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12/12【NOAH】“オリエンテ"改め進祐哉インタビュー 「縁」多きノアジュニアでSTINGERを選んだ理由

 12・6代々木大会でマスクを脱ぎ、ノアジュニアに参戦することになったFREEDOMSの進祐哉。

 HAYATA、吉岡世起と同じルーツを持つ、キャリア17年の36歳。FREEDOMS所属ながらデスマッチとは一線を画してきた。

 マスクマンとしてふらりとノアジュニアに現れ、あっさり鈴木鼓太郎を裏切ってSTINGER入り。気まぐれのように見えてその行動の裏には、あらゆる“線"が交錯していた――。


【進祐哉インタビュー】

――マスクマン(サルバヘ・デ・オリエンテ)としてノアに現れ、鼓太郎を裏切って素顔の進祐哉としてSTINGERに入った

▼進「もともと鈴木鼓太郎さんからお誘いがあってノアに上がることになったんですけど、その時点ではノア内部の軍団抗争の状況については詳しく知らなくて。で、ノアに上がることになったから(繋がりのある)HAYATAに連絡してみたら、どうもHAYATAと(鼓太郎に)イザコザがあるらしい、と。そこで『あ、これは面白そうだな』と思って、ああいう形になりましたね」

――ノアに上がるきっかけを作った鼓太郎を早速裏切ることに迷いはなかった?

▼進「はい。うーん…『戦争だ』とか言ってるみたいですけど、ちょっと交通渋滞で調印式に行けなかったくらいで、ワーワー言わないでくれ、と」

――思い返せば2日前の調印式の段階で不自然に3人が欠席していたが、その時から話はできていたと?

▼進「はい、そうですね」

――HAYATAの先輩にあたるが、改めてHAYATAとの関係性は?

▼進「僕はもともと広島のレッスルゲートでデビューしてるんですが、そこにHAYATAが入ってきて、吉岡世起が入ってきて。時を経て3人別々の団体に行って、自分はFREEDOMSに行くことになったんですけど、タッグパートナーとしてHAYATAを呼んだことがあったんですね。そこでFREEDOMSのタッグベルトを巻いたりして。だからHAYATAは“後輩"というよりは“信頼できるパートナー"という印象が強いです」

――HAYATAの活躍も気になっていた?

▼進「もちろん。すごく実績も残してるんで、やっぱり“後輩"とは見てないですね。いちレスラーとしてリスペクトしてるんで」

――ノアジュニアには吉岡もいる、不思議なことに3人が再び吸い寄せられた

▼進「そうなんですよ。HAYATA、吉岡以外にも、僕がFREEDOMSに上がった時に一番お世話になった先輩がHi69さん…今の仁王選手で。いろいろ縁のある人が多いリングですね」

――その中で小川良成のSTINGERに入った

▼進「小川さんとは一度シングルマッチをやってるんですよ。(※天龍プロジェクト・2015年4・3新宿) 天龍プロジェクトのリングで(ドラゴンJOKERとして)マスクをかぶっている時だったんですが、もうメチャクチャにやられて。やっぱりウワサ通りの凄い人なんだな…って。手も足も出なかったというか。その経験もあるんで…」

――STINGERを選んだと

▼進「はい。そばにいれば(小川から)吸収できるものもたくさんあると思うので。それに想像してみると、HAYATAと組んでも、小川さんと組んでも、どちらと組んでも面白そうだな…と思って」

――ポッと出てきて、パッと裏切ったワケではなく、あらゆる線が絡み合ったと

▼進「そうですね。その中でも特にSTINGERというユニットには縁があるな、と感じたので」

――ノアジュニアはユニット抗争が激しい状況だが、ユニットとしてはどう動いていきたい?

▼進「僕自身、実はユニットみたいなものに属した経験がなくて。ただ、こういう実力者揃いのなかに入って、自分が何か起こせるんじゃないかという自信はありますね。ノアで」

――FREEDOMSに身を置きながら、ハードコアやデスマッチとは距離を置いている印象が強い

▼進「そうですね。FREEDOMSのなかで“純プロレス"だけをやってる選手は自分だけだったので。僕はデスマッチは一切やらないと言っているので、自分をより活かせる舞台というか、“目指せるリング"に来たかなと思っています」

――ほかにノアジュニアで意識する選手は?

▼進「ほぼ全員、試合で絡んだことがあるんですよ、ノアのジュニアの選手って。いろんな団体のリングで。でも、その中で唯一、絡んだことがない選手がいて。『やっと試合できるのか!』ってメチャクチャ思ってる選手が原田大輔」

――今ちょうどGHCジュニアのベルトを巻いている

▼進「はい。そうなんですけど、ベルト関係なく闘ってみたい選手ですね。もちろんベルトも、シングルもタッグもチャンスがあれば狙いに行きます」

――まずは12・19名古屋大会での鼓太郎戦が決まった

▼進「僕も“進祐哉"としての一発目なんで、ここは鼓太郎さんだろうが何だろうが落とせない一戦。向こうは裏切られたワケですから全力で潰しにくると思いますけど、僕も退かないんで、一歩も。壮絶な試合になるんじゃないですかね」

――どう勝ちたい?

▼進「サブミッションが得意なので、ちょっとギブアップさせてやりたいなと。誰も僕のような入り方ができるサブミッションの使い手はいないと思うので。自信持っていこうと思ってます、そこは」

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