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12/1【NOAH】3WAY制して大原が2代目FULL THROTTLEリーダー就任 「もっと自由に、俺がケツを持つ」

 ノアのジュニアユニット『FULL THROTTLE』の2代目リーダーを決める3WAY戦が行われ、大原はじめが新リーダーに就任した。

 現在は大原、吉岡世起、YO-HEYがメンバーのFULL THROTTLE。かつて同様の3WAY戦を行って小峠篤司がリーダーに就任していたものの、“桃の青春タッグ"再結成に伴って離脱していた。新たにYO-HEYが加入したことで、結束を今一度深めるべく『第2回FULL THROTTLEリーダー決定3WAY戦』がTVマッチ(WRESTLE UNIVERSE配信)で行われることになった。

 オーバー・ザ・トップロープルール採用、勝ち残り形式での3WAY戦。序盤から引っかき回したのはYO-HEYだった。持ち前の“調子の良さ"を発揮して、3WAYならではの裏切りを連発。当然、怒りを買って二人がかりで痛めつけられたものの、次第に大原と吉岡が熱くやり合うと、しれっと戦況を見守る形で再び調子の良さを発揮だ。吉岡がスワンダイブ攻撃を狙ったところで、ドロップキックで場外に弾き出し、まんまと失格に追い込んだ。

 余勢を駆ったYO-HEYは大原にも攻勢。熱い打撃戦…とみせかけてヨーロールでニアフォールまで追い込み、得意の高打点ドロップキックからの顔面Gでのしかかる。肩を上げられても、コーナー最上段からのスーパー顔面Gで仕留めにかかった。

 だが、避けた大原はアルゼンチン式、回転落下式といった豪快なバックブリーカーを連発して一気に逆転。さらには河津落としからのトレスフルール(変型逆片エビ固め)へと移行し、手足の自由を奪われながら拷問地獄にあえいだYO-HEYはギブアップを意思表示するほかなかった。

 かくしてFULL THROTTLEの2代目リーダーは大原に決定。“リーダー風"を吹かせまくった小峠とは打って変わって、大原は「俺がリーダーになったからには、吉岡、YO-HEY、お前たちはもっともっと自由に、エンジン全開でノアジュニアを駆けていけ。俺がリーダーとしてケツを持つ」とマイクで新リーダー像を提示した。

 これにはYO-HEY、吉岡も深く納得。「俺としても吉岡としても文句ないリーダーやと思う」(YO-HEY)、「初代リーダーとは違って、俺とYO-HEYが自由にやっても、後ろでしっかり支えてくれるから。大原さんで間違いないと思います」(吉岡)と口を揃え、収まるところに収まった形となった。“引っ張る型"リーダーから、“支える型"リーダーへ。意外にも初めてノアでユニットを率いることになった大原の“マネジメント手腕”に注目だ。

【試合後の大原&YO-HEY&吉岡】

▼大原「リング上で言った通り、リーダー決定戦で本当に重要だったことは、こうして絆を深めて、お互いを知り、レベルを向上させて、ノアジュニアの中心にもっともっと行って、ベルトも近い将来狙っていって。もっともっとFULL THROTTLEをデカくするための意味が今日は大きかったです。二人の強さは十分わかってますんで、僕がリーダーになることで、もっともっと自由に、ノビノビとやれる環境づくりをしたいと思いますんで。さっきも言ったけど僕は“ケツ持ち"でやっていくんで、二人がもっともっと飛躍してくれれば」

▼YO-HEY「まぁホンマに大原のはじめちゃんがFULL THROTTLEのリーダー? 大いに大賛成やし、試合見てもらっても分かる通り、俺としても吉岡としても文句ないリーダーやと思うから。どんどんどんどんな、FULL THROTTLEで沸かせるためにも頑張っていかなアカンけど、これからリーダーの大原さんがだらしないことしとったら、俺も吉岡も、大原さんを蹴落としてでも這い上がるぐらいの気持ちで、俺ら二人もおるから。3人で高めていこう」

▼吉岡「文句ないですよね。初代リーダーとは違って、俺とYO-HEYが自由にやっても、後ろでしっかり支えてくれるから。大原さんで間違いないと思います」

▼大原「初代の反省があるから、逆に良かったかな。失敗を糧にFULL THROTTLEはさらにエンジン全開でいきましょう! というわけで今日もエンジン全開! ムイ・ビエン!!」

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