界ヘビー級王者・田村狩り。118秒殺の逆転劇で会心の白星スタートを切った。

 元WRESTLE-1の太嘉文は今夏、天下一ジュニアに出場後、8月にZERO1に入団。秋開催となった火祭りへの初出場を果たした。初戦の相手は現世界ヘビー級王者の田村。太嘉文はいきなり大仕事をやってのけた。

 両者がリングにそろうと、近距離でのにらみ合いからエルボー合戦で幕開け。ショルダータックルで先手を取った田村は見下すような張り手を打ち込み、ボディスラムで叩きつけてから踏みつけフォールに出たりと挑発行為を連発していく。顔面の張り合い、エルボー合戦でも圧倒し、なおもコーナーに追い込んで連打した。

 防戦一方となった太嘉文だが、ワンチャンスを狙っていた。電光石火の飛びつき腕十字で絡みつくと、一意専心(変型羽根折り固め)で捕獲。田村がテーピングを施した右肩と右腕を一気に絞め上げる。田村も世界ヘビー王者の意地で耐え続けたが、最後はギブアップした。

 太嘉文がわずか118秒で世界ヘビー王者から金星を奪取した。会心の好スタートに「なんかおかしなことがあるか? 勝って当然でしょ。俺が勝って、なんかおかしなことあるか? 盛り上がることあるか? 当たり前だ」と豪語し、キャリアの差を強調。「田村ハヤト、順風満帆な道のりの中で、俺がお前に泥を塗ってやったんだ。黒星つけてやったんだ。この意味わかるよな?」と勝ち誇った。

 狙うは言うまでもなく火祭り初出場・初優勝。だが、王者狩りによって世界ヘビーのベルトも視界に入ってきた。太嘉文は「これで終わったわけじゃないから。皆さんもわかるでしょ? 俺があいつに何を言いたいか」と今からベルトをかけての続きを見据えていた。

【太嘉文の話】「なんかおかしなことがあるか? 勝って当然でしょ。俺が勝って、なんかおかしなことあるか? 盛り上がることあるか? 当たり前だ。なんでかわかるか? 1年目と4年目だからだ。俺が言いたいことわかるよな? 田村ハヤト、順風満帆な道のりの中で、俺がお前に泥を塗ってやったんだ。黒星つけてやったんだ。この意味わかるよな? どうですか、ZERO1ファン。すっきりしましたか? ただ、これで終わったわけじゃないから。皆さんもわかるでしょ? 俺があいつに何を言いたいか」

【田村の話】「クソ! 太嘉文、完全に舐めてた。完全に舐めてた。クソ! なんも言葉が出てこねえ。太嘉文! 今日はやられた。火祭りではもう当たんねえけど、火祭り終わったらすぐにでも借り返してやるよ。クソ!」

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