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12/27【ハードヒット】和田が「KING of HARD HIT tournament」制覇、盟友・青木さんに優勝を報告

 『ニコプロpresents ハードヒット KING of HARD HIT tournament決勝戦』が27日、東京・新木場1stRINGで行われ、和田拓也が準決勝で松本崇寿、決勝戦で関根“シュレック”秀樹を破って制覇。天国にいる盟友・青木篤志さんに優勝を報告した。

 「KING of HARD HIT tournament」は8・29富士通スタジアム川崎大会で開幕。1回戦4試合が行われ、シュレック"(佐藤光留に勝利)、ランボー川村(阿部諦道に勝利)、和田(飯塚優に勝利)、松本(岡田剛史に勝利)がこの日の準決勝に勝ち進んだ。

 準決勝ではまず和田が松本と対決。ハイレベルな寝技の攻防の末、和田が腕ひしぎ逆十字で制して決勝進出を決めた。シュレックはランボー相手に激しい打撃戦を展開。掌底を打ち合ってダブルダウンとなるなど消耗戦となったが、得意のグラウンドに引き込んだシュレックがフロントネックロックでタップを奪った。

 シュレックと和田の間で争われた決勝戦はメインイベントに組まれた。まずは和田が掌底連打やローキックでけん制。シュレックも掌底で応戦し、タックルも阻止すると得意のジャーマンを狙ったが、和田はコーナーを蹴って食い止めた。シュレックがグラウンドに引き込んでスリーパーを仕掛けても決めさせず。上のポジションを取ると掌底を打ち込み、フロントネックロックで捕らえた。

 だが、グラウンドの攻防を制したシュレックが腕ひしぎ逆十字で捕らえ、和田はたまらずロープエスケープ。掌底連打を浴びせ、フロントネックロックで絡みついたが、極められず。足関節の極め合いで渡り合うと、シュレックのスリーパーに捕まってしまう。和田がスリーパーで応戦しても、シュレックは背負い投げで脱出した。

 活路が見いだせない状況が続いた和田だったが、起死回生の左ハイキックをさく裂。これで動きが鈍ったシュレックにタックルで飛びつくと、アキレス腱固め、ヒールホールドで絞め上げる。さらに掌底の雨を降らせ、再び左ハイキックをさく裂。ローキック連打で切り崩すと、腕ひしぎ逆十字で捕らえて逆転勝利を決めた。

 和田が松本、シュレックを連破して「KING of HARD HIT tournament」に優勝。ハードヒット初のタイトルを手にした和田は試合後、「言葉がないんですけど、ハードヒットに出られてまさか5年後にハードヒットでタイトル獲ると思ってなかったです。これも日々、コツコツやってきた成果が今日、発揮できたかなって思います」と喜びを口にすると、「1個だけ思ってることがあって、どっかの団体の赤いパンツの頑固者、Uを掲げてやってるんだけど、今日出てるメンバーで、お客さんも来ていただいて、ここまでやってこれたのがハードヒットだと思ってます。喧嘩するとかじゃなくて」とアピール。最後に「篤志! ハードヒット一番になったよ! ありがとう! 明日もまた生きるぞ!」と天国にいる盟友・青木篤志さんに優勝を報告した。

【試合後の和田】
――トーナメントに優勝した心境は?

▼和田「自分、ハードヒットにまず出た時に、レギュラーで出るとは思ってなかったし、毎回呼んでいただいて、ここまで結果が出て。自分、今42歳ですけど、幸せな年だったと思います」

――青木さんに優勝を報告していたが?

▼和田「彼が呼んでくれたんで。彼がいないとたぶん自分も頑張ってこれなかったと思うし、ここで勝ててなかったと思うんで。いつも一緒にハードヒットやってきたんで、彼もハードヒット大好きだったから喜んでると思うし。明日報告に行きたいですね」

――リング上で「赤いパンツの頑固者」について触れていたが?

▼和田「僕は白いパンツの頑固者でやっていきますけど。格闘技お前らやってんのか?と。今日のメンバーみたらわかるし、全然、対抗戦とかそんなのは考えてないですけど、ちょっと足りないんじゃないかなと僕個人の判断で思ってることを言っただけです」

――今後の目標は?

▼和田「今後ですか?(苦笑) ちょっと今、来年のことは考えられないです。このトーナメントみんなで作り上げて、自分も結果が出てというのが一番なんで。僕だけじゃなくて選手、スタッフ、ファンのみんなのおかげです」

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