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10/17【新日本】岡倫之改め“グレート-O-カーン"がオカダ襲撃! CHAOS離脱のオスプレイと電撃合体

『レック Presents G1 CLIMAX 30』東京・両国国技館(2020年10月16日)
Aブロック公式戦 ○ウィル・オスプレイvsオカダ・カズチカ×

 岡倫之改め“グレート-O-カーン"が乱入してオカダを襲撃。レインメーカーのG1・Aブロック突破をぶち壊しにすると、CHAOSを離脱したオスプレイと電撃合体した。

 怒とうの4連勝でブロック突破の可能性を残し、両国決戦を迎えたオカダ。最終公式戦の相手は同じくCHAOSに所属するオスプレイだったが、試合はまさかの結末を迎えた。

 序盤は何の予兆もなく、同門対決らしいクリーンファイトが展開された。オスプレイはサスケスペシャルや鉄柱越えトペコンヒーロなどいつもと変わらず華麗な動きを披露。スピーディな先読み合戦で場内を沸かし、オカダがマネークリップを、オスプレイがストームブレイカーを狙うスリリングな攻防が繰り広げられた。

 チャンスを掴んだオカダがマネークリップで仕留めにかかったその時だ。オスプレイのガールフレンドで、日本ではスターダムに参戦しているビー・プレストリーが突然、リングサイドに姿を現し、オスプレイに声援を送り始めると、我慢しきれずにリングイン。浅見レフェリーが抑えに向かうと、そのスキに怪しげな男がリングに乱入した。2018年6月からイギリスへ海外武者修行に出ていた岡倫之ことグレート-O-カーンだ。

 弁髪にヒゲ姿で、怪しげな雰囲気を漂わせるO-カーンは、テーピングでガチガチに固めた右手でオカダの顔面を鷲づかみにすると、アイアンクロースラムをズバリ。不意を突かれてKO寸前になったオカダをオスプレイがストームブレイカーで葬った。

 オスプレイはO-カーンの狼藉に戸惑うどころか、介抱するセコンドを排除し、オカダの後頭部に強烈なバックエルボーを一閃。大の字になったオカダに中指を突き立てると、後頭部を踏みつけて三下り半を突きつけ、O-カーン&プレストリーとともに意気揚々とリングを去っていった。

 まんまとオカダのブロック突破のチャンスを粉砕したオスプレイは「驚いたか? ショックだったか? 俺はもうずっと長いことオカダを倒す準備はできてた。2番目でいる気持ちがお前らに分かるか? 俺はずっとあいつの影に隠れてた。俺が素晴らしい試合をしても、いつだってスポットライトを浴びるのはオカダだった。オカダはブシロードと新日本の顔だ。でも俺だってあいつに全く引けをとってない。今こそ変化の時だ」とレインメーカーに対して溜め込んだ憎悪を吐露。電撃合体したO-カーンを「ここでみんなに改めて紹介させてもらおう。イギリスのレスリングシーンを支配し、凱旋帰国したばかりの無敗の男、ザ・グレート-O-カーン! 2年間ぶりに新日本マットに戻ってきた。さぁ言いたいこと全部言ってくれ」と改めて紹介した。

 O-カーンは言葉少なに「見りゃわかんだろ! 侵略開始だ…」と断言。オスプレイは「ここで正式に言わせてもらおう。俺はもうCHAOSのメンバーじゃない! オカダに尽くすのなんてもうまっぴらゴメンだ!」と慣れ親しんだユニットに別れを告げ、「俺が中心になって新しいユニットを立ち上げる。よく見とけよ。少しずつ、でも確実に俺の帝国を築く。俺たちはスタートを切ったばかり。興味があるレスラーは俺に連絡してくれ」と新たな勢力立ち上げを予告した。

 CHAOSからオスプレイが突然の離脱を果たして、海外武者修行から舞い戻ったO-カーンと電撃合体。風雲急を告げる展開となったが、試合をぶち壊しにされたオカダもこのまま引き下がらないはず。なにはともあれ、オスプレイ&O-カーンの新ユニットが今後の新日本マットで台風の目になることは確実だ。

【試合後のオスプレイ&O-カーン&プレストリー】
▼オスプレイ「驚いたか? ショックだったか? 俺はもうずっと長いことオカダを倒す準備はできてた。2番目でいる気持ちがお前らに分かるか? 俺はずっとあいつの影に隠れてた。俺が素晴らしい試合をしても、いつだってスポットライトを浴びるのはオカダだった。オカダはブシロードと新日本の顔だ。でも俺だってあいつに全く引けをとってない。今こそ変化の時だ。ここでみんなに改めて紹介させてもらおう。イギリスのレスリングシーンを支配し、凱旋帰国したばかりの無敗の男、ザ・グレート-O-カーン! 2年間ぶりに新日本マットに戻ってきた。さぁ言いたいこと全部言ってくれ」

▼O-カーン「見りゃわかんだろ! 侵略開始だ…」

▼オスプレイ「さっきはナイスなサポートありがとな。それからもう一人紹介させてくれ。彼女のことを見たことあるファンも多いだろう。美しいだろう? でも彼女はダンサーじゃないぞ。彼女は外国人選手で唯一、週プロのトップ10女子選手のランキングに入った。過去にはスターダムのタッグ王者だった。俺が『G1』で闘っている間、彼女はスターダムのマットを支配した。ワールド・オブ・スターダムのベルトも手にしたことがある。そして今現在SWA世界王者だ。俺の美しいガールフレンド、ビー・プレストリーだ」

▼プレストリー「素晴らしいご紹介ありがとう。私のボーイフレンド、オスプレイは新日本トップのレスラー。いや正確には世界トップのレスラーよ。そして強い男の後ろには必ず、強い女がいるものよ」

▼オスプレイ「ここで正式に言わせてもらおう。俺はもうCHAOSのメンバーじゃない! オカダに尽くすのなんてもうまっぴらゴメンだ! 俺が中心になって新しいユニットを立ち上げる。よく見とけよ。少しずつ、でも確実に俺の帝国を築く。俺たちはスタートを切ったばかり。興味があるレスラーは俺に連絡してくれ」

※オカダはノーコメント