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1/9【DDT】元全日本・岡田がDDT初参戦 遠藤は欠場・秋山に「言い訳できないぐらいに叩き潰してやる」

『GO TO DDT!vol.1』東京・後楽園ホール(2021年1月9日)
○大石真翔&渡瀬瑞基&岡田佑介vs遠藤哲哉&佐々木大輔&島谷常寛×

 元全日本プロレスの岡田がDDT初参戦。初戦でいきなりKO-D無差別級王者・遠藤と対峙した。一方、その遠藤は秋山不在に不快感をあらわにし、「秋山準の名も地に落ちたな。2月14日、言い訳できないぐらいに叩き潰してやる」と予告した。

 岡田は昨年末に全日本プロレスを離脱。DDTの1・3後楽園に姿を現し、高木社長に参戦を直訴して、デビュー4年目の記念日でもある今大会の出場が決定した。当初はアンダーカード出場を予定していたが、秋山が「左膝半月板損傷による関節鏡下半月板切除術」のため欠場したのを受けて急きょ、準烈の大石と渡瀬と組んで、DAMNATIONの遠藤&佐々木&島谷と対戦することに。初戦でKO-D無差別級王者との絡みが実現した。

 岡田は全日時代と同じ黄色と白のコスチュームで登場。気合いの入った面持ちで、いきなり遠藤と対峙する。王者を前にしても気持ちで引かず、ねちっこいグラウンド戦を展開。遠藤が自陣に下がると、「チャンピオンやろ? 来いよ」と挑発し、フロントハイキックをぶち込んだ。呼応した遠藤はエルボーなどでキッチリとやり返す。

 一旦は控えに回った岡田だったが、再びリングに入ると、介入した佐々木&島谷をドロップキックで場外に排除。遠藤にもドロップキックをぶち込んで気を吐く。遠藤のスワンダイブエルボーに被弾すると、動きが止まり、佐々木にフライングラリアットを食らってしまうが、絶叫しながらのランニングエルボーで押し返してみせた。

 最後はパートナーの大石がDAMNATIONの猛攻を受けてピンチを迎えながらも、島谷からフジヤマニーロックで勝利。岡田も相手チームを分断して勝利をアシストした。

 試合後、敗戦以上に秋山不在に怒りをあらわにした遠藤が「おい、雑魚ども。今日サボっているあのジジイに言っておけ。タイトルマッチ1ヶ月前に欠場するなんて、秋山準の名も地に落ちたな。2月14日、言い訳できないぐらいに叩き潰してやるってな」と徹底挑発。すると、その言葉を聞いて岡田が動いた。

 「遠藤選手、ちょっと待ってください。DDTプロレスの皆さん、ありがとうございました」とまずは感謝の言葉を口にした岡田は、「遠藤選手、今ここにいる誰よりも俺は秋山準イズムを持ってるから。お前、タイトルマッチでしょっぱい真似したら、秋山さんが出る前に俺が潰してやるからよ」と大胆にもKO-D王者に宣戦布告。大石も「おい、遠藤。秋山準はな、2月14日、今より、この間より、もっともっと強くなって帰ってくるんだよ。楽しみにしとけよ」と秋山に代わって言い返した。

 DDT初戦を終えた岡田は「秋山さんが欠場して、俺のカードが繰り上がって、秋山さんのところに入ったってところで、ちょっとプレッシャーはあった」と振り返ると、「リング上で言った通り、俺はDDTプロレスのことを正直まだ何もわからない状態。だけど、秋山さんの流れているものは俺が一番理解しているはず。秋山さんがいない間は俺が体現します」と“秋山イズム"を背負って戦うと宣言した。1・28新宿で予定されていた秋山との一騎打ちは中止となってしまったが、まずはDDTマットで自分の立ち位置確立を目指す。

【試合後の大石&渡瀬&岡田】
▼岡田「秋山さんが欠場して、俺のカードが繰り上がって、秋山さんのところに入ったってところで、ちょっとプレッシャーはあったけど。リング上で言った通り、俺はDDTプロレスのことを正直まだ何もわからない状態。だけど、秋山さんの流れているものは俺が一番理解しているはず。秋山さんがいない間は俺が体現します」

▼大石「今日はありがとうございました」

▼岡田「ありがとうございました」

▼大石「ありがとうございました」

▼渡瀬「ありがとうございました。秋山準の血は、長い間付き人してたかもしれないけど、今一番濃く継いでいるのは俺だろ」

▼岡田「ありがとうございました。またお願いします。渡瀬選手、またお願いします」

※岡田が先に去っていくと

▼渡瀬「やる時があれば、別に対角でもいいし。組むことがもうあるのかないのかわからないけど。なんか合わないかもしれない、岡田君とは」

▼大石「そうか。まあでも、秋山準からこの準烈を守っていくのは私だと、先頭で引っ張っていくのは私だと任されていると思っているので。私が準烈のいろんないざこざも押さえつつ、あの人が帰ってくる場所をしっかりと守っていきたいと思います。手術だなんだで悲観しているかもしれねえけど、本当に違うからな。俺も同じ手術やったけど、よりよく動けるために、これから長くプロレスを続けるために、そして、あの遠藤哲哉からKO-Dのベルトを獲るための手術だから。2月14日、楽しみにしとけよ。遠藤哲哉も、お客さんも」

▼渡瀬「もう1つ、準烈は秋山準だけじゃねえぞ」

【試合後の遠藤&佐々木&島谷】
▼島谷「(足を押さえて)ああ! ああ!」

▼遠藤「大丈夫かノブ。お前の太短い足が」

▼佐々木「お前のせいで負けたぞ。おい、チャンプ。なんかいいこと言ってやってくれよ。もうこいつのことは忘れてよ」

▼遠藤「かわいそうだろ? 看板持ちがいなくなっちゃうよ」

▼島谷「これじゃ走れないです」

▼遠藤「秋山準、タイトル1ヶ月前に欠場。これはだいぶデカいニュースなんじゃないのか? プロレスラー秋山準…あの秋山準が欠場。しかも話に聞くところによると、ヒザの手術らしいじゃないか。そんな状態で俺に勝てるわけねえだろ? 言い訳できないぐらいに俺が叩き潰してやるからよ、コノヤロー。大丈夫か、ノブ」

▼佐々木「でも、万全で来てくれたほうがちょうどいいんじゃないのか?」

▼遠藤「まあまあ、1ヶ月で万全のコンディションになるかどうか。万全だったら万全で言い訳できないだろうから。ヒザが痛えから負けましたって」

▼佐々木「本当だよ。なに欠場してんだよ」

▼遠藤「お前が言うなよ。あんた復帰戦でしょ?」

▼佐々木「復帰戦ですよ」

▼遠藤「復帰戦でしょうが。言ってやれよ」

▼佐々木「とうとう帰ってきちまった、この監獄に」

▼遠藤「なんにも触れられてないけど、復帰戦だったよな。日頃の行いが悪いから」

▼佐々木「復帰戦の出来としては最悪だ。こういうのはな、みんな休んだらスゲエ万全に肉体改造してくるんだけど、俺はまだ治ってすらいないかもしれない。ただし、俺はこの欠場中に、プロレスにおける凄い重大なことを見つけた。俺はタイタニックから学んだ。プロレスとはな、ラブとロマンスだ。このリングに足りねえのは、どちらかというとロマンスだな。俺はもう見つけたからな。お前らにもこれから見せてやるからな。お前ら、俺から目を離すなよ」

▼遠藤「おい、パクるなよ、てめえよ。俺のセリフだぞ」

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