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10/17【全日本】史上初6人タッグによるGAORA王座戦 ヨシタツがめんそーれ返り討ちでV9も試合順に不満

『2020旗揚げ記念シリーズ』開幕戦 エディオンアリーナ大阪・第2競技場(2020年10月17日)
GAORA TVチャンピオンシップ ○ヨシタツ&岡田佑介&力vs大森隆男&織部克巳&ブラックめんそーれ×

 史上初の6人タッグによって行われたGAORA TV王座戦は王者・ヨシタツがめんそーれを返り討ち。9度目の防衛に成功したものの試合順に不満が残り、「俺がもってる時はこのベルト、もっともっと価値を上げていく」と誓った。

 ヨシタツ・キングダムとワイルドめんそーれが衝突し、この日、GAORA王座をかけて激突することになった。しかも試合は同王座史上初の6人タッグ戦。ルールは「傾奇者のシチリア大戦争in大阪」となった。王者・ヨシタツ、挑戦者・めんそーれをそれぞれ大将としたキャプテンフォールイリミネーションマッチで、オーバーザトップロープルールも採用。勝者チームの大将が王者となるものだ。

 試合は混戦模様に。岡田がオーバー・ザ・トップロープで退場第1号となり、ヨシタツはのっけから劣勢を強いられた。力が大森とエプロンでもみ合うところにフロントハイキックを見舞って二人まとめて場外に蹴落とし、1対2の状況を自ら作ってしまった。

 それでも織部をオーバー・ザ・トップロープに葬ったヨシタツは、めんそーれとの大将対決による一騎打ちに持ち込んだ。トラースキックを食らったヨシタツは、ヨシタツ幻想(ファンタジー)を丸め込みで切り返されて冷や汗をかいたが、カウンターのCBJで逆転。すかさずヨシタツ狂想曲(ラプソディー)をさく裂させて勝利を決めた。

 ヨシタツが総力戦でめんそーれを返り討ちにし、GAORA王座9度目の防衛に成功した。試合後、岡田と力にベルトを掲げさせて勝ち誇ったヨシタツは「これは俺の力で防衛したんじゃない。これはな、ヨシタツ・キングダム全員の力で勝ち取った。初めて俺たち王国で成し遂げたことじゃないか」と強調。「この二人。ホントに成長目覚ましい。これからホントにどんどん全日本の中で強くなっていくよ。今日はその確証を得たね」と岡田と力を称え、ヨシタツ・キングダムのさらなる上昇に好感触をつかんだ。

 だが、一つ不満が残った。この日全7試合が行われた大阪大会で、GAORA王座戦は第3試合にラインナップ。「タイトルマッチが第3試合。ねぇ? じゃあ今日、他にタイトルマッチいくつある? 三冠とこのGAORAだけだよ。それを何で第3試合なんだよ?」と疑問符とともに不満をぶちまけたヨシタツは「悲しいけど、これが会社のGAORA TVチャンピオンシップに対する評価。これが今の現実」と受け止めた。が、王者として味わったこの屈辱を晴らすつもりで、「俺はこの評価を上げていくよ。俺がもってる時はこのベルト、もっともっと価値を上げていく」とGAORA王座の権威向上を誓っていた。

【試合後のヨシタツ&岡田&力】
▼岡田「よっしゃあ!」

▼ヨシタツ「これは俺の力で防衛したんじゃない。これはな、ヨシタツ・キングダム全員の力で勝ち取った。初めて俺たち王国で成し遂げたことじゃないか。素晴らしい、この二人。ホントに成長目覚ましい。これからホントにどんどん全日本の中で強くなっていくよ。今日はその確証を得たね。ただね、一つ。このGAORA、第3試合。タイトルマッチが第3試合。ねぇ? じゃあ今日、他にタイトルマッチいくつある? 三冠とこのGAORAだけだよ。それを何で第3試合なんだよ? 俺はいろんな団体を調べた。メジャーもインディーも。プロレスマスコミとも話した。第3試合でタイトルマッチやるタイトルなんて日本ではこれしか存在しないんだよ。でも悲しいけど、これが会社のGAORA TVチャンピオンシップに対する評価。これが今の現実。俺はこの評価を上げていくよ。俺がもってる時はこのベルト、もっともっと価値を上げていく。それだけは今日宣言させてもらう。悔しい俺は正直。何で第3試合なんだ? えぇ? こんだけお客さんがいて、みんなハッピーになっただろ。もっともっとあとでやったっていいじゃないか。そんな価値のないベルトか? これ持ってて誇っちゃダメなのか? 違うだろ。なぁ? こんな第3試合でタイトルマッチやったらダメだGAORA。もっともっと上でやるよ。どんどん価値上げていくから。なあ、お前ら?」

▼岡田&力「はい!」

▼ヨシタツ「We are ヨシタツ・キングダム。We can do it!」

▼岡田「We can do it!」

▼力「We can do it!」

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