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1/9【DDT】熱闘もシーマソーマ届かず 樋口&坂口がタッグV1、名古屋で竹下&MAO迎撃へ

『GO TO DDT!vol.1』東京・後楽園ホール(2021年1月9日)
KO-Dタッグ選手権試合 ○坂口征夫&樋口和貞vsCIMA&高尾蒼馬×

 樋口&坂口がシーマソーマを熱戦突破して、タッグ王座初防衛。2・23名古屋で竹下&MAOを迎え撃つことになった。

 昨年の10・25後楽園で上野&吉村組を破り、タッグ王座を戴冠した樋口&坂口。初防衛戦の相手は11・3大田区でHARASHIMA&丸藤を破り、タッグ継続を表明した“シーマソーマ"CIMA&高尾組となった。

 シーマソーマは連係を活かして先制。スピーディなタッチワークを武器に坂口を攻め立てる。CIMAはメキシコ流の関節技で坂口の左ヒザに集中砲火。高尾のカニバサミ→CIMAの延髄ギロチンドロップ→CIMAのキャメルクラッチ→高尾の顔面ドロップキック…と流れるような連続攻撃も決まった。

 しかし、場外戦では樋口が頭突きを連発してシーマソーマをねじ伏せると、流れは王者組に。タッチをもらった樋口は最近の充実ぶりを見せつけるようにパワフルに試合を展開。アトミックドロップ、ラリアットの連続攻撃などで高尾を攻め立てた。高尾のエルボー猛連打を受けると後退するが、CIMAには逆水平を連射。突っ込んできたCIMAの体をキャッチすると、オクラホマスタンピートでマットに叩きつける。体力を回復させた坂口も、うっ憤を爆発させるように、CIMAに鋭い蹴りを連発。飛びつき式の三角絞めで絞め上げると、コーナーにうつぶせで固定し、土手っ腹をヒザ蹴りでカチ上げた。

 シーマーソーマも一歩も引かずに奮起。倒れる坂口の体にダブルブレーンバスターで樋口を叩きつける。あとを受けた高尾はディープインパクトで追撃。打ってこいと手招きする坂口に対して、勝ち気に各種エルボーを乱れ打って腰砕けにした。樋口が急行して巻き返しに出ても、シーマソーマは同時バッククラッカーで鎮圧。坂口にダブルトラースキックがクリーンヒットすると、高尾はジントニックの構えに。樋口はブレーンクローで高尾を引き離しにかかるが、CIMAが上手く立ち回って、坂口の神の右ヒザを樋口に誤爆させる。ここがチャンスと、高尾のシュバインからCIMA、高尾の順にマッドスプラッシュを投下して決定的チャンスを掴んだ。

 しかし、続くジントニックは決まらない。息を吹き返した坂口がスリーパーで絞めに絞める。CIMAがスワンダイブ式のメテオラで強引にカットすると、逆転を狙う高尾がランニングエルボーで勝負に出るも、間一髪で回避した坂口が上手く相手を崩して胴絞めスリーパーに捕獲。ワンチャンスをものして逆転のTKO勝利を挙げた。

 初防衛を果たした樋口&坂口の前に、DDTサウナ部の勝俣が竹下&MAOを強引に引き連れてリングに登場。「坂口さん、樋口君、防衛おめでとうございます。言いたいことがあって来たんですけど…そのタッグのベルトにこの3人で挑戦させてください」と表明した。しかし、坂口は相手にせず。今林APも「3人だったら挑戦できないですね。当然2人です」と拒否する。

 すると、勝俣は「2人だったらいいんですね? じゃあ、竹ちゃんとこのMAOちゃんで挑戦させてください。お願いします」と強引に竹下&MAOを挑戦者にして再アピール。今大会の第3試合でHARASHIMA&納谷に快勝した好チームだが、勝俣にキレた坂口はエルボーでねじ伏せると、「お前、いちいちうるせえよ。竹下&MAO、お前ら2人か。いいよ。俺らは逃げも隠れもしない。いつでもやってやるよ。なあ、樋口? とことんやってやるよ」と対戦を受諾した。

 これを受けて、2・23名古屋のメインで両チームが対戦することが電撃決定。坂口は「竹下、お前ら2人、D王の借りは覚えてるからな。竹下はまあいいや。隣の。おちゃらけてねえでよ。挑戦者だろ? しんどいツラして、死に物狂いでうちらにかかってこい。じゃねえと勝てねえぞ。わかったな?」とMAOをこき下ろし、早くも臨戦態勢を取った。

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