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1/3【全日本】イザナギが北斗撃破でゼウスとアジアタッグV2 入江&UTAMAROとの同門対決に合意

『2021 NEW YEAR WARS〜ReOStaff株式会社 presents〜』東京・後楽園ホール(2021年1月3日)
アジアタッグ選手権試合 ○イザナギ&ゼウスvs土肥こうじ&大森北斗×

 イザナギが北斗との遺恨対決を制し、ゼウスとアジアタッグ2度目の防衛に成功。入江&UTAMAROの挑戦表明を受け、PURPLE HAZE同門対決によるタイトルマッチに合意した。

 土肥&北斗の無法襲撃がきっかけで決まったこの日のアジアタッグ戦。本番を迎えるまで北斗がイザナギ襲撃を繰り返して何度もマスクを引っぺがし、イザナギも逆襲撃で徹底抗戦。「イザナミ」として北斗をPURPLE HAZEに迎え入れる構えを見せれば、北斗もイザナギの「奴隷化」を予告し、両者の遺恨は沸点に達していた。

 両軍のセコンドが介入し合う混戦模様となったが、序盤から両者は感情むき出しに激突。イザナギが串刺しジャンピングハイキック、トラースキックで攻め込めば、北斗は急所蹴りでタイガーススープレックスを阻止。カカト落としを振り下ろした。無想一閃はイザナギが仙人の首固めで切り返したが、セコンドの羆嵐がレフェリーを場外に叩き落として3カウントを入れさせず。挑戦者組へと流れが傾いたかに思われた。

 それでもイザナギはPURPLE HAZEの盟友の援護射撃を受けて立て直した。入江が北斗にキャノンボールをさく裂させ、イザナギもゼウスとのダブルインパクト式ミサイルキックをさく裂。粘る北斗がダイアモンドカッターを連発し、ジャーマンで逆襲しても3カウントを許さず。ローリングエルボーを食らってもハイキック2連発で返り討ちにすると、ジャーマン、タイガーススープレックスでたたみかけて北斗から3カウントを奪った。

 ゼウス&イザナギが苦戦を強いられながらもアジアタッグ王座2度目の防衛に成功した。試合後、イザナギは北斗にイザナミのマスクをかぶせてPURPLE HAZE入りを迫ったものの、急所攻撃で拒否された。それでもイザナギはあきらめるつもりはなく、「あいつはね、1回2回負けたぐらいですぐ音を上げるようなヤツだったら、もともと誘ってないし。今日で終わりじゃないですね。北斗と俺の物語、あいつらと俺たちの物語は始まったばっかり」と勧誘を続ける構えをみせた。

 そして次なる挑戦者が意外なところから現れた。同門の入江&UTAMAROだ。「ここらで、俺たちPURPLE HAZEでそのベルトを懸けてやりませんか? 俺たちPURPLE HAZEにしかできない戦い、やりましょうよ」とのUTAMAROの訴えに、イザナギは「俺はいいんやけど、ゼウスがなんて言うかな。全ての決定権は全知全能の神にある」とパートナーに全権を託した。するとゼウスは観客の支持を確認したうえで、「OK。わかった。じゃあ、やろう。その代わり、このベルトは絶対渡さへん。覚悟しとけや」と受けて立った。

【試合後のゼウス&イザナギ】
▼イザナギ「ハア、ハア、ハア…。なんも言えねえ。でも、気持ち悪い」

▼ゼウス「気持ちいいでしょ?」

▼イザナギ「金的よ。金的いかれたよ、ゼウス」

▼ゼウス「最後、あれはちょっと気持ち悪いですね」

▼イザナギ「まあ、いいっすよ。あいつはね、1回2回負けたぐらいですぐ音を上げるようなヤツだったら、もともと誘ってないし。今日で終わりじゃないですね。北斗と俺の物語、あいつらと俺たちの物語は始まったばっかり。で、ゼウス。次の挑戦者来たね。ついにあいつらが」

▼ゼウス「その相手チームやけれども、正直、個人的には本当は最強タッグで組むはずだった入江選手とやれるというのは凄い楽しみにしてる。もちろんUTAMAROとやれるのは楽しみやけど、入江選手vsゼウス、これ見たいファンは多いんじゃないかなって。必ずいい試合をして、自分らが勝ちます」

▼イザナギ「あいつらとのタイトルマッチ。決まるかも、どこでやるのも会社に任せますけど、それまでに入江君を蹴るっていうちょっと覚悟をつけないと。仲良し子良しでいったら持っていかれると思うんで。さすがに僕はちょっとタッグを…。いつか決まったら、それまでに合わせて、ゼウスさんと2人で。また防衛しよう、ゼウス」

▼ゼウス「そうですね。今年いっぱい防衛しようと思ってるんで。やりましょう」

▼イザナギ「防衛してな。またゼウスも勢いつけて、もう一度三冠なり、世界ジュニアなり」

▼ゼウス「もちろん。今年は三冠必ず獲りにいくんで。もう1回獲りましょう」

▼イザナギ「何があっても俺たち止まらないんで。超気持ち悪い…」

▼ゼウス「超気持ちいい」

▼イザナギ「なんも言えねえ」


【試合後の土肥&北斗】
▼北斗「クソ! 卑怯なヤツらだ。卑怯なヤツらだよ! ああ、ビックリした。介入してんじゃん、介入。なんだよ、誰が途中でキャノンボール打ってきた? あのデケえのか? おかしいだろ? おかしいだろ!? おい、正々堂々やれよ、正々堂々。まだまだアジアタッグの価値は上げられる。俺と土肥さんがあの価値を上げねえと」

▼土肥「俺らが巻いて、アジアタッグの価値をちゃんと上げねえとな。チャンピオンもしっかりしろって。こんな選手権やってたらアジアタッグ選手権は遊びかって。ゼウスが言ったよ。さっき入場口の手前で『もう1回やるかクソガキ』って。俺はしっかり聞いてたぞ。カメラも撮ってたな。もう1回だ、コノヤロー」

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