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1/10【全日本】有観客三冠再戦へ諏訪魔と芦野が「正々堂々勝負」で合意

『2021 NEW YEAR WARS〜稲垣テント presents 千葉 EXTRA DREAM 25〜』千葉・2AWスクエア(2021年1月10日)
○芦野祥太郎&羆嵐&大森北斗vs諏訪魔&佐藤光留&田村男児×

 唯一の三冠前哨戦は芦野が諏訪魔の眼前で田村を料理。有観客による再戦へ向けて両者は「正々堂々勝負」で合意した。

 1・3後楽園大会で諏訪魔が青柳との激闘を制して三冠王座を防衛。試合後、次期挑戦者に芦野を指名した。両者は昨年6・30TVマッチにおける史上初の無観客での三冠戦で対決しているが、諏訪魔が有観客での再戦を希望。それが1・24後楽園大会で実現することになった。

 この日は最初で最後の前哨戦。諏訪魔が光留&田村、芦野が羆嵐&北斗とそれぞれ組んでの激突となった。先発で対峙した両者はともにバックボーンであるレスリング勝負を展開。芦野が投げを打って先手を取った。

 2度目の激突でも芦野が攻勢。俵返しで引っこ抜き、スライディングエルボースマッシュの波状攻撃からアンクルロックで捕らえる。諏訪魔が蹴り上げて逃れ、ジャーマンを仕掛けても阻止。飛びつきヒザ十字の要領で絡みついてのアンクルロックで絞め上げた。

 耐えた諏訪魔は串刺しラリアットで反撃を開始。フロントスープレックス、ジャーマンで投げまくったが、芦野もすぐさまジャーマンで応戦。本番さながらの激しいせめぎ合いが繰り広げられた。

 最後は芦野が諏訪魔をラリアットで蹴散らしてから、田村をジャーマンからのアンクルロックで料理。最初で最後の前哨戦を制した。試合後、諏訪魔と向き合った芦野は「俺はイチプロレスラーとして、芦野祥太郎として、俺個人であんたに正々堂々、挑戦します」と決意表明。「必ずそのベルトを獲って、全日本プロレスの歴史に名を刻みますから」と宣言した。すると諏訪魔も「正々堂々だ。男と男の真っ向勝負をやろうよ。俺はお前とそういう戦いがしたい。本当に体と体のぶつけ合いだよ。どっちが立っていられるか、勝負しよう」と呼応し、芦野と拳を合わせた。

 両者が有観客による再戦となる三冠戦へ向けて、「正々堂々の真っ向勝負」で合意した。試合後の行動に羆嵐と北斗は不満げだったが、芦野は「もちろんアンファンで俺たちはチームだから、それはわかってるけど、今回はさっきリングでも散々言った取り、男と男、正々堂々、体と体ぶつかって。それで俺は…諏訪魔だぞ、諏訪魔。凄いんだよ。あの人からアンクルロックで、あの人をタップアウトさせるから」と決意は揺るがず。2度目の三冠挑戦へ向けて「ホント今までやってきたプロレス人生かけてるんで。俺は一人で戦いたい」との覚悟を示した。

 一方、諏訪魔は前哨戦を落としたとはいえ、「投げも相変わらずキレあるしさ、ハートもいいし。これは面白いよ。今言った通り正々堂々やるべき相手」と充実感とともに言い切った。「どっちが立っていられるかというのが勝負なんだろうなと思う。当然、投げ合いになるだろうし、またある意味、首の壊し合いみたいな感じ。足首もあるな。どっかやられるな、間違いなく。勝った方もボロボロになるだろうし、負けたらなおさらボロボロになるし。ハイリスクハイリターン」と腹をくくったように前回以上の苦闘も覚悟の上。「男と男の真っ向勝負」へ向けて、「もう出し切りますよ」と宣言してみせた。

 諏訪魔、芦野ともアンファン勢の介入を拒否。7ヵ月ぶりの再戦は1対1の真っ向勝負で雌雄が決せられる。


【試合後の芦野&羆嵐&北斗】
▼芦野「完全な、完璧だ」

▼羆嵐「ちょっと、何これ?(両拳を合わせて) 普段やらないよね?」

▼北斗「似合わないですね」

▼羆嵐「俺にもこんなんやらないのに。何これ?(と再び両拳を合わせる)」

▼芦野「ホント今までやってきたプロレス人生かけてるんで。俺は一人で戦いたいんだよね。それはもちろんアンファンで俺たちはチームだから、それはわかってるけど、今回はさっきリングでも散々言った通り、男と男、正々堂々、体と体ぶつかって。それで俺は…諏訪魔だぞ、諏訪魔。凄いんだよ。あの人からアンクルロックで、あの人をタップアウトさせるから。全日本の歴史に名前を刻みたいんだ、俺は。フリーの俺がな。所属じゃない俺がやるんだよ。そういうことだよ」

▼北斗「ずいぶんカッコいいこと言うじゃないですか。似合ってないですね」

▼羆嵐「(両拳を合わせて)これは違うんじゃない?」

▼芦野「あれは受け答えただけだよ。無視はできねぇだろ。諏訪魔さんからグータッチされたら無視できねぇだろ」

▼羆嵐「まぁまぁまぁ」

※羆嵐と北斗が去ると

▼芦野「こいつらがふてくされるのも気持ちはわかる。でも俺は俺で個人だから。ないんだよ。帰る家もなければ、一人で戦うしかないから。今回は完全に一人で戦うよ俺は。あの諏訪魔さんとね、一人で戦う」


【試合後の諏訪魔】
▼諏訪魔「やっぱし芦野祥太郎と試合するのは面白い。序盤のレスリングで俺ぶん投げられたな。あぁ、疲れる、あいつとやるのは。重心重いしさ、体ぶ厚いし。前やった時より体に厚みが出たような気がするし、張りも出たというかね。組んだ感じ、序盤で一気にスタミナを持っていかれた。投げも相変わらずキレあるしさ、ハートもいいし。これは面白いよ。今言った通り正々堂々やるべき相手だね。またさ、前回もさ、緊急事態宣言の中で無観客やったんだよね。それが今回また同じ状況、緊急事態宣言で、今回はお客さんがいると。この縁は不思議に感じるよね。やっぱし何かこうやるべき相手なんだなって思う。馳さんに誘われてるのも一緒だしさ、レスリングも一緒だし、面白いな。まだまだやり足りない」

――前回以上の戦いができる手応えがあると?

▼諏訪魔「まぁね。どっちが立っていられるかというのが勝負なんだろうなと思う。当然、投げ合いになるだろうし、またある意味、首の壊し合いみたいな感じ。足首もあるな。どっかやられるな、間違いなく。勝った方もボロボロになるだろうし、負けたらなおさらボロボロになるし。ハイリスクハイリターンだな。もう出し切りますよ。面白ぇんだ、あいつは。もうね、今リング上で言った通りなんだけど、正々堂々なんだな。あいつら介入どうのこうのとかある奴らなんだけど、そういうの一切いらない。男と男の勝負をしたいなと思います」

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