11/27【DDT】KO-D王者・遠藤が開幕2連勝 勝俣のハードコア殺法に苦戦もBブロック単独首位
『D王 GRAND PRIX 2021 in NARIMASU (FREE!)』が27日、東京・成増アクトホールで行われ、KO-D無差別級王者・遠藤哲哉が勝俣瞬馬のハードコア殺法に手を焼きながらも開幕2連勝。序盤ながらBブロック単独首位に立った。
KO-D王者としてD王GPに臨んだ遠藤は11・22後楽園大会における初戦でシングル初対決となった秋山準に快勝。続く2戦目となったこの日、勝俣と対戦した。
スーパーハードコア版のいでたちで登場した勝俣がリングアナのコール直後に背後からイスで殴打。出鼻をくじかれた遠藤は場外戦でもイス、金具で攻め立てられた。ようやくゴングが鳴って戦場がリングに移ると、勝俣が爪で背中をかきむしったり、脱いだシャツで首を絞め上げたりとラフ殺法を連発。ブロック玩具付きバットで一撃されるなど遠藤が守勢に回る時間が続いた。
しのいだ遠藤は雪崩式フェースバスターで逆襲。シューティングスタープレスを両ヒザで迎撃されても、冷静さを失わない遠藤はオーバーヘッドキックをさく裂させ、ゆりかもめ、クロスフェースロック、ゆりかもめと次々に移行して勝俣をコントロール。最後は変型ゆりかもめで絞め上げてギブアップを奪った。
遠藤が開幕2連勝。この日、同ブロックの上野勇希が高尾蒼馬に、大石真翔が樋口和貞にそれぞれ敗れて初黒星を喫したため、まだ序盤ながら遠藤がBブロック単独トップに立った。「順当に2勝目。Bブロック単独1位。後楽園で秋山選手から取った後に言った通り。残り何試合かわかんないけど、すべて俺がいただく。全勝優勝だ」と改めて宣言した遠藤は、勝俣のハードコア殺法に手を焼いたものの、「どんな試合形式でも対応できるのがチャンピオン」と豪語。「(勝俣は)別に変貌しようがしまいが中身が変わってないから何も関係ない。サウナで調子を整えているようじゃ俺には勝てない。サウナは好きだけど、サウナを強要してくるヤツら(サウナ部)が嫌い。それを押し付けてくるヤツらは死ねばいい」と嫌悪感をむき出しに勝俣を見下していた。
