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『レック Presents G1 CLIMAX 30』東京・両国国技館(2020年10月18日)
○ウィル・オスプレイ&グレート-O-カーンvsオカダ・カズチカ&SHO×

　Oカーンが凱旋マッチでオカダを大の字に。オスプレイ率いる新軍団「THE EMPIRE」が快勝で始動した。

　イギリスRPWに遠征していたOカーンが10・17両国大会に電撃登場。CHAOSを脱退したオスプレイと結託し、新ユニット「THE EMPIRE」が結成された。

　Oカーンの狙いはオカダの首。凱旋マッチとなったこの日、オスプレイと組んでタッグ対決に臨んだ。モンゴル人キャラクターらしくモンゴリアンチョップなどでSHOを圧倒したOカーンはいざオカダと対峙すると、バックエルボーやDDTで攻め込まれたが、アトミックドロップ式のフェースバスターで豪快に逆襲。追尾式の串刺し延髄ラリアットも決め、独創的な攻撃を連発した。

　勢いづいたOカーンはオカダをコーナーに乗せてのモンゴリアンチョップで宙吊りにしてストンピングを連打。雄たけびとともに顔面への串刺しスライディングキックを浴びせた。オカダの反撃も二段式フロントハイキックで食い止めると、オスプレイはスワンダイブ式エルボーで続いた。

　その後、オスプレイがドロップキックでオカダの反撃を許し、SHOにロコモーション式ジャーマンなどで攻め立てられたが、セコンドについた恋人で女子プロレスラーのビー・ブレストリーがドラゴンスクリューで援護射撃。すかさずオスプレイが足4の字固めでSHOをギブアップさせ、その横ではO-カーンがオカダをアイアンクロースラムで叩きつけてカットを阻んだ。

　オカダは大の字。Oカーンが凱旋マッチでインパクトを残し、新ユニット「THE EMPIRE」は申し分なしの好スタートを切った。試合後、Oカーンは立ち上がれないオカダの眼前で顔を覆うポーズを決めて挑発。「ひれ伏せ、愚民ども! 余の力が理解できたか?」と勝ち誇り、「オカダ……楽しみだなぁ!」と一騎打ちを見据えた。

【試合後のオスプレイ&Oカーン】
▼オスプレイ「世界最高のレスラーのコメントが欲しいのか? 言っただろ、ビーはただスタイルが良いだけの女じゃない。もちろん彼女のお尻は素晴らしいが……それ以上に危険な女だ。オカダ、ファンに目を向けることもなく、真っ先に俺に飛びかかってきたな。俺と1vs1でやりたくてたまらないのか? まずはグレート-O-カーンが相手になってやる」

▼Oカーン「ひれ伏せ、愚民ども! 余の力が理解できたか? オカダ……楽しみだなぁ!」

▼オスプレイ「グレート-O-カーンをナメてもらっちゃ困る。TVの前で飲んでるみんな、THE EMPIREに乾杯! 高級レストランでステーキとワインでお祝いでもするか?」

▼ビー・プレストリー「ピザでもいい?」

▼オスプレイ「いいよ、ピザにしよう」

※オカダ、SHOはノーコメント